咳を止める最も即効性の高い方法は、呼吸器専門ドクターの診察を受けること!

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風邪が原因の咳を最速で止めたいなら、呼吸器専門内科に行くのがベスト!

毎年最低1回は風邪を引いてる私ですが、今年 (2018年) 一発目は3月下旬に引きました。

 

熱自体は数日で収まりましたが、徐々に咳が悪化したので、とりあえず近くの休日急病診療所で咳止めを貰い (4/1、日曜)、様子を見ることになりました。

 

 

しかし2日後 (4/3) の深夜、呼吸困難一歩手前レベルの激しい咳に襲われたので、近くの総合病院の夜間診療に駆け込み、その日の午前に同じ病院で肺のレントゲンを撮り、咳止めとアドエア (咳根治を目指す、自宅用の吸入装置) を処方してもらいました。

 

 

 

「総合病院の内科医が選んだ薬だから、飲んだり吸引してるうちに徐々に咳は収まるだろう!」とその時は楽観視してましたし、実際、来院翌日は少し収まった感じがしました。

 

 

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しかし2日後 (4/5) の深夜、今までで最大級の咳が発生し (もはや発作レベル)、結果的にそれが11時間ほど続きました。

 

咳ってたとえ激しく出ても、1分単位とかに分けると、まったく出てない時間帯 (1分間) も少なからずあるはずですが、私の場合はどの連続1分を考えても、40〜50秒ほど常にゴホゴホしていて、この状態が11時間ほど継続したという地獄ぶりでした。

 

 

「この状況を何とか打破せねば!」と思い、色々ググってみると、咳が止まらないなら、呼吸器専門内科に行くのが良い!という情報を知りました。

 

 

専門分野が呼吸器以外 (消化器とか循環器とか) の内科医の場合、彼らの咳に対する診察や薬のチョイスはどうしても内科の一般論なものに行きつきがちで、個々の (患者の) 咳の改善に直結するピンポイントな診察は受けにくいという理屈です。

 

(たとえ医学のプロでも、自分の専門分野でない診察はなかなか難しいということです)

 

 

総合病院で私を診た内科医の専門分野は不明ですが、咳が酷すぎる事実があったので、その日 (4/5) の朝に呼吸器専門クリニックに行きました。

 

 

まず最初に結論を書くと、専門クリニックを受診して本当に良かったです!

 

あれほど激しく出てた咳が、受診からわずか3日後には6割、1週間後には8割治まり、2週間後にはほぼ出なくなりました。

 

 

あと、クリニックの先生に総合病院の処方薬を見せたところ、「量が間違ってるので、これだと治療効果は少ない!」という指摘を受けました。

 

 

おそらく専門クリニックに行ってなければ、緩和までにより多くの日数を要したはずなので、速攻で行って良かったです。

 

 

少し前置きが長くなりましたが、当記事では呼吸器専門ドクターの咳診察の様子について書いています。

 

(風邪が原因の) 咳が長引いたり、なかなか止まらない人はぜひ参考に!

 

専門ドクターの診察はかなり丁寧で、処方薬もピンポイントだと感じました

咳の種類の判別は、息を大きく吸って吐いてを繰り返し、その最中にドクターが聴診器で呼吸音を聞くことで行なわれます。

 

あと、肺炎の可能性を調べるために、レントゲンを撮ったりもします。

 

 

私が行った専門クリニックの内科医も、診察自体はこのような一般手段でしたが、説明の丁寧さは専門外医師よりも遥かに詳細でした。

 

 

私の行った総合病院の内科医は、

 

「あなたは咳喘息の可能性がある。とりあえず錠剤 (14日分) と吸入 (30日分) で、2週間〜1ヶ月程様子を見て下さい」

 

という簡単な説明で終わりました。

 

 

一方、クリニック内科医は、

 

 

「あなたは咳が出てからまだ1週間ほどしか経ってないので、どのタイプの咳かを予想するのは時期尚早だけど、症状から言って咳喘息だと思われる」

 

 

「咳喘息を放置・悪化させると、統計的に5年以内に3割の人が気管支喘息になってしまう」

 

 

「咳喘息という前提で、喘息を抑える薬30日分+気管支を広げる薬15日分+咳止め7日分+アレルギーを抑える薬5日分+吸入30日分+喘息発生時の吸入薬 (100回分) を出しておきます」

 

 

「10日〜2週間して症状が改善されてなければ、そのタイミングで再来院して下さい」

 

 

「症状が徐々に改善していれば、(すべての薬が切れる直前の) 約4週間後に再来院して下さい」

 

 

「咳喘息だとたとえ症状が緩和していても、3ヶ月〜半年ほど吸入を続けることになるが、吸入の程度 (薬量) は次回の様子を診て判断する」

 

 

というかなり個別・具体的な説明をしてくれました。

 

 

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同じ内科医でも、専門医の方がより多くの咳患者を相手にしてきた経験があるので、両者の説明にこれほど大きな差があるのだと思います。

 

 

あと、専門クリニックに行って一番良かったのは、総合病院で処方されたアドエア (吸入) の薬量が私には不足してると指摘してもらえ、正しい薬量のアドエアを受け取れたことです!

 

 

 

おそらく咳継続者の一定数はアドエアのお世話になるはずなので、少々解説しておきます。

 

私が使ってるアドエア (1日2回吸入) は、1回当たりの吸入薬量により、100ディスカス/ 250ディスカス/ 500ディスカスの3つがあります。

 

(数字が上がるにつれ、吸入薬量も増える)

 

 

総合病院は私に100ディスカスを処方したわけですが、この薬量は主に子ども用で、成人の私が使っても効果は薄いのです。

 

効果の薄い100が出された理由は、そのクリニックの先生が言うには、

 

「その総合病院は100以外は処方できない契約だから」

 

というものでした。

 

 

詳しくは聞き返しませんでしたが、おそらく病院経営的な事情で、その総合病院は250と500の処方はできない雰囲気でした。

 

 

一方、専門クリニックは当然、呼吸器関連の薬のラインナップは幅広く、100/ 250/ 500のどれにも対応し、私の症状に合った250を出してもらえました。嬉

 

 

このように専門医療機関で咳を診てもうらうと、単に説明が丁寧・具体的なだけでなく、薬もよりピンポイントになるのです。

 

 

ちなみに現在 (2018年5月中旬)、咳が出始めた4月初頭から1ヶ月半程経ちました。

 

アドエア吸入はまだ続けてますが、咳はほぼ止まりました。

 

何事もそうですが、トラブル発生時はやはりその道のエキスパートに相談するのがベストだということです!

 

余談:今回の咳治療に要した (初期) 費用総額は何と、、

今回、咳の治療病院が決まるまでに、情けないことにあちこち4回も来院しました。

 

この4回のうち、咳が止まらず焦って行った総合病院の夜間救急と、適切な治療薬をくれた専門クリニックはいいにしても、残り2回 (休日診療所、総合病院の通常外来) はまったく不要でした。

 

 

ということで今後、自分の医療費を無駄に使わないために、この4回に要した自己負担額を計算してみます。

 

  1. 休日診療所:1,830円(現金)
  2. 総合病院(夜間):2,570円(クレジット決済)
  3. 総合病院(通常):1,260円(現金)+薬局:2,570円(クレジット決済)
  4. 呼吸器専門クリニック:1,250円(現金)+薬局:3,970円(クレジット決済)

 

これらを合算し、13,450円もの巨額を使ったことが判明しました。

 

 

また、今回の来院の流れは、4/1(日曜、休日診療所)⇒4/3(深夜、総合病院)⇒4/3(通常、総合病院)⇒4/5(専門クリニック)でした。

 

 

しかし4/1 (日曜) の時点で色々情報収集し、「咳治療=呼吸器専門内科」ということにさっさと気づき、4/2 (月曜) に速攻で専門クリニックに行ってれば、5,220円 (1来院) だけで済んだのです。

 

 

私は健康面では相当な心配性ですが、もう少し早めに情報収集していれば、8千円以上の医療費 (13,450円 ⇒ 5,220円) を削れたわけです。

 

 

なので皆さんは私を反面教師とし、咳が出た際は近くの呼吸器専門施設が空くまで自宅待機し、空いたら直行するようにしましょう!

 

(当記事の内容はあくまで私個人の感想・記憶であり、参考にするしないは自己責任でお願いします)

 

 

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