深夜に咳が激しく出たので、夜間診療(救急)の内科に行ってみた話!
今年 (2018年) 4月のある日の深夜、風邪が原因の咳が呼吸困難に近いレベルまで悪化し、
「オレの呼吸器は医学的に相当悪い状態になってるのでは?」
という一抹の不安と、咳の程度を少しでも緩和したいという思いから、近くの総合病院の夜間診療(救急)に助けを求めました。
といっても、一般的に夜間診療はいきなり来院するのではなく、一旦病院に電話し、電話に出た職員経由で当直医に自分の容体を伝えることから始まります。
もし当直医が緊急性なしと判断すれば、看護師が患者側に、
「とりあえず朝まで待ち、通常時間帯に来てください」
という返答になり、逆に緊急性がありそうなら、
「お待ちしてるので、気を付けて来てください」
という返答になります。
私の時は前者 (緊急性なし) でしたが、ゴホゴホと相当苦しそうに、若干半泣きな感じで看護師に、
「今すぐ診察してほしい!」
と強く要望すると、
「レントゲンなど詳細な検査は通常時間帯じゃないとできないので、仮に今来院したら2度手間になるけど、それでもいいなら来てもらっていいですよ」
と返ってきたので、心配性な私は、
「それでもOKです!今から向かいます」
という2つ返事で、夜中2時頃の大雨が降る中を病院まで車を走らせました。
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夜間診療(救急)の様子
夜間に診察を受ける患者は、通常時間のドアではなく、夜間専用ドアから院内に入ります。
そして夜間受付で病院職員に、既に (来院の旨が) 連絡済であることを伝え、看護師を呼んでもらいました。
5分程すると体温計を携えた看護師が来、体温を測り、更に待つこと約5分、当直医のいる診察室に呼ばれました。
咳って不思議なもので、家では呼吸困難級だったのが、診察を受ける時にはかなり弱まってました。
(とは言え、つい先ほどまで爆発的にゴホゴホしてた事実はしっかり伝えました)
で、私の場合の夜間診療の内容ですが、単に喉の腫れ具合の確認と、心音・呼吸音に変な雑音がないかを聴診器でチェックしただけでした。笑
その当直医の見解は、
「大して喉は腫れてないし、変な雑音もないので、単なる風邪と日にち薬で治る咳ですね」
ということでした。
「咳が酷かったようなので、一応吸入しときますか?」
と聞かれたので、一応やっときました。(吸入:薬を気体・霧状にし、吸いこむこと)
(実際に私が使った吸入器)
吸入は8分程かかりましたが、別にやる必要はなかった気がします。笑
こうして特に治療を受けた感もなく (←その必要性がないから)、私の夜間診療(救急)デビューは静かに終わりました。
結果的に夜間の来院自体は不要でしたが、(来院のために) 家の外に出たことで一時的に咳が緩和し、帰宅後は熟睡できたので、とりあえず良かったです。
(今後、夜中に咳が激しく出ることがあれば、医療費のかかる病院ではなく、外に出てタダで緩和を待つことにします)
夜間診療の料金は恐ろしく割高でした、、
病院で診てもらうと、当然治療費が発生するわけですが、夜間診療を利用すると、領収書の初・再診料の項目が鬼のように高くなります。
一般的に通常時間内の診察だと初・再診料は282点で済みますが、深夜 (主に22時〜6時) だと時間外加算 (480点) も請求され、初・再診料は762点という高さに跳ね上がります。悲
(1点=10円で、保険証があれば3割負担なので、実費的には1点=3円となります)
今回、私の領収書には「初・再診料762点」「投薬79点」「処置17点」の3つ (計858点) が並び、実費は2,570円でした。(858点×3円=2,574円で、1の位は切り捨て)
一方、夜間は我慢し、通常時間にまったく同じ処置を受ければ、378点 (初・再診料282点+投薬79点+処置17点)、つまり1,130円で済んだのです。
(一概に言えませんが、) 夜間は通常の2倍以上も割高なので、もし夜間診療に行くなら、余程体調が悪い場合に限定すべきだと思います!