Yahoo!公金支払いで、各種税金・保険料をカード払いする
毎回確実に徴収される税金ですが、出て行く金額にかかわらず、払いに出向くという手間もかなり面倒くさいものがあります。
なぜなら払うこと自体に完全に乗り気がしないからです!
しかし"Yahoo!公金支払い"というサービスを利用すれば、自宅にいながら24時間いつでも納税をクレジットカードやYahoo!JAPANアカウントに入ってるTポイントで支払えることをご存知でしょうか?
Yahoo!公金支払いってあまり聞き慣れないですが、仕事や家庭等の理由で、納税するためにコンビニやATMに行く時間がない人のために生まれた各種税金・保険料の決済サービス (2007年12月の福井県ふるさと納税からスタート) のことです。
この決済サービスはクレジットカードが使えるので、そのカード付帯のポイントが貯まる一方、サービスを導入してる自治体がまだ少ないなどの改善点も見られます。
ここではYahoo!公金支払いの利用方法とメリット・デメリットについて解説しています。
Yahoo!公金支払いの利用方法
利用方法はメチャクチャ簡単なので、利用方法の概要について少し触れておきます。
まずはYahoo!公金支払いのトップページを開きます。
すると、画面左側に各種税金・保険料の一覧が出てくるので、該当するものを選びます。
ちなみに各種税金・保険料とは以下のものを指します。
自動車税、軽自動車税、固定資産税、住民税、国民健康保険税、介護保険料、後期高齢者医療保険、使用料・利用料、ふるさと網税、水道料金、NHK放送受信料
該当のものを選ぶと、次はお住まいの都道府県や市区町村を選びます。
そしてお手元に納付通知書 (納付番号と確認番号) を準備し、決済手数料と各注意事項を確認し、「手数料・注意事項を確認の上、同意する」にチェックを入れ、手続きを進めていきます。
(Yahoo!公金支払いに未対応の都道府県・市区町村の場合、納付通知書に納付番号と確認番号は記述されていません)
ここからの作業はYahoo!JAPANのアカウントが1つ必要となるので、もしなければ開設しておきましょう。
そしてアカウントにログイン後は、
「納付番号、確認番号を入力」⇒「支払情報を入力」⇒「内容を確認」⇒「手続き完了」
という手順で登録を行ないます。
Yahoo!公金支払いのメリット
24時間いつでも納税を行なえるので、夜間や天気の悪い日など特に納税日和でない日にもネット経由で税を納められることです。
また、クレジットカード決済となるので、納税でもポイントを集められます。
前述した通り税金は多岐にわたるので、例えば年間30万円納税する人が還元率1.5%のカードで支払った場合、何と4,500円相当のポイントを獲得できてしまうのです!
逆に現金や金融機関の引き落としだと何も貰えないので、Yahoo!公金支払いがいかに強力なのかが分かると思います。
それと、(もしあれば)Yahoo!JAPANアカウントに入ってるTポイントを混ぜての支払いも可能なので、偶然にもポイントを保有していれば有効活用ができるのです。
Yahoo!公金支払いのデメリット
最大のデメリットは、Yahoo!公金支払いに未対応の都道府県が2021年現在で4割程度もあることです。
もちろん近い将来はほぼすべての都道府県で導入されるでしょうが、その時期は早さは運次第となってしまいます、、
それと、決済手数料や納税証明書の発行に手数料がかかることもマイナス面の1つです。
納税証明書の発行 (市役所などで交付申請が必要) は任意なので、もし不要であればこちらの手数料はまったく気にしなくていいのですが、決済手数料は納税額の多さに応じて確実に徴収されます。
そしてここで知っておかなければならないのは、カード払いで得るポイントが手数料負けしてしまう可能性があることです。
例えば上の表は大阪府箕面市の市府民税(普通徴収)の決済手数料(納税者手数料)なんですが、1回の納付金額が2万円の箕面市民が還元率1.5%のカードで支払った場合、300円相当のポイントが貯まります。
しかし税込216円の手数料も同時に発生するので、実質的な恩恵としては84円となります。
この例だと黒字収支なのでいいのですが、納付金額が例えば2万1千円だと赤字で終わってしまいます、、
2万1千円×1.5%−324円=−9円という感じです。
なのでもし当決済サービスを使う場合は、『納税額×カード還元率−決済手数料』の数字がプラスとなるケースに限定しましょう。
まとめ
Yahoo!公金支払いは家から納税を行なえるので、コンビニやATMに出向く時間を取れない人に特に役立つサービスだと言えます。
しかし都道府県や自治体によってはサービス未対応ですし、獲得ポイント以上に手数料がかさむことも多々あるので、実際に活用するかは個人の判断で分かれてくると思います。