楽天ペイ (ポイント5重取も可能) の使い方・メリット・コンビニ決済の様子等をリアルに解説
楽天カードの発行枚数が1600万枚突破とか、楽天がスポンサーを務めるヴィッセル神戸の本拠地 (ノエビアスタジアム) の完全キャッシュレス化など、何かと話題の多いのが楽天です。
そんな楽天は2016年12月から、楽天ペイというQRコード決済のアプリ (無料) を開始しました。
更に2019年3月には、楽天ペイの機能を大幅に拡充しました。
具体的には、楽天の複数の決済機能 (楽天キャッシュ/ Edy/ 楽天カード/ バーコ・QRコード決済) やポイントカード機能を、楽天ペイで一元管理できるようになりました。
当記事ではそんな便利な楽天ペイの使い方、メリット、デメリット、ポイント獲得の実例、実際に使ってみた感想などを紹介しています。
(目次)
楽天ペイを使うには、楽天アカウント・クレジットカードが必要
楽天ペイを利用するには楽天会員 (楽天アカウントの保有者) である必要があるので、まだ会員でない人は、ますは会員登録を行います。
登録は無料ですし、ほんの数分で作業も終わります。
また、楽天ペイで決済した金額の請求先は、自分の楽天アカウントに登録したクレジットカードになります。
(楽天ペイはカード引落による後払い式で、PayPayのようにプリペイド機能 (先払い機能) はありません)
つまり楽天ペイは最低1枚はクレジットカードを持ってることが利用の条件なので、持ってない場合は何か1枚作りましょう。
個人的に最もおすすめなのは、やはり楽天カードです。
楽天カードは申込の過程で楽天アカウントの発行ができ、しかも楽天ペイと同じく利用で楽天のポイントが貯まるので、正に一石三鳥です。
逆に既に何かカードを持ってる人は、それを楽天ペイの決済に使ってもいいです。
ただし楽天ペイは、全てのカードに対応してるわけではありません。
■楽天ペイ対応のカード
- 楽天発行のクレジットカード全般(国際ブランドを問わない)
- VISAブランドのクレジットカード
- MasterCardブランドのクレジットカード
例えばJCBブランドのライフカードは、楽天ペイの決済用には使えません。
一方、楽天カードは全ブランド (VISA/ MasterCard/ JCB/ AMEX) とも決済用に使えます。
楽天ペイの対応カードがない場合は、ぜひこの機会に楽天カードを作りましょう。
アプリのDL・初期設定について
楽天会員登録し、決済カードも用意できたら、次は楽天ペイアプリのDL・初期設定をします。
設定は楽天アカウントにログインした状態で行うので、設定前にログインしておきます。
その状態で設定作業を進めると、「○○さんでログインしますか?」という表示が出るので、そのまま「ログイン」をタップします。
続いて、色々な利用規約 (楽天ペイ/ 楽天ポイントカード/ 楽天キャッシュ) への同意を求められます。
同意すると、次は楽天アカウントに登録済のカードのセキュリティコードを入力します。
主に3〜4桁の数字 (セキュリティコード) を打つだけなので、楽ちんです。
(まだ未登録の場合、楽天アカウントから楽天ペイの決済用カードを登録します)
続いて、「(楽天の)ポイントを自動的に使いますか?」と聞かれます。
この設定は後から変更できるので、特にこだわりがなければ「はい(おすすめ)」をタップします。
これにて楽天ペイの初期設定は終了です。
楽天ペイの基礎知識 (バーコード・QR決済/ ポイントカード機能)
楽天ペイのトップ画面 (コード・QR払い) には、決済時に使うバーコード・QRコード、保有ポイント数、ポイントカードなどの情報が表示されます。
防犯性を高めるため、楽天ペイのバーコード・QRコードは画面切り替えやアプリ立ち上げのタイミングで、毎回変わります。
楽天ペイで決済する場合、会計時にトップ画面を提示し、バーコードなりQRコードなりを読み取ってもらって終了です。
尚、店舗によってはトップ画面の「QR読み取り」の方から、決済を行います。
(「QR読み取り」をタップすると、店のQRコードを読み込む枠が出ます)
こちらは店側が用意したQRコード (タブレット・紙に掲載) を、客側が読むという決済方法です。
楽天ペイは基本的には、自分のバーコード・QRコードを店側に読んでもらいますが、個人店やイベント先の販売所など、スキャナー (読取装置) がない場合、客側が店のQRコードを読む形になることもあります。
(客が) 読んでもらう側だと、アプリ立ち上げ (1タップ) で決済完了ですが、読む側だと余分に (「QR読み取り」の) 1タップが増えるので、客的にはなるべく前者で決済したいものです。
一方、ポイントカード機能を使い、(楽天ポイント加盟店で) ポイントを得る場合は、画面を「ポイントカード」に切り替えます。
この画面 (のバーコード) を加盟店で提示すると、所定のポイントが貯まります。
(例えば加盟店の1つであるジョーシンで提示すると、200円で1Pが貯まります)
ポイントカードのバーコードも毎回変わります。
このポイントカード機能の出どころは、決済用の楽天カードに内蔵のポイントカード機能です。
楽天カードが楽天ペイと紐づいた際に、自然とポイントカード機能も紐づいたというわけです。
実際に店舗で使ってみた
次は店舗での使い方について解説します。
と言っても使い方はいたって簡単で、楽天ペイ対応店のレジで、「楽天ペイで払います」と店員に一言添え、コード・QR払いの画面を提示するだけです。
■主な楽天ペイ対応店
ローソン、ファミマ、ミニストップ、ksデンキ、ジョーシン、ポプラ、AOKI、はるやま、松屋、上島珈琲店、PIZZA-LA、白木屋、魚民、和民、鳥メロ、Right-on、ドラッグイレブン、ジャンカラ、アート引越センター、ジュンク堂書店、エディオン
(ローソンで楽天ペイを使った時のレシート)
楽天ペイは画面提示で一瞬で決済が済みますが、店員の不慣れにより、円滑に決済が進まないケースもあります。
例えば僕は近所のローソンで楽天ペイデビューしましたが、偶然にも僕の接客店員も、その扱いは初めてのようでした。
コード・QR払いの画面を提示し、その店員がスキャナでピッと画面を読み取った後、「レシートをください」と僕が言うと、「会計は10円です」という返事がありました。
「そらそうやろ!」と思いつつ、再度レシートを要求すると、「10円払って下さい」という謎の返事が再び返ってきました。
この時僕は自分の楽天ペイの設定ミスの可能性を疑いましたが、店員と話をすると、レジ操作ミスであることが判明し、再度ピッとすると、今度は上手く反応しました。
繰り返しになりますが、楽天ペイは本当に一瞬で決済が済みます。
しかし店員の不慣れにより、結果的に会計がまごつく場合もあるので、その際は優しく店員を見守るなり、別の店員を呼んでもらうなりの対応を取りましょう。
楽天ペイの獲得ポイントについて
楽天ペイを200円利用するごとに、楽天のポイントが1P貯まります。(還元率0.5%)
また、楽天カードは利用100円ごとに1Pです。(1%)
なので楽天カード決済で楽天ペイを使う場合、この双方 (0.5%+1%) が付与対象になるので、200円ごとに3Pが貯まります。(1.5%)
僕はこの状態で楽天ペイを使っていて、ミニストップで243円の買い物をしたところ、ちゃんと3Pが付与されました。
普通に楽天カードを使うと1%なので、1.5%となる楽天アプリは経済メリットが大きいというわけです!
ただし公式サイトに、「(楽天アプリの0.5%は) 予告なく変更・中止させていただく場合があります」との不吉な記載があるので、いつまで1.5%が維持されるかは現状 (2019/4/10現在) 不明です。
(1.5%はしばらく続くと思いますが)
尚、楽天カード登録以外で楽天ペイを使うと、付与ポイントは楽天ポイント0.5%+そのカードのポイントとなります。
例えば1.2%のリクルートポイントが貯まるリクルートカードを登録に使うと、楽天ペイ利用で計1.7% (楽天ポイント0.5%+リクルートポイント1.2%) となります。
大奮発!楽天ペイでポイント3重取をしよう!
嬉しいことに一部の店舗 (楽天ペイ対応店) では、楽天ペイ利用でポイントを3重に獲得できます。
そのうちの2つ (2重) は先ほどの内容のことです。
- 楽天ペイの利用自体で0.5%
- 決済クレジットカードのポイント (例:楽天カードの1%、リクルートカードの1.2%)
この2つに、"ポイントカード提示のポイント"が加わり、見事にポイント3重取が完成します。
3重取の好例は、例えばミニストップです。
ミニストップは楽天ペイに対応していると同時に、イオン系列が代表のWAON POINT加盟店の店舗でもあります。
WAON POINT加盟店でWAON POINTカードを提示すると、200円ごとにWAON POINTが1P貯まります。
なのでミニストップの場合、(楽天カードと紐づいた) 楽天ペイで決済+WAON POINTカード提示で200円買い物すると、楽天ポイント3P+WAON POINT 1Pが付きます。
(200円で計4Pなので、還元率は2%です)
実際、この会計スタイルでミニストップで243円の買い物をすると、この内訳でちゃんと4Pが貰えました。
(楽天ペイの3Pはレシートには未記載です)
例えばこういうのが、楽天ペイのポイント3重取というわけです。
楽天ペイだけだと3重は成立しないので、若干語弊はありますが、用意の良い人は3重取もできるという話です。
ポイント3重取は何かしらのポイントカード提示でポイントが付くような楽天ペイ対応店であれば、基本的にはどこでも行えます。
ミニストップ以外だと、Tカード提示でTポイント付与のファミマやエディオン、Pontaカード提示でPontaポイント付与のAOKI等が該当します。
一方、楽天ペイ対応店であり、同時に楽天ポイント加盟店でもある (=楽天ポイントカード提示でポイント付与の) 店舗の場合、文字通り楽天ペイのみでポイント3重取ができます。
これに該当する店舗には、例えばジョーシンとポプラがあります。
提示ポイントは、ジョーシンが200円で1P (還元率0.5%)、ポプラが100円で1P (1%) です。
例えばジョーシンで3重取する場合、まず楽天ペイの「ポイントカード」の画面を提示 (=0.5%獲得) し、続いて「コード・QR払い」の画面を提示 (=1.5%獲得) する流れになります。
つまりジョーシンの場合、200円で計4Pが貯まるのです。
実際、ジョーシンで313円の買い物をしたところ、ちゃんと4Pが貰えました。
この3重取した獲得ポイントの比率 (楽天ペイ:楽天カード=1:3) は、楽天ペイの0.5%と楽天カードの1.5% (決済1%+ポイントカード機能0.5%) の比率 (0.5:1.5) と一致しています。
この一致からも、ジョーシンでポイント3重取ができた事実が分かります。
究極的!楽天ペイでジョーシンでポイント5重取をしよう!
ジョーシンの場合、楽天チェック (アプリ) とジョーシンカードも用意すると、更に2重取が加算します。
楽天チェックは来店ポイント収集アプリで、ジョーシンだと10Pが貯まります。
また、ジョーシンはジョーシンカード提示でポイント (Joshinポイント) が貯まります。
先ほどジョーシンで313円の買い物で4Pと書きましたが、正確には来店ポイント10PとJoshinポイント14Pもゲットしました。
このポイント5重取により、わずか313円で計28Pが得られました!
還元率は脅威の8.9%です!
ジョーシンで頻繁に買い物する人は、ぜひ5重取 (楽天カード・ポイントカード機能と紐づいた楽天ペイ+楽天チェック+ジョーシンカード) を狙ってほしいです。
楽天ペイはポイントキャンペーンがとにかく豊富!
楽天ペイは太っ腹なキャンペーンを連発しています。
僕がDLした時は、例えば以下のようなキャンペーンをやってました。
- 各コンビニ (ローソン・ファミマ・ミニストップ・ポプラ・セイコーマート) で楽天ペイを初利用で、各200P
- 楽天ペイの月間利用額が税込5,400円以上で、1,000P (エントリー月限定)
- 対象店 (エディオン、Vドラッグ、薬王堂、富士薬品、ジュンク堂書店等) で楽天アプリ決済で、10%ポイントバック
- 楽天アプリの友達招待 (DL・決済カード登録) で、自分とその友達の双方に100P (最大50人まで)
僕は近所にローソン・ファミマ・ミニストップがあり、この3店で楽天ペイを使ったので、とりあえず600P獲得です。
普段から買い物する機会や利用額が多い人、友達が多い人ほど、達成しやすい内容になってます。
尚、キャンペーンの大半はエントリーが必要です。
エントリーは1タップで済むので、キャンペーンには片っ端からエントリーし、ポイントをガンガン得ましょう!
デメリットは何か?
楽天ペイのデメリットは・・・ちょっと思い浮かびません。
あえて言えば、電波が通ってない場所では使えないことぐらいです。
利用額の上限について
楽天ペイは1回あたり、最大50万円まで使えます。
(楽天IDの会員ランクや店舗毎によって上限は異なります)
ただしコンビニでの1回あたり上限額は、4,000円に留まります。
なので楽天ペイ利用でコンビニで大量買いする場合は、会計の分散の可能性が出てきます。
また、月間ベースの利用上限は、決済カードの利用可能枠の範囲内となります。
まとめ
楽天ペイは財布から物を取り出しての決済が面倒な人や、楽天ポイント利用者、ジョーシン利用者に絶大な恩恵をもたらします!
紙幣や釣り銭のやり取りなし、もっと言えば財布なしで決済が済むので本当に楽です。
しかも今なら楽天ペイ利用で0.5%余分にポイントが付きますし、奮発したポイントキャンペーンも多数開催されてます。
更に色々な店舗でポイント三重取ができたり、ジョーシンにいたっては五重取という破壊力です!
正に今が楽天ペイの使い時です。