プリペイドカードの詳細解説
ここ数年でプリペイドカード (以下、プリカ) の存在感はより大きくなってきましたが、その理由はプリカの特性に秘められています。
プリカはあらかじめカードにチャージ (入金) された金額しか使えないので、万一盗難に遭っても被害は入金額だけで済みますし、クレジットカードのように高額利用はできないので、無駄な出費を確実に抑えられるという特性です。
しかし一口に"プリカ"といっても、その種類は多岐に分かれるので、目的に合ったプリカを選ぶには各プリカの特徴をおおまかに把握する必要があります。
ここでは各プリカの分類とおおまかな特徴について書いています。
プリカとそれ以外のカードの分類
プリカの分類・特徴の前に、プリカとそれ以外のカード (クレジットカード、デビットカード) の違いについて軽く触れておきます。
これら3者はすべて代金決済の手段として使えますが、代金の支払い形態により、この3者は明確に区別されます。
- プリカ: 事前にチャージした残高からの支払い
- クレジットカード カード会社による一時立替払い
- デビットカード 銀行口座からの即時引き落とし
プリカの分類とおおまかな特徴
プリカは「再入金が可能なタイプ」「使いきりタイプ」「バーチャルカード」の3つに大別が可能です。
プリカの分類の仕方は他にもあるでしょうが、当サイトでは上記の分類が1番分かりやすいと思っています。
■再入金が可能なタイプ
各種金融機関やクレジットカードなどから何回でも再入金を行なえるプリカのことで、JCBプリカや海外専用プリカ、各種電子マネーなどがこのタイプに属します。
JCBプリカはJCB加盟店やネットショッピングでの代金決済に使えます。
一方、海外専用プリカはプリカ付帯の国際ブランドに対応した海外の店限定で使えます。
国内では使えませんが海外に特化しているため、クレジットカードよりも安い手数料で現地で買い物できたり、現地ATMから現地通貨を低コストで引き出せる等のメリットを受けられます!
なので、もし海外に行く機会があるなら海外専用プリペイドカードを徹底比較!を参考に、海外プリカを1枚選んでほしいです。
また、海外プリカとクレジットカードとでどれぐらい手数料が違うのかは、マネパカードとクレジットカードの手数料を徹底比較で詳しく書いています。
さらに海外プリカと国際キャッシュカードの手数料の違いは、マネパカードと国際キャッシュカードの手数料を徹底比較で詳しく書いています。
それと海外プリカを入手してから現地で実際に使うまでの流れは若干複雑なので、海外専用プリペイドカードの使い方でその流れをまとめています。
また、各種電子マネーとはコンビニ系電子マネー (nanaco) や交通系電子マネー (Suica) などのことです。
■使いきりタイプ
購入時の既チャージ残高を使いきるタイプのプリカのことで、Vプリカやコンビニ・家電量販店などで販売されてるプリカ (GooglePlayギフトカード、iTunesカードなど) がこのタイプに属します。
使いきりなので、"再入金が可能なタイプ"のように再入金によりチャージ残高を増やすことはできません。
また、ネットでの買い物にしか使えないという特徴もあります。
ネット上でカード番号を入力することで、チャージ残高を使っていきます。
使いきりタイプのプリカを購入する場合は、大人気のカード型プリペイドカードはコレ!を参考にして下さい。
■バーチャルカード
上記2つはプリカを入金スタイル (再入金可能か否か) で区別しましたが、入金スタイルで区別できないのがバーチャルカードです。
バーチャルカードは"使いきりタイプ"と同様にネットショッピングでしか使えませんが、カードの種類により再入金が出来たり出来なかったりするので、どちらのタイプにも存在します。
ですが発行されるのはカード番号だけで、カード自体は発行されないので、JCBプリカや各種電子マネー、コンビニ・家電量販店などのプリカとはイメージがまた異なります。
バーチャルカードについては、メジャーなバーチャルカード5枚を知り尽くす!を参考にして下さい。