人気路線トップ10の特典航空券のマイル的価値の高さを大発表!
ANA/ JALマイルとの交換で得られる特典航空券は、一般航空券とほぼ同数のフライト路線で使えるので超便利です。
しかし特典航空券 (国内線) に必要なマイル数は、航空機の飛行距離 (マイル区間) 視点だとANA/ JALともに3種類しか存在しないので、たとえ同じマイル区間のフライトであっても、フライト距離が短いとそれだけ特典航空券 (マイル) の価値も下がってしまいます。
例えば東京羽田 ⇔ 鹿児島の往復/ 東京羽田 ⇔ 熊本の往復に必要なJALの特典航空券は、どちらも15,000マイルです。
一方、この2種類の往復をJALの先得割引タイプA (大人1枚、普通席) で行う場合、羽田 ⇔ 鹿児島は30,180円/ 羽田 ⇔ 熊本は27,980円となります。
ということは、「羽田 ⇔ 鹿児島」の特典航空券の1マイルは2.01円 (30,180円÷15,000マイル) の価値なのに対し、「羽田 ⇔ 熊本」の1マイルは1.87円 (27,980円÷15,000マイル) にしかならないことが分かります。
なので、同じマイル区間 (15,000マイル) であっても、特典航空券の価値は「羽田 ⇔ 鹿児島」の方が高いということになります。
つまり特典航空券の価値の高さは、1マイルを円換算すれば判断できるのです!
少し前置きが長くなりましたが、このページでは2014年度の国内人気路線トップ50 (マイナビニュース) の中の上位10路線を抜き出し、それら路線の特典航空券の価値の高さを順位付け (1位〜10位) しています。
『上位10路線 (人気順)』
- 東京羽田 ⇔ 札幌 (新千歳)
- 東京羽田 ⇔ 福岡
- 東京羽田 ⇔ 大阪 (関西)
- 東京羽田 ⇔ 沖縄 (那覇)
- 東京羽田 ⇔ 鹿児島
- 東京羽田 ⇔ 熊本
- 東京羽田 ⇔ 広島
- 東京羽田 ⇔ 金沢 (小松)
- 東京羽田 ⇔ 長崎
- 福岡 ⇔ 沖縄 (那覇)
(上位10路線のうち一番最後の路線以外は、出発空港が東京羽田のものとなります)
■ANAで上位10路線をフライトする場合
以下の表の往復運賃は、ANA航空券の旅割28 (大人1枚、普通席) の運賃です。
各路線の特典航空券の1マイルの価値は、2016年9月25日に往路便 (10月25日発) と復路便 (10月28日発) のANA航空券 (旅割28の最安値のフライト時刻) を購入したという想定で算出しています。
往復路線 | 往復運賃 | マイル数 | 1マイルの価値 |
東京羽田 ⇔ 札幌 (新千歳) | 28,280円 | 15,000マイル | 1.87円 |
東京羽田 ⇔ 福岡 | 25,580円 | 15,000マイル | 1.71円 |
東京羽田 ⇔ 大阪 (関西) | 19,480円 | 12,000マイル | 1.62円 |
東京羽田 ⇔ 沖縄 (那覇) | 37,680円 | 18,000マイル | 2.09円 |
東京羽田 ⇔ 鹿児島 | 28,280円 | 15,000マイル | 1.89円 |
東京羽田 ⇔ 熊本 | 29,380円 | 15,000マイル | 1.96円 |
東京羽田 ⇔ 広島 | 26,380円 | 15,000マイル | 1.76円 |
東京羽田 ⇔ 金沢 (小松) | 19,980円 | 12,000マイル | 1.67円 |
東京羽田 ⇔ 長崎 | 30,480円 | 15,000マイル | 2.03円 |
福岡 ⇔ 沖縄 (那覇) | 28,300円 | 15,000マイル | 1.89円 |
上位10路線のANA特典航空券をマイル的価値の高さに並べると、次のようになります。
『マイル的価値の高さ (カッコ内の数字は、各路線の人気順位です)』
- 羽田 ⇔ 沖縄那覇 (4)
- 羽田 ⇔ 長崎 (9)
- 羽田 ⇔ 熊本 (6)
- 羽田 ⇔ 鹿児島 (5)
- 福岡 ⇔ 沖縄那覇 (10)
- 羽田 ⇔ 札幌新千歳 (1)
- 羽田 ⇔ 広島 (7)
- 羽田 ⇔ 福岡 (2)
- 羽田 ⇔ 金沢小松 (8)
- 羽田 ⇔ 大阪関西 (3)
ANA特典航空券で羽田を出発空港にする場合、沖縄や九州地方にフライトするのが最も効果的なマイルの使い方であることが分かります。
■JALで上位10路線をフライトする場合
以下の表の往復運賃は、JAL航空券の先得割引タイプA (大人1枚、普通席) の運賃です。
各路線のJAL特典航空券の1マイルの価値は、2016年9月25日に往路便 (10月25日発) と復路便 (10月28日発) の航空券 (先得割引タイプAの最安値のフライト時刻) を購入したという想定で算出しています。
往復路線 | 往復運賃 | マイル数 | 1マイルの価値 |
東京羽田 ⇔ 札幌 (新千歳) | 25,780円 | 15,000マイル | 1.72円 |
東京羽田 ⇔ 福岡 | 23,780円 | 15,000マイル | 1.59円 |
東京羽田 ⇔ 大阪 (関西) | 21,980円 | 12,000マイル | 1.83円 |
東京羽田 ⇔ 沖縄 (那覇) | 36,580円 | 15,000マイル | 2.44円 |
東京羽田 ⇔ 鹿児島 | 30,180円 | 15,000マイル | 2.01円 |
東京羽田 ⇔ 熊本 | 27,980円 | 15,000マイル | 1.87円 |
東京羽田 ⇔ 広島 | 25,380円 | 15,000マイル | 1.69円 |
東京羽田 ⇔ 金沢 (小松) | 19,980円 | 12,000マイル | 1.67円 |
東京羽田 ⇔ 長崎 | 32,580円 | 15,000マイル | 2.17円 |
福岡 ⇔ 沖縄 (那覇) | 26,000円 | 15,000マイル | 1.73円 |
上位10路線のJAL特典航空券をマイル的価値の高さに並べると、次のようになります。
『マイル的価値の高さ (カッコ内の数字は、各路線の人気順位です)』
- 羽田 ⇔ 沖縄那覇 (4)
- 羽田 ⇔ 長崎 (9)
- 羽田 ⇔ 鹿児島 (5)
- 羽田 ⇔ 熊本 (6)
- 羽田 ⇔ 大阪関西 (3)
- 福岡 ⇔ 沖縄那覇 (10)
- 羽田 ⇔ 札幌新千歳 (1)
- 羽田 ⇔ 広島 (7)
- 羽田 ⇔ 金沢小松 (8)
- 羽田 ⇔ 福岡 (2)
JAL特典航空券で羽田を出発空港にする場合、(ANAと同様に) 沖縄や九州地方にフライトするのが最も効果的なマイルの使い方であることが分かります。
まとめ
ANA/ JALの両方に言えることですが、特典航空券のマイル価値が最も高い路線は、「羽田 ⇔ 沖縄那覇」ですし、しかもこの路線は人気路線ランキングの第4位というかなりの高順位でもあります。
なので、総合的に考えると、
「マイルのベストな使い時は、羽田から沖縄那覇に航空機一本で旅行に行く前提で、その航空機の特典航空券を得るとき!」
だと言えます。