TOHOシネマズの3D、IMAX、MX4Dの違いを徹底解説!
今何の映画やってるのかな?と思い、ある日、TOHOシネマズのサイトを覗いてみました。
すると映画タイプが以前は通常 (2D) と3Dの2種類だけだったのが、現在 (2019年5月) はこの2種類に加え、IMAXやMX4Dなるものが追加されてることに気づきました。
そこでTOHOシネマズのサイトでIMAXとMX4Dについて調べると、以下のことが分かりました。
■IMAXとは?
アメリカのIMAX社が提供する映像技術のことで、映画スクリーンが上下左右にかなり大きく、通常よりもハイクオリティーな画質で映画を楽しめます。
高品質デジタル映像と大迫力サラウンドシステム、巨大スクリーンにより、まるで映画の中にいるようなリアルな臨場感を体感できます。
■MX4Dとは?
映画のシーンに合わせ、座席が前後・左右・上下に動く振動効果、ミスト・香り・煙などの嗅覚効果、風やストロボなどの特殊効果が連動的に発動する次世代型の映画です。
MX4Dの登場により、映画は単に「視聴する」から、五感をフル活用の「体感する」という形へと進化しました。
つまりIMAXは通常映画よりもハイクオリティーな映像であり、MX4Dは座席が動いたり、ミスト・香り・煙などの特殊効果が入る映画だということは分かりました。
公式サイトを読んだ後に浮かんだ、2つの不明点
まず1つ目の疑問は、IMAXは3Dなのか?ということです。
TOHOシネマズの上映スケジュールを見ると、(3D・字幕版・IMAX)や(字幕版・IMAX)といった表記があったので、このような疑問を持ちました。
もしIMAXが3Dだとしたら、この2つの表記で"3D"の文字が入る入らないの違いは何か?という疑問とも言えます。
続いて2つ目の疑問は、IMAXとMX4Dの関連性についてです。
(公式サイトの情報でははっきりしませんでした)
そこでこれらの疑問を解決するために、TOHOシネマズに電話し、色々話を聞いた結果、IMAX・3D・MX4Dの関係性がハッキリしました!
当記事ではこれら関係性を詳しく解説しているので、この辺の区別が付いてない人はぜひこの機会に理解を深めましょう。
IMAXと3Dの違いは何か?
結論から言うと、IMAXは3Dとはまったく無関係です!
先ほど書いたように、IMAXとはアメリカのIMAX社提供のハイクオリティーな映像技術のことを指します。
一方、3Dは映画の風景がまるで現実世界に飛び出てきたかのような錯覚を、意図的に引き起こす映像技術のことです。
(要するに3Dは"飛び出し効果"のことです)
もし何かのIMAX映画に飛び出し効果が付いていれば、その映画はTOHOシネマズの上映スケジュールで(3D・IMAX)という表記になります。
(3D・IMAXだと、ハイクオリティ+飛び出し効果の2つを楽しめます)
更に字幕付きだと(3D・字幕版・IMAX)という表記になります。
一方、座席の揺れや飛び出し効果のないIMAX映画だと、付帯してる特殊効果はIMAXだけなので、表記は(IMAX)とか(2D・IMAX)といった感じになります。
(IMAXや2D・IMAXは、単にハイクオリティな映像というだけです)
その映画が字幕付きの場合、(字幕版・IMAX)とか(2D・字幕版・IMAX)となります。
このようにIMAXであることと、3Dであることは完全に無関係なので、
「IMAX対応ムービーだと、必然的に3D効果で映画を楽しめる!」
という勘違いはしないようにしましょう!
IMAXとMX4D/ 3DとMX4Dの違いは何か?
IMAXとMX4Dの違いも単純です。
MX4Dは座席の振動効果や嗅覚効果、特殊効果 (風・ストロボ) が多発的・連続的に発動する映画のことです。
一方、(既述の通り、) IMAXはアメリカIMAX社提供のハイクオリティーな映像技術のことで、IMAX自体にはMX4Dのような振動・嗅覚・特殊効果はありません。
また、3DとMX4Dの違いも単純です。
先ほど書いた通り、3Dは"映像の飛び出し"を指すのに対し、MX4Dは"座席が振動したり、風が吹いたり、光ったり"といった効果のことを指します。
例えば以下は(3D・吹替版・MX4D)なので、座席の揺れや風・光の効果が入りつつ、映像が飛び出すタイプの映画だと分かります。
逆にこちらは(吹替版・MX4D)なので、座席の揺れや風・光は入るが、映像は飛び出さない映画だと分かります。
ここまで、3D・IMAX・MX4Dの違いやその関連性の説明をしてきました。
要するにこの3つは、他2つの進化バージョンであるとか優位性があるとかではなく、それぞれが独立した映画技術だということです!
3D、IMAX、MX4Dの映画鑑賞料金について
TOHOシネマズの3D、IMAX、MX4Dの映画鑑賞料金を、TOHOシネマズ京都二条を参考にまとめておきます。
まず一般料金は1,800円、3D映画だと400円加算の計2,200円になります。
ただし400円加算のうち100円は3D鑑賞用のメガネ代です。
3Dを以前見たとかで、既に鑑賞メガネを持ってる人は再度の購入は必要はなく、一般料金に300円加算の2,100円で済みます。
また、通常のIMAX映画の料金は、一般料金に500円加算の計2,300円です。
(3DのIMAX映画だと、更に3D料金 (400円) が必要なので2,700円です)
通常のMX4D映画の料金は、一般料金に1,200円加算の計3,000円です。
(3DのMX4D映画だと、更に3D料金 (400円) が必要なので3,400円です)
尚、MX4DとIMAXは3Dと同様、観賞用メガネが必要です。
ただしMX4Dは3Dのメガネを代用できるので、既にあればメガネの購入は不要です。
一方、IMAXの場合は3Dのメガネは代用できず、IMAX専用メガネを購入 (100円) する必要があります。
TOHOシネマズの各映像技術やチケット料金についての理解が深まったところで、早速TOHOシネマズに足を運び、好みの映画を見に行きましょう!
実際、僕はMX4D映画 (座席振動など) に行きましたが、予想よりも圧倒的に楽しかったです!
【⇒ 実体験!TOHOシネマズでMX4Dを体感してきました!】
もちろん3DのIMAX映画も見ましたよ。
こちらも臨場感抜群で、楽しかったです!
【⇒ TOHOシネマズでIMAX3D対応(専用メガネが必要)の映画を見てみた!】
尚、TOHOシネマズに行く際、シネマイレージカードをまだ持ってない人は、出来れば作っておきましょう!
カード保有者は映画視聴6回ごとに次の1回が無料になるので、TOHOシネマズ好きの人には重宝します。
あと、TOHOシネマズのチケット割引をまとめてみました。
割引と言えばファーストデイ (毎月1日) 等、シネマズ公式サイトに掲載のものが有名ですが、実は他にもあります!