実体験!京都から名古屋までは、回数券の新幹線で行くのが総合的にベスト
京都在住の僕は、大須や栄といった名古屋の観光地に行くために、移動手段として新幹線を選びました。
京都駅-名古屋駅間の自由席新幹線の往復運賃は通常10,140円 (乗車券+特急料金) ですが、僕は金券ショップのばら売り回数券を買ったので、往復9,300円で済みました。
一方、新幹線以外だと、在来線 (主にJR) や高速バス (主にJR東海バス) という手段もあります。
この2つは新幹線の半額前後に収まる反面、移動時間は往復4倍かかります。
つまり新幹線・在来線・高速バスはそれぞれ一長一短なわけですが、京都-名古屋の移動に関しては、やはり新幹線 (金券ショップで回数券を買う) がベストだと僕は考えます!
(特に日帰り旅行・観光の人には最適)
そのように考える理由をこれから解説するので、近々、京都から名古屋に行く予定の人は参考にどうぞ。
回数券の新幹線は、"早さ"と"利用時期の臨機応変さ"を兼ね備え、料金は多少安くできる!
交通機関利用で多くの人が重視するのは、「料金の安さ」「移動時間の早さ」の2項目ですが、僕の場合は「券利用の確実性」も重視するので、計3項目となります。
(券利用の確実性は、もう少し後で説明します)
先ほどの3つの移動手段 (回数券の新幹線・在来線・高速バス) の良し悪しを、この3項目を元に比較し、
「京都から名古屋に行くには、金券ショップの新幹線回数券が総合的には優位」
という結論を出していきます。
尚、在来線はJR (京都駅⇒米原⇒大垣⇒名古屋駅) を、高速バスはJR東海バス (京都駅烏丸口⇒名古屋駅) を比較例に使います。
■京都-名古屋間の、各移動手段の「往復料金の最安」「片道の移動時間」「券利用の確実性」について
往復料金の最安 | 片道の移動時間 | 券利用の確実性 | |
新幹線 | 9,300円 | 35分 | ほぼ確実 |
JR線 | 4,920円 | 133分 | 確実 |
JR東海バス | 4,100円 | 149分 | 不確実 |
上表の新幹線料金は、最寄りの金券ショップの自由席回数券 (京都⇒米原、米原⇒名古屋) のものです。(往復9,300円)
冒頭でも書きましたが、京都-名古屋の区間をそのまま買うと10,140円ですが、上記のように区間を2つに分けると、定価より840円安くなります。
(実際に安くなる金額は、利用金券ショップにより異なります)
この買い方は、金券ショップ価格・回数券割引・区間分けによる安さという、3重割引的な感じになります!凄
(厳密には京都⇒岐阜羽島、岐阜羽島⇒名古屋が最安ですが、僕が行った金券ショップにこの組み合わせはなかったので、2番目に安い、京都⇒米原、米原⇒名古屋で妥協しました)
また、JR線の往復4,920円 (定価) は、京都⇒米原 (片道1,140円×2回)、米原⇒名古屋 (片道1,320円×2回) という最安の買い方をした場合の金額です。
(JR東海バスの往復は一律4,100円です)
ここで新幹線と他2つの料金・移動時間を比べると、新幹線はJR線より4,380円、JR東海バスより5,200円高い反面、JR線より196分、JR東海バスより228分早く現地 (名古屋) に着けます。
このように新幹線は他2つより高額ですが、わずか35分で現地まで行けるので、移動の疲れをほぼ発生させず、しかもより多くの時間、現地観光を満喫できます!
当記事を読んでる人の多くは、久々、もしくは初めて京都から名古屋に観光に訪れる人だと思うので、料金の高さよりも、現地観光の充実度を優先する方が良いと思います。
新幹線回数券は、好きなタイミングで使える魅力もある!
現地観光の充実という、名古屋行きの目的を考えると、料金より早さを優先しようというのが、僕の意見です。
(仕事や単なる実家の帰省など、別目的の人もいるでしょうが、、)
しかし中には、どちらを優先しようか迷う人も一部いると思います。
そんな時に参考にすべきは、"券利用の確実性"です。(上表の一番右の項目)
券利用の確実性とは、その交通機関の券 (電車やバスの切符、回数券) の利用日・利用時刻の臨機応変さ (有効期限の長さ、好きなタイミングで利用可か) の度合いのことです。
有効期限が長いほど、また、利用タイミングの自由度が大きいほど、その券は確実に使っていけます。
なぜこういった内容も (移動手段の選択時に) 重視するかというと、身体的・メンタル的・天候的な理由で、現地行きの予定が当初と大幅に狂ったとしても、確実性の高い券だと、その狂いに臨機応変に対処できるからです!
(風邪などの体調不良とか、何となく行く気が失せたとか、出発当日の現地は急な悪天候などの理由で、出発日を変えたとか)
このような点を踏まえ、各券 (新幹線の回数券、JR切符、JR東海バス切符) の利用の確実性を考えてみます。
まず新幹線回数券は、購入から3ヶ月有効で、期限内であれば何日何時何分発の新幹線に乗ってもOKです。
僕の経験上、金券ショップの回数券の多くは、最低2ヶ月は残期限があるので、この手の券の確実性は相当高いと言えます。
(ある予定日に行けなくても、来週とか再来週とかに予定を変えれば良く、特に何と変更手続きも要りません)
また、JR切符は基本的には現地 (名古屋) に行く当日に、出発駅 (京都駅) で買う場合が多く、実際に買ったということは、現地に行く気満々という状態なので、券は確実に使われます。
一方、JR東海バスは日付予約制で、たった1日の予約日を過ぎると、以降は無効になります。(4,100円の無駄)
この状況を考えると、JR東海バス券は確実に利用できるとは言いにくいです。
このように券利用の確実性も含め、名古屋までの最適な移動手段を考えると、少なくとも高速バス (JR東海バス) は容易に選択肢から外せると思います。
まとめ
京都から名古屋までの主な移動手段は、新幹線/ 在来線 (JR)/ 高速バス (JR東海バス) の3つがあります。
しかし観光目的で名古屋に行くなら、移動コストよりも観光の充実度 (より元気に、少しでも長く滞在) や、券の有効期限、乗車タイミングの臨機応変さを重視すべきです。
ということで観光目的で (京都から) 名古屋に行くなら、近所の金券ショップで新幹線回数券を買うのが良いとアドバイスしておきます!