ソフトバンクのギガモンスターは得なのか?格安SIMとの比較あり!
ソフトバンクが2016年9月29日から、通話プランがスマ放題・スマ放題ライトの人を対象にギガモンスターという容量プランを開始しました。
(新規契約者または機種変更者は9月13日からプラン開始)
この新プランには2種類 (20GBと30GB) の容量があり、20GBプランは月額6,000円、30GBプランは月額8,000円という内容になります。(余った容量は、もちろん翌月にすべて繰り越せます)
そしてギガモンスター登場により、容量プラン (カッコ内の数字は月額) は以下のように変更になりました。
旧プラン | 新プラン |
1GB (2,900円)2GB (3,500円)5BG (5,000円)8GB (6,700円)10GB (8,000円)15GB (12,500円)20GB (16,000円)30GB (22,500円) | 1GB (2,900円)2GB (3,500円)5BG (5,000円)20GB (6,000円)30GB (8,000円) |
■補足
旧プランの青字は2016年9月12日に新規受付が終了し、9月13日からギガモンスターの新規受付(赤字)が開始しました。(現契約者に関しては、引き続き青字プランを使っていけます)(1GB・2GB・5BGプランに変更はありません)
つまり8GB〜20GBの旧プランの契約者がギガモンスター (20GB) に移行すると、月々のスマホ代が700円〜10,000円も安くなり、しかも8GB〜15GBの旧プランの人に関しては、高速通信可能なデータ容量が月々5GB〜12GBも増えます!
あるいは15GB〜30GBの旧プランの契約者がギガモンスター (30GB) に移行すると、月々のスマホ代が4,500円〜14,500円も安くなり、しかも15GBと20GBの旧プランの人に関しては、高速容量が月々10GB〜15GBも増えます!
つまりギガモンスターは、現状の契約内容がスマ放題かスマ放題ライト、かつデータプランが8GB以上の人にとっては、スマホ代を大幅に安くし、しかも高速容量が増えるという2重の恩恵を与えてくれるのです!
あと、既にお気づきだと思いますが、ギガモンスター (20GB) は5GBプランに1千円上乗せするだけで、4倍もの容量 (20GB) を確保できます。
なのでこれからソフトバンクと契約予定の人で、
「5GBと20GBのどちらにしようか?」
と迷ってる人は、ギガモンスター (20GB) を選ぶのが得策だと思います。
なぜならソフトバンクは1BG追加ごとに1千円が加算されるので、例えば同じ6千円の投下を考える場合、5GBプラン+1GB追加という形だと6GBだけなのに対し、ギガモンスター (20GB) だと文字通り20GBを確保できるからです。
なので月々5GBを超える可能性が少しでもある人は、ギガモンスターの方が良いと思います!
■学割モンスターU25について
25歳以下の若者 (学生かどうかは無関係) に関しては1年間、ギガモンスターの月額料金が1,000円割引かれます。(20GBプランは月々5,000円、30GBプランは月々7,000円に減額)ただし学割モンスターU25は不定期開催の特典なので、たとえ25歳以下でも、時期によっては不開催の場合があります。
ギガモンスターは悪い意味でツッコミどころ満載!笑
ギガモンスターは比較的安価で大容量を使えるので、「このプランは良い!」ということを話しました。
しかしギガモンスターはスマ放題かスマ放題ライトの専用プランなので、残念ながらホワイトプランの人は契約できません。
もしホワイトプランの人がギガモンスターを使えていたら、月々7千円強 (通話プラン934円+ウェブ使用料300円+ギガモンスター6,000円) で20GBという、なかなか良い感じのスペックになれたので、そうできないように設定したソフトバンクの手口はかなりせこいです!怒
また、ギガモンスターは家族データシェア (家族で容量分け合い) に未対応です。
なので家族でデータを分け合いたい家庭 (親回線の人) は、10GB (月々9,500円)、15GB (月々12,500円)、50GB (月々16,000円)、100GB (月々22,500円)という、ギガモンスターに比べて明らかに割高な家族データシェア専用のプランに加入せねばなりません!怒
あと、ギガモンスターでテザリングを使う場合、月額1,000円が必要になります。(2017年8月1日から500円に値下げ)
しかし旧プランの場合、8GB・10GB・15GB・20GB・30GBプランのテザリング月額は500円 (最初の2年は無料) なので、ギガモンスターのテザリングには若干ぼったくりの傾向が見られます!怒
(1GB・2GB・5GBプランは、新旧プランともにテザリングは無料)
容量を増やすなら、ギガモンスターよりも格安SIMの方が断然お得!
ギガモンスターは旧プランよりは安価で容量を上げれるけど、実は結構せこい内容だということが分かったと思います。
そこでどうせ容量を上げるなら、ギガモンスターではなく、ソフトバンク自体を解約し、何かの格安SIMにて上げる方が遥かにお得です!
【⇒ 関連:格安SIMよりソフトバンクと契約するメリットを、ショップで聞いてみた!】
例えばが10GBプランのソフトバンク契約下の人がギガモンスター (20GB) に変えると、月々2千円の節約に留まるのに対し、格安SIMの20GBだと月々6〜7千円もの巨額を節約できるからです。
ここで前者の2千円の節約の根拠は、ソフトバンク10GBの8千円からギガモンスター (20GB) の6千円を単純に差し引けばいいだけです。
一方、後者の6〜7千円の根拠については、今から話していきます。
(根拠の説明はテザリングを利用しない場合とする場合の2つに分けて行います)
(この説明により、ギガモンスターよりも、ソフトバンク解約+格安SIMの組み合わせの方がコスパが良いという意見の証拠とします)
(ソフトバンクと格安SIMの双方に発生する2円のユニバーサルサービス料は無視)
■補足:ソフトバンク10GBの月額料金
ソフトバンクの月額料金の固定費は、通話プラン(複数)+ウェブ使用料(300円固定)+データ定額(複数)の3つがメインになります。今回の比較では、通話プランが2,700円のスマ放題、データ定額が8,000円の10GBとします。つまり比較に用いるソフトバンク契約の月額は11,000円を想定します。(テザリングありだと+500円なので、その場合の月額は11,500円です)
テザリングを利用しない (利用端末が1つの) 場合
■ソフトバンク10GBの月額料金
前述の通り、月額料金は11,000円です。
■格安SIM (20GB) の月額料金
20GBプラン対応の格安SIMは多数あり、そのどれも料金は似通ています。
なので今回の料金比較では、大人気な格安SIMである楽天モバイルを例にします。
- 20GBの基本料金:4,750円 (090/080/070通話可能)
- テザリング利用料:0円
計4,750円
楽天モバイルの20GBの月額は4,750円なので、ソフトバンク10GB契約下の人がソフトバンクを解約し、楽天モバイルに乗換えると、月々6,250円も安くスマホを利用できます! (11,000円−4,750円)
テザリングを利用する (利用端末が2つ以上の) 場合
■ソフトバンク10GBの月額料金
前述の通り、月額料金は11,500円です。
■格安SIM (20GB) の月額料金
楽天モバイル (20GB) のテザリング利用料は無料です。
なのでソフトバンク10GB契約下のテザリング利用者がソフトバンクを解約し、楽天モバイルに乗換えると、月々6,750円も安くスマホを利用できます! (11,500円−4,750円)
ギガモンスターのまとめ
ギガモンスターは、スマ放題かスマ放題ライトで、かつ5GB以上の容量プランを利用してる現契約者に限定すると、より安く、しかもより高容量にソフトバンクを使っていける優れものです!
例えば10GBプランの契約者がギガモンスター (20GB) に変えると、月々2千円の節約になるだけでなく、データ量が2倍になるという改善ぶりです。
しかし格安SIMの20GBプランに乗換えると、データ量が2倍になり、しかも月々6〜7千円 (楽天モバイルだと6,250円とか6,750円) もの節約が可能になります!
なのでギガモンスター利用を検討中のソフトバンク契約者 (特に5GB以上) は、検討を中断し、ソフトバンクをさっさ解約し、速やかに何かしらの格安SIMに乗り換えましょう。