ANA VISA Suicaカードの年会費・マイレージ・付帯サービスなどを解説

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ANA VISA Suicaカード

ANAマイルやSuica (電子マネー) と交換できるポイントが貯まる。
10マイルコースだと1,000円で10マイルを獲得できる。
入会 (1,000マイル)、継続 (1,000マイル)、フライトボーナス (区間マイルの10%) あり。
ANA機内販売10%割引や会員専用割安運賃など、ANAカード共通のサービスあり。

 

 

カードの概要

ANA (全日本空輸) と三井住友VISAカードの基本サービスに、Suicaが加わったカードです。

 

カード利用1,000円で5マイルが貯まりますが、6,600円(税込)の追加年会費を支払うと1,000円で10マイルが貯まります。

 

また、ANAカードマイルプラス加盟店 (コンビニ、大手百貨店など) や年間利用額が多い (三井住友VISAのボーナス) とよりマイルが貯まります!

 

 

さらにANA利用時の特典も満載で、ANAカード会員専用のビジネスきっぷ (割安運賃/ 当日の予約・変更可能) やANA国内・国際線の機内販売10%割引、ANA国内・海外ツアー5%割引などが使えます。

 

効率的にANAマイルが貯まり、ANA関連の基本サービスもほぼ網羅し、さらにSuicaとしても使えるのに年会費は2,200円(税込)の安さです!

 

しかもマイ・ペイすリボ登録+年1回以上のカード利用で年会費は半額以下となりますし、毎年1,000マイル (約2千円相当) が贈呈されるので年会費は実質なくなります。

 

ANAの利用回数はそれほど多くはないけど、ANAマイルは集めたい!とか、基本的なANAサービスは受けたい!とか、Suica機能が付いてるANAカードが欲しい!という人におすすめです。

 

年会費と国際ブランド

本会員の年会費は初年度は無料、翌年以降は2,200円(税込)です。

 

ただし以下の条件を満たせば、年会費の一部が割引かれます。

 

条件 割引額
WEB明細書サービスに登録し、年6回以上のサービス利用 550円
マイ・ペイすリボを設定し、年1回以上リボ払い手数料の支払い 1,374円

 

つまりWEB明細の利用なら負担額は1,650円(税込)に、マイ・ペイすリボの登録で826円(税込)になります。

 

(WEB明細とマイ・ペイすリボ設定の重複割引はありません)

 

 

ETCカードは初年度が無料、2年目以降は550円(税込)ですが、年1回以上のETCカードの利用で無料になります。

 

家族カードは発行していません。

 

ブランドは加盟店数が世界で最も多いVISAです。

 

マイ・ペイすリボ

マイ・ペイすリボとは、支払い後残額に対し手数料が徴収される代わりに、

  • 毎月の支払額を自分で決められる
  • カード年会費の割引
  • 国内の買い物でもショッピング保険が適用

という3つのサービスを受けられる決済方法のことです。

 

マイ・ペイすリボの手数料はあくまで支払い後残高に対して発生するだけなので、リボ利用額を月々の支払額以内に抑えれば、手数料ゼロの1回払いと実質的には同じになります。

 

なので月々の支払額をなるべく高く設定しておけば、上記3つのメリットだけを享受できるお得なサービスとなります!

 

基本ポイントプログラム

カード利用1,000円ごとにワールドプレゼンのポイントが1ポイント付与され、ANAマイルやSuica、他社ポイント等に移行を行なえます。

 

 

■ANAマイルに移行

 

ポイントをマイルに移行する場合、以下の2コースを選べます。

コース 移行レート 追加年会費 還元率
5マイルコース 1ポイント ⇒ 5マイル 無料 1.0% (5マイル×2円÷1,000円) (※)
10マイルコース 1ポイント ⇒ 10マイル 6,600円(税込) 2.0% (10マイル×2円÷1,000円) (※)

※ 1マイルの価値を2円と想定

 

10マイルコースは5マイルコースよりも、カード利用1,000円当たり5マイル (10円相当) 多く獲得できる反面、追加の年会費6,600円が余分に徴収される仕組みとなっています。

 

両コースの分岐点は年間66万円 (月平均5万5千円) なので、この基準以上にカードを使う人は10マイルコースが、それ以下の人は5マイルコースにするのが望ましいです。

 

 

また、マイル移行の方法には、自動移行方式と応募方式の2種類が用意されています。

  • 自動移行方式: 通常獲得ポイントが自動的にマイルに移行される。
  • 応募方式: 自動移行はされず、必要に応じてポイントをマイルとして使える。

どちらの方式を選んでも手数料は発生しないですが、ポイントをマイル以外に使うと還元率は0.5%以下にしかならないので、自動移行方式で自動的にマイル化するのがおすすめです!

 

 

■Suicaに移行

 

SuicaはJR東日本線や首都圏などのSuicaエリアの交通機関 (私鉄・地下鉄・バス)、店舗、自販機で使える電子マネーのことです。

 

1ポイントでSuica5円分と交換できますが還元率は0.5%にすぎないので、もし当カードを持つ目的がSuicaの収集なら、JR東日本やSuicaチャージ等で還元率1.5%となるビュースイカカードの方がおすすめです。

 

 

■他社ポイント等に移行

 

ポイントは楽天スーパーポイントやVJAギフトカードなどにも使えます。

 

マイル以外の交換先 還元率
楽天スーパーポイント、Tポイント、Pontaポイント、iD 0.5%
VJAギフトカード、カード請求額の割引、Suica、nanaco 0.3%

 

ですがギフト券や他社ポイントとの交換は、0.3〜0.5%の還元率にしかならないので、ANAマイルに移行するのが望ましいです!

 

ボーナスポイント

前年度 (前年2月〜今年1月) と今年度 (今年2月〜来年1月) のカード利用額に応じてボーナスポイント (ステージボーナス) が付与されます。

 

ステージ 条件 ボーナスポイント
V1 前年度50万円以上100万円未満 今年度50万円到達で50ポイント、
以降10万円ごとに10ポイント
V2 前年度100万円以上300万円未満 今年度50万円到達で75ポイント、
以降10万円ごとに15ポイント
V3 前年度300万円以上 今年度50万円到達で150ポイント、
以降10万円ごとに30ポイント

 

ただしボーナスポイントの移行レートは、1ポイント=3マイルとなります。

 

以下はボーナスポイントを含めたANAマイルの還元率です。

 

5マイルコース 10マイルコース
V1 1.06% 2.06%
V2 1.09% 2.09%
V3 1.18% 2.18%

 

結構高めの還元率となります!

 

ANAカードマイルプラス加盟店

ANAカードマイルプラス加盟店でカードを使うと、ワールドプレゼントのポイントとANAマイルの2つが同時に貯まります!

 

マイル付与率は100円毎に1マイル、または200円毎に1マイルです。

 

10マイルコースだと利用1,000円に対し、20マイル (還元率4%) または15マイル (還元率3%) が貯まるので、本当に凄いです!

 

家族でマイルが合算できる!ANAカードファミリーマイル

ANAカードファミリーマイルとは、家族の人がそれぞれ貯めたマイルを家族間で共有 (合算) できるサービスのことです。 (登録料は無料です)

 

ファミリーマイルで交換可能な特典は以下のものです。

  • ANA国内線特典航空券
  • ANA国際線特典航空券
  • ANA国際線アップグレード特典
  • 提携航空会社特典航空券
  • ANA SKY コイン

上記以外の特典には使えませんが、大半の人はこの5つのどれかに換えると思うので、実質的に交換に不便はありません。

 

航空機の利用回数が少ないとなかなかマイルは貯まりませんが、家族の力を合わせるとすぐ集まるので、もしANAカード (券面に「ANACARD」の記載があるカード) を使ってる家族の人がいれば、ぜひ当サービスを活用してほしいです。

 

ANAカード共通サービス

  • ビジネスきっぷ (ANAカード会員専用の割安運賃/ 全路線対応の、当日の予約・変更サービス)
  • ANA国内線/ 国際線の機内販売10%割引
  • 空港内店舗『ANA FESTA』10%割引
  • ANA国内ツアー (ANAスカイホリデー)、ANA海外ツアー (ANAハローツアー、ANAワンダーアース) 商品5%割引
  • IHG・ANA・ホテルズグループジャパン宿泊5%割引 (ベストフレキシブル料金が対象)
  • ショッピングサイト「ANAショッピング astyle」で7%割引
  • 楽天Edyの支払いで、200円につき1〜2マイルが付与
  • オンラインモール『ANAマイレージモール』経由のボーナスマイル

    (楽天市場: 200円毎に1マイル、Yahoo!ショッピング: 300円毎に1マイル)

 

その他の特典・サービス

■入会・継続・フライトボーナス

 

当カードのボーナスは以下の3つです。

 

対象 ボーナス
入会ボーナス 1,000マイル
毎年継続ボーナス 1,000マイル
フライトボーナス 通常フライトマイルに10%が上乗せ

 

入会ボーナスはカードを作ると付与され、毎年継続ボーナスは年会費を支払った月の末日に付与されます。

 

また、フライトボーナスと通常フライトマイルを合わせると、「区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×110%」のマイルが貯まります。

 

 

■電子マネー

 

当カードは以下の電子マネーを紐付けできます。

  • Suica (一体型)
  • iD (一体型、ドコモのおサイフケータイ型)
  • PiTaPa (分離型)

どの電子マネーも年会費、発行手数料は無料です。

 

しかしPiTaPaに関しては、年に一度も利用がない場合は、維持管理料として1人当たり1,100円(税込)が取られます。

 

付帯保険

  • 最高1,000万円の海外旅行保険 (自動付帯)
  • 最高1,000万円の国内航空保険 (自動付帯)
  • 最高100万円のショッピング保険 (海外、マイ・ペイすリボ、3回以上の分割払いが対象)

が用意されてます。

 

保険のレベルは低いので、他カードに頼るしかありません。

 

総合評価

ANAカードと三井住友VISAカードの基本機能+Suicaが内蔵してるカードです。

 

普段はANAのマイル収集やSuicaとして使い、ANA便の利用時には航空券の割引や、特典航空券のマイル引き換え用に使うことになると思います。

 

また、利用額よっては獲得ポイントが多くなるので、その分獲得できるマイルも多くなります。

 

マイル移行は月5万5千円以上使いそうな人は10マイルコース、それ以下に収まりそうな人は5マイルコースで行ないましょう。

 

 

一方、2年目から2,200円(税込)の年会費が発生しますが、マイ・ペイすリボ登録で半額以下に抑えられますし、毎年1,000マイルのボーナス (2,000円) が贈呈されるので、実質年会費の負担はありません!

 

三井住友ブランドでANAマイルを貯めたい人や、ANAとSuicaの両機能が備わったカードが欲しい人におすすめです。

 

 

カード基本情報

カード発行会社三井住友カード株式会社
初年度年会費無料
翌年以降年会費 2,200円(税込)
(WEB明細書サービス登録+年6回以上の利用で1,6500円に減額)
(マイ・ペイすリボ設定し、年1回以上リボ払い手数料の支払いで826円に減額)
提携ブランドVISA
利用限度額10万円〜100万円
チャージ時にポイント付与-
ETC
カード
初年度年会費無料
翌年以降年会費550円(税込) (年1回以上の利用で無料)
発行手数料無料
支払い方法1回/ 2回/ ボーナス1回/ リボ払い/ 分割払い
支払日15日締め/ 翌月10日払い
申込資格高校生を除く満18歳以上の人(未成年は親権者の同意が必要)
リボ手数料実質年率15.0%
キャッシング金利実質年率15.0〜18.0%
家族
カード
初年度年会費-
翌年以降年会費-
申込資格-
家族
ETC
カード
初年度年会費-
翌年以降年会費-
発行手数料-

 

ポイントプログラム

プログラム名ワールドプレゼント
ポイント付与レート1,000円毎に1ポイント
ポイントの使い道

『ANAマイルに移行』
5マイルコース: 1ポイント ⇒ 5マイル (無料)
10マイルコース: 1ポイント ⇒ 10マイル (追加年会費6,600円)

 

『Suicaに移行』
1ポイント ⇒ Suica 5円分

 

『ギフト券、他社ポイントと交換』
楽天スーパーポイント、Tポイント、Pontaポイント、iD、VJAギフトカード、カード請求額の割引、nanaco

ポイント有効期限2年
標準還元率

ANAマイルに移行時: 5マイルコースは1.0%、10マイルコースは2.0%
Suicaに移行時: 0.5%
ギフト券、他社ポイントと交換時: 0.3%〜0.5%

入会特典入会時1,000マイル (ANA)
ボーナス特典

『ステージボーナス』
V1・・今年度50万円で50ポイント、以降10万円ごとに10ポイント
V2・・今年度50万円で75ポイント、以降10万円ごとに15ポイント
V3・・今年度50万円で150ポイント、以降10万円ごとに30ポイント

 

『継続・フライトボーナス』
カード継続時1,000マイル (ANA)、フライト毎に区間マイルの10%分

マイル交換1ポイント ⇒ 5マイル or 10マイル
その他サービス

マイ・ペイすリボでカード年会費の割引、ショッピング保険が国内でも適用
Suica (一体型)、iD (一体型、おサイフケータイ型)、PiTaPa (分離型)
ANAカードマイルプラス加盟店だと、ポイントとANAマイルが付与など

 

付帯サービス

国内旅行保険-
国内航空保険付帯条件自動付帯
死亡・後遺障害最高1,000万円
海外旅行保険付帯条件自動付帯
死亡・後遺障害最高1,000万円
救援者費用最高100万円
ショッピング保険年間補償額最高100万円 (海外またはリボ払い、3回以上の分割払いが対象)
自己負担額3,000円
補償期間90日間
ネットセーフティ

『VpassID安心サービス』

 

VpassID、パスワードが第三者に不正利用された場合、その損害を補償

ロードサービス-
その他

『紛失・盗難保険』

 

紛失・盗難の届出日から60日前までさかのぼり、それ以降の不正使用分を補償

 

 

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