すき屋の鉄火丼の味は、マグロは普通でご飯はかなり美味かった件
すき屋は牛丼のイメージが強いですが、実は海鮮メニューも少し扱っています。
例えば、鉄火丼/ 山かけ鉄火丼/ まぐろたたき丼/ まぐろユッケ丼等です。
この中で、僕は鉄火丼に以前から興味がありましたが、長年の「すき屋=牛丼」という思考やネット上のマイナスの評判ゆえに、実際に注文することはありませんでした。
すき屋の鉄火丼について、ネット上のマイナスの評判とは、"美味くない"とか"盛り付けが酷い"といった感じです。
しかしこういったネガティブな感想の多くは、鉄火丼の登場直後 (2014年) のものです。
逆にそういった声を参考に、現在 (2019年) では改良を重ね、見た目も味も美味しく進化してるかもしれません。
そしてこの仮説を検証するには実食しかないので、2019年6月に近所のすき屋で鉄火丼を食べてみました。
当記事はその食レポ (盛り付け・ご飯やマグロの味・コスパ) で、ついでに各項目について5点満点で採点してみました。
鉄火丼を食べようか迷ってる人はぜひ参考にどうぞ!
盛り付けの様子、ご飯やマグロの味について
僕の鉄火丼の盛り付けのイメージは、数枚〜10枚前後のマグロの切身が円形状に、ご飯の中心に配置されてるというものです。
一方、以下は実際に注文した鉄火丼(ごはん大盛)の盛り付けです。
なかなか丁寧な仕上がりです!
海鮮丼の専門店ほどではないにしろ (←当たり前)、牛丼がメインの、しかもチェーン店の盛り付けとしては、十分合格点です。
盛り付けの評価は4点です。
次はご飯の味についてです。
すき屋メニューによると、鉄火丼のご飯は二種類の醤油と米酢をブレンドしてあるとのことなので、意外と本格的です。
ということで、まず1口目はご飯だけを口に入れました。
すると表記の通り、ご飯から酢と醤油の味が出ていて、またこれが美味しいこと!
しかも酢と醤油は濃くも薄くもなく、絶妙な濃さに調整されてました。
まるでご飯自身が、
「俺はあくまで鉄火丼の脇役であり、主役はマグロの切身だ!」
と言ってるかのような、絶妙な濃さ、かつ存在感のギリギリの消し方だと思いました!
ということで、ご飯 (醤油・米酢のブレンドご飯) の評価は5点です。
と、いくら盛り付けやご飯が優秀でも、肝心のマグロの味が悪いと何の意味もありません。
次はいよいよ本題のマグロの切身についてです。
ご飯が良味だったので、マグロ切身もかなり期待しましたが、こちらは可も不可もない味でした。
イメージ的には近所のスーパーに売ってるパック包装されたマグロの切身が近いです。
一般的に新鮮なマグロの色は真紅に近いですが、すき屋のマグロはその赤みが少なく、ご飯の美味しさ基準に考えると、やや期待外れでした。
しかしすき屋はあくまで牛丼チェーンで、そのことを考慮すると、マグロの質は極めて妥当なものでした。
単純に美味しい・美味しくないの2通りだと、勿論前者です。
しかし良味のご飯の存在ゆえ、予想したほどのインパクトはなかったという話です。
そんな可も不可もないマグロ切身を、前述の美味しいご飯がカバーし、総合的にまあまあな味の鉄火丼が成立してるなと感じました。
ドラマに例えると主人公は普通だけど、周りの名脇役の活躍により、視聴率15%ぐらいを稼げたのに状況が似ています。
ということで、マグロ切身の評価は3点です。
コスパについて
僕が注文した鉄火丼は、ごはん大盛で定価710円でした。
一方、すき屋の牛丼大盛は定価480円で、サイズ的には鉄火丼ごはん大盛とランクがほぼ同じです。
(参考:鉄火丼は並盛・ご飯大盛・特盛の3サイズ、牛丼はミニ・並盛・中盛・大盛・特盛・メガの6サイズがあります)
つまり今回の鉄火丼は牛丼大盛より1.5倍ほど割高ということです。
また、鉄火丼を食べた後に、「牛丼大盛ほどは満腹感がない、、」ということを感じました。
(実際、牛丼大盛は966kcal、鉄火丼ごはん大盛は687kcalです)
以上のことから、すき屋の鉄火丼はコスパはあまり良くなく、ここは2点と判断します。
すき屋は牛丼チェーンゆえ、大量注文可能な牛肉をメイン食材とする牛丼は安く提供できても、マグロはそうできないので、鉄火丼は必然的に割高となります。
たとえ割高でも、満腹感が牛丼大盛と同程度ならまだしも、その部分でも鉄火丼は負けてるので、コスパは良いとは言いがたいです。
まとめ
今回、すき屋の鉄火丼の食レポをしつつ、5点満点で、
盛り付け:4点/ ご飯:5点/ マグロ切身:3点/ コスパ:2点
という評価を下しました。
総合的には3.5点です。
リピート的に注文するか否かは置いといて、少なくとも1回は食べる価値ありだと総括しておきます。
すき屋の鉄火丼に興味がある人は、試しに1回注文してみましょう。