これで万全!空港の保安検査場(国内線)を一発通過しよう!
国内・海外の空港問わず、航空機 (飛行機) に乗るとなると、その前に保安検査を通過しなくてはなりません。
航空機に乗ったことない人が"保安検査"と聞くと、何だか複雑な・基準の高い検査のように思う人もいるでしょうが、基本的にはほぼすべての人が審査をパスできます。
とは言えはあまりに知らなさすぎると、検査で余分に時間を食ったり、最悪、パスできなかったりするので、特に初めての人は多少の予備知識は知っといて方が無難です。
とういうことで当記事では、国内線の保安検査について知っといてほしいことを、私の経験を元にまとめてみました。
■保安検査場には搭乗券が必要
空港に着くと、いきなり検査場ではなく、まずはチェックインカウンターにて自分の乗る便の搭乗券 (航空券) を発行します。
具体的には、座席のネット予約時に獲たバーコード (スマホ画面・紙) をカウンター設置の専用端末に読み取らすなり、予約番号を入力するなりして搭乗券を発行します。
あるいはバーコード・予約番号を書いたスマホ画面や紙をカウンタースタッフに提示し、発行してもらうこともできます。
こうすることで搭乗券を入手してます。
(紙の搭乗券は持ち物が増えるので嫌!という人は、発券時に使うバーコードに搭乗券を内蔵させることもできます)
これにてチェックイン (=搭乗券の発券) が完了するので、続いて券を持って保安検査場に向かいます。
■発券時刻と保安検査場の通過時刻には締め切りがある!
発券自体は簡単ですし、(この後説明する) 保安検査の通過も簡単ですが、これらには締め切り時刻が設定されていて、搭乗者はその時間を守る必要があります。
例えば大手2社 (JAL/ ANA) と格安3社 (ピーチ/ Jetstar/ スカイマーク) の締め切り時刻は以下のようになります。
「発券(チェックイン)の締め切り」
- JAL/ ANA/ ピーチ/ Jetstar:便出発時刻の30分前 (預け荷物がある場合は20分前)
- スカイマーク:便出発時刻の20分前
「保安検査の締め切り」
- JAL/ ANA/ ピーチ/ Jetsar/ スカイマーク:便出発時刻の15分前
例えば12:00出発のJAL便に乗るなら、発券は11:30までに行い、もし預け荷物があるなら、11:40までにチェックインカウンター横にある預かり所で預け、11:45までに検査をパスしなくてはなりません。
ここで疑問に思いがちなのが、各締め切り時刻の厳しさの度合い (1分遅れはアウトか?的な話) です。
この疑問に関する答えは、何回も空港を利用し、各締め切りに遅れそうな (あるいは若干遅れたっぽい) 人の様子をたくさん見てきた私の主観で書きます。
発券作業も保安検査も結局はスタッフという"人間"が関係し、無感情な"機械"だけで事が進むわけではないので、何だかんだで1〜2分ぐらいの遅れは許容される傾向にあります。
とは言え、発券は各航空会社独自のカウンターで行いますし、保安検査は (国内線・国際線で分かれるにしても、) 空港単位となるので、具体的にどの程度遅れに寛容かは、利用する航空会社や利用空港でそれぞれ異なります。
そもそも締め切り時刻は守るのが当然のルールなので、遅れた際の許容度を気にするのではなく、時間に余裕のある状態で発券・検査を済ますようにしましょう!
■保安検査場で疑問に思いがちなことをまとめて解決!
保安検査は搭乗客が機内に持ち込み不可物を持ち込ませないために実施されるので、不可物は当然持って入れません。
ここで不可物か否か、自己判断が付きにくい物の代表例と言えば、ハサミ、液体類、スプレー類、電子機器です。
まずハサミですが、先のあまり尖ってない、小さめの爪切りハサミは持ち込みOKで、先の尖がってる、全長20cmとかの大きいハサミは不可となるイメージです。
液体類に関しては、水や普通のジュースはOK、燃料的な、爆発性のあるものは不可となります。
液体類を持ち込む場合、検査トレーにその液体を乗せ、検査スタッフが目視できるようにしておく必要があります。
もし液体類をカバンに入れた状態で検査機械に通すと、検査後に液体だけが再検査される時間的ロスが発生するので、なるべくカバンから出しておきましょう!
スプレー類はヘアスプレーはOKですが、引火性ガスを含むスプレーは不可です。
一般的な電子機器 (スマホ・パソコン・デジカメ・充電器) はOKですが、フライト中はスマホ・パソコンの電波機能を使ってはダメで、電源を切るか、機内モードに設定するかしないといけません!
あと、体内に金属を埋め込んでる人もごく少数いるでしょうが、少なくともチタン金属に関しては、特に申告しなくてもOKです。
(検査を終えた側から見た、検査の様子)
あと、機内 (JAL/ ANA/ ピーチ/ Jetstar/ スカイマーク) に持ち込めるカバンの大きさ・重量についてもまとめておきます。
「普通運賃で機内持ち込み可能なカバンサイズ (3辺の合計、縦×横×高さの上限) と最大重量」
- JAL/ ANA:100席以上の便は計115cm以内、55cm×40cm×25cm以内、100席未満は計100cm以内、45cm×35cm×20cm以内、10kg以内
- ピーチ:計115cm以内、10kg以内
- Jetstar:キャリーケースは計115cm以内、56cm×36cm×23cm以内、スーツカバーは114cm×60cm×11cm以内、7kg以内
- スカイマーク:計115cm以内、55cm×40cm×25cm以内、10kg以内
(上記サイズ・重量を超えるものは、預ける必要あり)
基本的にどの航空会社も同じような基準ですが、敢えて言えば、最大重量がスカイマークだけ7kgで、他4社は10kgという違いはあります。
まとめ
色々書きましたが、保安検査をスムーズに通過するには、搭乗券を速やかに提示できるよう手に持っておき、カバンから液体類を出しておくことに尽きます!
あと、便出発時間の1時間前ぐらいには空港に到着し、早めに発券・検査を終わらせとくことも重要です。
時間的余裕があると予想外に預け品が出た場合、再手続きに時間をかけれますし、急な便意にも対応しやすいです。