JREカードとビューカードの関連性のまとめ
JR東日本発行のビューカードは、SuicaやJR東日本の利用者の多くが使ってるクレジットカードで、JR東日本関連で高還元率だったり、Suica定期券をカードに内蔵できたりと、とにかく利便性が高いのが特徴です。
しかしその反面、ビューカードは種類が多く (15種類以上)、それゆえ各カードの違いが分かりにくいという欠点があります。
■主なビューカード
- 「ビュー・スイカ」カード
- ルミネカード
- アトレビューSuicaカード
- ビックカメラSuicaカード
- 大人の休日倶楽部ミドルカード
- フェザンカード
- ペリエビューカード
- weビュー・スイカカード
- エスパルカード
そこでビューカードの種類を多少減らすために、2018年7月2日からJREカードの受付が開始しました。
(JREカードの年会費は1年目は無料、2年目以降は524円(税込)です)
(JREカードの券種は、「Suica・定期券なし」「Suica付」「Suica定期券付」の3種類があります)
それにより、有効期限が2018年8月以降のアトレビューSuicaカード/ weビュー・スイカカード/ エスパルカード/ フェザンカード/ ペリエビューカードは、更新時に自動的にJREカードに切り替わります。
(アトレビューsuicaカード/ フェザンカード/ エスパルカードの新規申込は、2018年6月23日に停止)
ただし切替わっても、上記5枚の機能はそのまま丸ごと使え、更にJREカード独自の機能 (JREカード優待店でポイント還元率3.5%) も付くので、この5枚の利用者に関しては、カードスペックが少し上がります。
こうして今回のJREカードの導入により、前述の9種類のビューカードが、5種類にスリム化し、自分に適するビューカードをより見つけやすくなりました。
自動切替にならないビューカードと、JREカードの関係
(既に書きましたが、) 2018年8月以降に期限が切れる5枚に関しては、更新カードは自動でJREカードになり、その機能が全て使えます。
■JREカードの主要機能
- JREポイント加盟店でポイント3倍
- JREポイント優待店でポイント還元率3.5%
- Suicaオートチャージに対応
- Suica定期券に対応
- モバイルSuicaの年会費が当面無料
(JREカードを含む、ビューカード利用で貯まるポイントはJREポイントです。もう少し下↓で詳しく解説しています)
■主なJREカード優待店
アトレ/ アトレヴィ/ ペリエ/ エクセル/ エスパル/ フェザン
■主なJREカード加盟店
上記の優待店/ 東京駅/ ラスカ/ ボックスヒル取手/ グランデュオ/ ビーンズ/ シャポー/ VAL古河/ イーサイト/ MIDORI/ モントレー高崎
一方、以下の4枚は自動更新されません。
- 「ビュー・スイカ」カード
- ルミネカード
- ビックカメラSuicaカード
- 大人の休日倶楽部ミドルカード
この4枚は2018年8月以降に期限が切れても、自分でJREカードに申込まない限りは、旧カードとまったく同じもの (ルミネカードならルミネカード) が届きます。
つまりこの5枚の利用者は、(少なくとも2018年6月現在の公開情報的には、) 自動的にはJREカードを持てないのです!
(ビューカードは複数持ちが可能で、例えばルミネカードを継続利用しつつ、同時にJREカードも持てます)
別にJREカードに興味のない人はそれでもOKですが、ビューカードの中で唯一、JREカード優待店で還元率3.5%になるので、優待店で買い物する人がこれを持たないのは、かなり勿体ないです。
(補足:前述のJREカードの主要機能−優待店で3.5%=ビューカード共通の主要機能という図式に、おおよそなります)
なのでJREカード優待店でたまに買い物するけど、今持ってるのは自動切替とはならない、「ビュー・スイカ」カード/ ルミネカード/ ビックカメラSuicaカード/ 大人の休日倶楽部ミドルカードの人は、現カードをJREカードに手動切替 (新規申込) するなり、それらを2枚持ちするなりしましょう!
現カードとJREカードのどちらか1枚だけを持つなら、、
ビューカードは複数持ちが可能なわけですが、それだと年会費もかさばるので、どれか1枚に搾るのが無難です。
搾り方の基準は単純で、JREカードの独自機能と現カードの独自機能のうち、より利用頻度の高い機能が付いてる方を持てばOKです!
■各カードの独自機能
- LUMINEで常時5%OFF (ルミネカード限定)
- ビックカメラで、10%のビックポイント (ビックカメラSuicaカード限定)
-
201キロ以上のJR東日本線の切符5%OFF (大人の休日倶楽部ミドルカード限定)
例えばルミネカード保有者がそれを解約し、JREカードを作ろうか迷ってる場合、LUMINEよりもJREカード優待店の方でよく買い物するなら、さっさと解約し、JREカード1枚だけを使おうということです。
JREポイントについて
(JREカードとビューカードの関連性とは少し話がズレますが、) つい2016年2月まで、ビューカード利用者 (=大まかにJR東日本利用者) の生活圏内では、
- ビューカード利用で貯まるビューサンクスポイント
- 電子マネーSuica利用で貯まるSuicaポイント
- JR東日本の各駅ビルで使われてる十数種類のポイント
- 駅ネット (切符のネット予約) で貯まるえきねっとポイント
という4つのポイントが使われていました。
しかし2017年12月5日以降、ビューカード利用で貯まるポイントがビューサンクスポイントからJREポイント(JRE POINT)に変わり、残り3つもJREポイントに置き換わりました。
これはJREカード等、ビューカードの関連ポイントがJREポイントに一本化されたということで、今後はビューカードを日常の買い物や通販、公共料金の支払いで使おうと、JR東日本関連で使おうと、JREポイントただ1種類が貯まるようになりました。
尚、JREポイントの貯め方・使い道といったことは、以下の記事でまとめてあります。
【⇒ JREポイント(Suicaやアトレ等と統合)の加盟店や使い方を徹底解説!】
まとめ
有効期限が2018年8月以降の5枚のビューカード (アトレビューSuica/ weビュー・スイカ/ エスパル/ フェザン/ ペリエビュー) の、更新時のJREカードへの自動切替により、ビューカードは4種類の削減に成功しました。
(補足:JREカードは「ビュー・スイカ」カードやルミネカード等と同様、数あるビューカードの中の1枚という立ち位置です)
一方、「ビュー・スイカ」カードとルミネカードとビックカメラSuicaカードと大人の休日倶楽部ミドルカードは期限後にJREカードへの自動切替はなく、もし必要なら、新規入会の形で自分で申込むことになります。
尚、上記4枚のどれかを既に使ってる人がJREカードを持つなら、現カード解約+新規申込か、現カードとの2枚持ちのどちらかで、JREカードの保有者となれます。