ジャンボフェリー(高松から小豆島経由の神戸)に割引料金で乗船してみた!
2018年の平日のある日、讃岐うどんを食べるために香川 (うどん県) の高松にフットバスで行きました。
そして目的達成後、高松から次の目的地である神戸へは、小豆島経由のジャンボフェリーを利用しました。
上記航路 (高松 ⇒ 小豆島 ⇒ 神戸) のジャンボフェリーの平日通常料金は1,990円、往復券だと1航路1,695円 (往復3,390円) なわけですが、私はジャンボフェリー・フットバス共通利用券を使ったので1,600円で済みました。
(4,800円はフェリー1,600円とバス3,200円の合計です)
(共通利用券って何?という人は、フットバスで大阪駅(桜橋口アルビ前)から高松駅(香川)まで行ってみた!を読んで下さい)
このように私は最安級で乗船したわけですが、どの料金にしろ、ジャンボフェリーは他の移動手段 (フットバス・JR四国バス・電車・車) よりも遥かに安く高松から神戸まで移動できます。
しかもジャンボフェリーはお手頃価格で自家用車を運搬できます。
例えば高松から神戸航路の、平日の、軽自動車1台+運転手1人の料金は4,490円、普通車1台+運転手1人だと4,990円です。
ちょっと前置きが長くなりましたが、当記事は高松発・神戸行き (小豆島経由) のジャンボフェリーに実際に乗った感想について書いてます。
(目次)
ジャンボフェリー高松乗り場に向かい、乗船するまでの様子
乗り場はJR高松駅から2〜3キロほど離れています。
香川は交通の便が悪く (電車が1時間に1本とか)、乗り場に直結してる交通手段が少ないので、徒歩 (や自転車・車・タクシー) 以外なら、高松駅から出てる送迎バス (無料) を利用するのが基本になります。
送迎バスの停留所は、駅横の高松シンボルタワーの正面にあります。
送迎バスはフェリーの本数分+1本 (5本) だけ出ています。
「平日のバス出発時刻/ フェリー出航時刻 (神戸到着時刻)」
- 6:00出発/ 6:15出航 (11:00到着)
- 13:20出発/ 14:00出航 (18:45到着)
- 18:45出発/ 19:15出航 (24:00到着)
- 23:30出発・0:20出発/ 1:00出航 (5:15到着)
(私は18:45出発のバスに乗りました)
乗り場には7分程で着きました。
乗船券を既に持ってる人は乗り場に向かい、持ってない人は売り場で券を買います。
(基本的に予約なしで買えますが、GW等の繁忙期は予約が必要な場合もあります)
こうして券を確保し、スタッフに提示したら、いよいよフェリーに乗り込みます。
船内・展望デッキの様子
ジャンボフェリーは名前にジャンボの文字が入ってますが、船内はそれほど広くなかったです。
乗客は船内 (1〜4階) と展望デッキ (3・4階) を自由に歩け回れるので、この辺の様子について順番に紹介します。
■船内1階の様子
船内に入ると、料金2千円以下とは思えない程豪勢な階段がまず目に入ります。
階段の少し奥に、キャリーバッグ置き場があります。
しかし乗客は20人程の少なさだったためか、誰も置き場を使ってませんでした。笑
■船内2階の様子
2階にはリクライニング対応の座席ルームと売店があります。
座席は一般的な電車のように、2人掛け席と、単独利用席が2つ並んでる席の2種類があり、平日は空いてる席ならどれに座ってもOKです。
試しに座ってみましたが、180cm超の私でも足元のスペースは結構広かったです。
(少し後で紹介する) 3階の雑魚寝スペースで寝転んでる場合、フェリーの振動が体に直撃してしんどいですが、椅子に座ってる分には振動はあまり感じません。
雑魚寝がキツい人は座席ルームで過ごすのが良いです!
一方、リクライニングは最大でも20度ぐらいしか傾かないので、人によっては寝付くのに苦戦すると思います。
せめて50度ぐらい傾いてほしかったです。
2人掛け席に足を折りつつ、寝転ぶ方が楽でした。
とリクライニングの不満ばかり言ってもしょうがないので、気分直しがしたい人は売店で飲食するのが良いです。
うどん、ホットドック、お菓子・ジュースなどが販売されてます。
私は280円のソフトクリームを食べました。(近くに自販機も設置されてます)
■船内3階の様子
3階には雑魚寝スペースが8区画あり、空いてる場所に自由に座ったり、寝転んだりできます。
元々乗客が少ない (約20人) うえ、色んな場所 (各階・デッキ) に分散してたので、1区画をほぼ1人で独占できました。
休日だと込んでるのかもしれませんが、少なくとも私の時はガラガラだったので、ある意味、電車や車よりも快適かもしれません。
(一応、コンセントの真横に陣取るのがおすすめです)
一方、雑魚寝だとプライバシーが丸出しなので、それが嫌な人はカーテンで少しは対処できます。
しかし回り込むと依然丸見えなので、あまり意味はないですが。笑
雑魚寝スペースは自由な姿勢でくつろげるので、2階の座席ルームよりも優秀だと思います。
ただし雑魚寝の畳は場所によってはあまり掃除されてなく、寝転ぶ場合はフェリーの振動をモロに受け、座るにしても長時間はしんどいです。
なので個人的には2階の座席ルームにて、着航を待つのが良いと思います。
(3階には女性専用の座席ルームもあります)
■船内4階の様子
4階には雑魚寝スペース2区画とゲーセンがあります。
こちらの区画はサブ的な感じなので、プライバシー重視の人はこちらを使いましょう。
ゲーセンは格ゲー、パチンコ、UFOキャッチャー等があります。
(でも誰も使ってませんでした。笑)
■展望デッキの様子
デッキは3階・4階にあり、私は計20分ほどいました。(高松出航時・小豆島一時停船時・神戸着航時)
日が出てる時間帯の乗船ならもう少し長くいたでしょうが、私の場合は夜間だったので20分ほどに留めました。
以下は高松乗り場出発時の様子です。(定刻の19:15に出航)
当分、高松 (というか四国) には来ないだろうと思いつつ、ぼんやり景色を眺めてました。
20:30頃、小豆島に一時停船です。
小豆島で何人ぐらい下船するのだろう?と思い、スロープを見ていたら、わずか2人でした。
(停船前に寝てる客を起こすための、オリジナルの穏やかな曲が船内に流れました)
下船と神戸三宮駅への送迎バスについて
24:00頃、予定通り神戸 (三宮フェリーターミナル) に到着しました。
残乗客全員がフェリー出口前に集まってるかスタッフが確認後、スロープで下船しました。
フェリーって普段滅多に乗らないので、名残惜しい感じがしました。
(自家用車を積んでた人は、貨物搬入口から下船します)
日付が変わる時間にもかかわらず、ターミナルにはそれなりに人がいました。
ターミナルのすぐ外に、神戸三宮駅 (JR・阪急・阪神) 直通の送迎バス (210円) が待機してるので、必要なら乗り込みます。
(高松の送迎バスを見習い、このバスも無料にしてほしかったです)
(翌日朝に撮ったので、画像上は朝ですが、) 道路を挟んで阪神電車三宮駅が見える位置で、送迎バスは止まります。
高松駅から神戸に着くまでに5時間程かかりましたが、たまにはフェリーに乗るのもありだと思いました。笑
まとめ
今回、高松から神戸まで、平日のジャンボフェリーに乗ったわけですが、客の少なさのために待機スペース (雑魚寝・座席・デッキ) を使い放題で、しかも低価格 (1,600円) だったので、全体的にかなり満足しました。
それにフェリーは海上を進むという特殊性のためか、何となく心が落ち着きました。
欲を言えば、リクライニング角度をもっと上げてほしかったです。
20度程度では座ってるのとあまり変わりません。
とは言えコスパは最高なので、移動コストを節約したい人はジャンボフェリーは超おすすめです!
尚、関西-高松間をなるべく安く往復したい人は、以下の記事が参考になります。