東京〜博多間の新幹線・特急列車に乗るなら、EX予約にて乗車運賃を安くしよう!

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エクスプレス予約で東海道・山陽区間の新幹線・特急列車に割引料金で乗ろう!

東京〜博多間の新幹線 (のぞみ・こだま・ひかり・みずほ・さくら) や特急列車になるべく安く乗りたいなら、エクスプレス予約 (EX予約) にて席 (普通車自由席・指定席、グリーン車) を確保するのがおすすめです。

 

 

なぜならEX予約を使うと、新幹線・特急列車の乗車料金が正規料金よりもだいぶ安くなるからです!

 

 

しかし一言にEX予約といっても、その料金体系は8種類もありますし、まったく同一区間でもどの割引を使うかで、料金は全然違ってきます。

 

  1. EX予約
  2. EX早特
  3. EX早特21
  4. EX予約(往復割引)
  5. EXグリーン早特
  6. EXこだまグリーン早特
  7. EXのぞみファミリー早特
  8. EXこだまファミリー早特

 

そこで当記事では、より庶民的なEX予約である1〜4に焦点を当て、これらが正規料金とどれぐらい違うのかを、具体例を用いて詳しく解説します。

 

 

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新幹線(普通車・指定席)の正規料金/ EX予約の料金比較

今回、EX予約 (1〜4) の割安料金と比較するのは、普通車・指定席の新幹線 (のぞみ) の正規料金とします。

 

また、比較に用いる区間は、「東京・品川⇔新大阪」「東京・品川⇔名古屋」「東京・品川⇔広島」の3区間とします。

 

 

この3区間の正規料金は次の通りです。(2018/5/16現在)

 

「のぞみ・普通車・指定席の大人片道1名の正規料金(通常期)」

  • 東京・品川⇔新大阪 (14,450円)
  • 東京・品川⇔名古屋 (11,090円)
  • 東京・品川⇔広島 (19,080円)
  • (閑散期は上記よりも200円安くなり、逆に繁忙期は200円高くなります)

 

 

ちなみに余談ですが、上記区間を自由席で予約すると、正規料金はいくらか安くなります。

 

「のぞみ・普通車・自由席の大人片道1名の正規料金(通常期)」

  • 東京・品川⇔新大阪 (13,620円)(指定席より830円安い)
  • 東京・品川⇔名古屋 (10,360円)(指定席より730円安い)
  • 東京・品川⇔広島 (18,040円)(指定席より1,040円安い)
  • (閑散期は上記より200円安くなり、繁忙期は200円高くなります)

 

 

■EX予約と正規料金の比較

 

EX予約は乗車日当日、列車発車時刻の4分前まで利用可能で、予約のタイミングに最も柔軟性のある割引です。

 

「のぞみ・普通車・指定席の大人片道1名のEX予約の乗車料金」

  • 東京・品川⇔新大阪 (13,370円)(正規料金より1,080円安い)
  • 東京・品川⇔名古屋 (10,110円)(正規料金より980円安い)
  • 東京・品川⇔広島 (17,660円)(正規料金より1,420円安い)
  • (EX予約は通常期・閑散期・繁忙期を問わず、通年で同額です)
    (EX予約は指定席・自由席ともに同額です)

 

 

EX予約で購入後、予約の変更は列車発車時刻の直前まで、手数料無料で何度でも行えます。

 

 

■EX早得と正規料金の比較

 

EX早得は3日前までの予約の、長距離区間の「のぞみ」普通車指定席とグリーン車で利用可能な割引です。

 

EX早得は平日/ 土休日で料金が異なり、何と嬉しことに土休日の方がより安くなります。

 

ただし、EX早得が効く区間には限りがあり、主要区間である「東京・品川⇔新大阪」と「東京・品川⇔名古屋」はEX早得の対象外となります。

 

「のぞみ・普通車・指定席の大人片道1名の平日・土休日のEX早得の乗車料金」

  • 東京・品川⇔広島 (平日15,900円)(正規料金より3,180円安い)
  • 東京・品川⇔広島 (土休日15,500円)(正規料金より3,580円安い)

(EX早得は通常期・閑散期・繁忙期を問わず、通年で同額)

 

 

■EX早得21と正規料金の比較

 

EX早得21は21日 (3週間) 前までの予約割引で、乗車駅を朝6時台、昼11〜15時台に出発する直通の「のぞみ」普通車指定席でのみ利用可能です。(除外日あり)

 

旅行や結婚式など、事前に旅程が決まってる場合に役立ちます。

 

「のぞみ・普通車・指定席の大人片道1名のEX早得21の乗車料金」

  • 東京・品川⇔新大阪 (11,000円)(正規料金より3,450円安い)
  • 東京・品川⇔名古屋 (8,800円) (正規料金より2,290円安い)
  • 東京・品川⇔広島 (14,000円)(正規料金より5,080円安い)

(EX早得21は通常期・閑散期・繁忙期を問わず、通年で同額です)

 

 

 

ここまで正規料金とEX予約・EX早得・EX早得21の比較をしました。

 

これら比較結果をまとめると次のようになります。

 

 

「正規料金に対する、各割引タイプの割引額と割引率」

EX予約 EX早得 EX早得21
東京・品川⇔新大阪 △1,080円(7.5%) - △3,450円(23.9%)
東京・品川⇔名古屋 △980円(8.8%) - △2,290円(20.6%)
東京・品川⇔広島 △1,420円(7.4%) 平日:△3,180円(16.7%)、土休日:△3,580円(18.8%) △5,080円(26.6%)

 

 

どうでしょう?

 

EX予約を使い倒すと、ある程度前持った新幹線の予約だとコンスタントに20%以上、かなりギリギリの予約でも10%弱ぐらいは普通に安くなるのです!

 

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往復の正規料金とEX予約(往復割引)の料金の比較

EX予約は既に正規料金よりも安いわけですが、一部区間では往復割引が効くので、更に (二重に) 安くなります。

 

 

先ほどから使ってる3区間だと、「東京・品川⇔広島」に限り、往復割引が適用されます。

 

 

「往復の正規料金とEX予約(往復割引)の料金比較」

正規料金 EX予約(往復割引) 割引額(割引率)
東京・品川⇔広島 38,160円 32,580 △5,580円(14.6%)

 

 

上記区間の片道の割引率は7.4% (既に紹介済) でしたが、往復だと14.6%に上昇するのです!嬉

 

このように、往復割引の適用区間だと割引率が2倍になることはザラなので、席予約時はなるべく行き帰りセットで取るようにしましょう。

 

 

「EX予約(往復割引)の補足」

片道の営業キロが601キロ以上の区間が対象で、復路は購入時の最大1ヶ月先の列車まで予約できます。

 

購入後、予約の変更 (乗車日・列車・設備の変更) は往路の列車発車時刻の直前まで、手数料無料で何度でも行えます。

 

(往復を片道に変更するのは不可)

 

EX予約を使うには、特定クレジットカードの保有が必要です!

正規料金よりも1割、2割安くなるEX (エクスプレス) 予約ですが、このサービスは無条件では使えません。

 

もし使いたいなら、(私の知る限り、) 次のどれか1つ以上に該当してる必要があります。

 

  1. モバイルSuicaとビューカードの両方を保有 (ビュー・エクスプレス特約)
  2. J-WESTカード「エクスプレス」を保有 (OSAKA STATION CITY/ LUCUA OSAKA STATION CITY/ ミオクラブ/ 岡山一番街さんすて岡山・倉敷/ ekie/ ビックカメラのJ-WESTカード「エキスプレス」でも可)
  3. JR東海エクスプレス・カード/ 「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カードのどちらか1枚を保有

 

どのカードでEX予約の機能を持ってもいいですが、基本的には次の考え方で持つカードを選べばいいと思います。

 

 

まずモバイルSuica対応スマホ (国内販売のiPhone7以上) を既に持ってる人は、ビューカードに申込み、ビュー・エクスプレス特約の形でEX予約を使えるようにするのがベストです。

 

 

特に、ビューカードの一種であるビックカメラSuicaカードだと、年会費は事実上無料ですし、モバイルSuica年会費も当面無料となるので、断然おすすめです!

 

(ビックカメラSuicaカード年会費は初年度無料、2年目以降は524円(税込)ですが、年に1回でもカードを使えば全額免状)

 

 

しかもモバイルSuicaにはJR東日本の新幹線の割引があるので、モバイルSuica+ビューカード (特にビックカメラSuicaカード) の組み合わせだと、山陽・東海道 (EX予約) だけでなく、東北・山形・秋田・上越・北陸を走る新幹線にも安く乗れることになります!

 

 

一方、モバイルSuica対応スマホがない人は、J-WESTカード「エクスプレス」保有がおすすめです。

 

1,100円(税込)の年会費はかかりますが、その代わり当カードにはe5489 (良いご予約) という、九州・山陽・北陸新幹線の割引機能も付いてます。

 

 

つまりJ-WESTカード「エクスプレス」保有だと、山陽・東海道・九州・北陸 (EX予約+e5489) の新幹線に安く乗れるのです!

 

EX予約/ e5489の両機能は、

  1. J-WESTカード「エクスプレス」
  2. OSAKA STATION CITY J-WESTカード「エクスプレス」
  3. LUCUA OSAKA STATION CITY J-WESTカード「エクスプレス」
  4. ミオクラブ J-WESTカード「エクスプレス」
  5. 岡山一番街さんすて岡山・倉敷 J-WESTカード「エクスプレス」
  6. ekie J-WESTカード「エクスプレス
  7. ビックカメラ J-WESTカード「エキスプレス」

の7券種に付いてます。

 

 

あと、年会費1,100円(税込)のJR東海エクスプレス・カードや、年会費2,200円(税込)の「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カードを保有という方法もありますが、あまりおすすめしません。

 

なぜならこの2枚はEX予約以外に特筆すべき特典はないからです。

 

 

「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カードに至っては、年会費がバカ高いので、言語道断だと言わざるをえません!

 

 

ということで、モバイルSuica対応のスマホ保有者はビューカード (特にビックカメラSuicaカード) にて、非保有者はJ-WESTカード「エクスプレス」にて、EX予約の機能を得ておきましょう!

 

【⇒ J-WESTカード「エクスプレス」のEX予約に必要な会員登録の方法・手順を解説】

 

 

以上、エクスプレス予約で東海道・山陽区間の新幹線・特急列車に割引料金で乗ろうの話でした。

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