ANA vs JAL その2 (国内線の特典航空券の利用可能時期)
ANAマイルとJALマイルのどちらのマイレージプログラムの方が、より特典航空券(国内線)の利便性が高いのか比較します。
で、いきなり悲しい話なんですが、ANAでは一部の空港で一時的に特典航空券を利用できません!
ANA特典航空券(国内線)を利用できない期間 (2017/8/16現在)
対象路線(発) | 東京(羽田/成田)・名古屋(中部)・大阪(伊丹/関西/神戸) |
2017年 | 5/3、8/11〜8/13、 12/29〜12/30 |
2018年 | 4/28、5/3、8/10〜8/13、12/28〜12/30 |
2019年 | 未発表 |
対象路線(着) | 東京(羽田/成田)・名古屋(中部)・大阪(伊丹/関西/神戸) |
2017年 | 1/2〜1/3、5/6〜5/7、8/15〜8/16 |
2018年 | 1/3〜1/4、5/5〜5/6、8/15、8/19 |
2019年 | 1/3、1/5〜1/6 |
表の通り、利用制限が敷かれてるのは羽田・成田・関空といった主力の空港ばかりで、しかも(というかやはり?)GWやお盆・年末年始といった重要な時期が潰されています。悲
一方、JALはオールシーズン使えます。(ナイスJAL!笑)
特典航空券のマイル数は常時一定ではない!
続いては、特典航空券に必要なマイル数が時期や条件により変動する話です。
ANAでは必要マイル数を、ハイシーズン(繁忙期)、レギュラーシーズン(通常期)、ローシーズン(閑散期)の3つに分けて変動させます。
シーズンチャート(下表)を見ると、GW・お盆・年末年始の旅行シーズンはH(ハイシーズン)に分類されるため、最も多くマイルを取られます!
ANAは、「搾れるときは徹底的に客からマイルを搾り取れ!」戦略を組んでるようです、、
(マイルが少なくて済むローシーズンも一応設定してあります)
シーズンチャート (2017/8/16現在)
ANA | JAL | |||
2017年 | H | 1/1〜1/4、3/16〜3/31、4/29〜5/7、8/10〜8/21、12/23〜12/31 | 通常 | いつでも利用可 |
2018年 | H | 1/1〜1/7、3/16〜3/31、4/27〜5/6、8/10〜8/20、12/22〜12/31 | 通常 | いつでも利用可 |
2019年 | H | 1/1〜1/5、3/15〜3/31 | 通常 | いつでも利用可 |
2017年 | R | 3/1〜3/15、5/8〜8/9、8/22〜11/30 | JALカード割引 | 4/1〜4/27、5/9〜5/31、12/5〜12/22 |
2018年 | R | 3/1〜3/15、5/7〜8/9、8/21〜11/30 | JALカード割引 | 1/5〜2/28 |
2019年 | R | 3/1〜3/14 | JALカード割引 | 未発表 |
2017年 | L | 1/5〜2/28、4/1〜4/28、12/1〜12/22 | ディスカウント | 4/1〜4/27、5/9〜5/31、12/5〜12/22 |
2018年 | L | 1/8〜2/28、4/1〜4/26、12/1〜12/21 | ディスカウント | 1/5〜2/28 |
2019年 | L | 1/6〜2/28 | ディスカウント | 未発表 |
※Hはハイシーズン(繁忙期)、Rはレギュラーシーズン(通常期)、Lはローシーズン(閑散期)
一方、JALはというと、、
うれしいことに、ANAのようなハイシーズンはありません。
JALの必要マイル数は、基本的には通常期間(JALカードを所有していれば割引き有り)とディスカウント期間の2通りです。
通常期間はANAのレギュラーシーズン、ディスカウント期間はローシーズンみたいなイメージです。
両航空会社の必要マイル数の決め方を見ると、それぞれ別の戦略をとってるのが分かります。
ANAが必要マイル数の多さに格差をつけて、その差で客を引き付けようとしてるのに対し、JALは年間を通してマイル数が安定してることを売りにしています。
で、どちらの航空会社がお得か?なんですが、これは時期によります。
ANA往復特典航空券に必要なマイル数
ハイシーズン | レギュラーシーズン | ローシーズン | |
近距離区間 | 15,000マイル | 12,000マイル | 10,000マイル |
標準区間 | 18,000マイル | 15,000マイル | 12,000マイル |
遠距離区間 | 21,000マイル | 18,000マイル | 14,000マイル |
超遠距離区間 | 23,000マイル | 20,000マイル | 17,000マイル |
JAL往復特典航空券に必要なマイル数
通常期間 (JALカードあり) | ディスカウント期間 (JALカードあり) | |
近距離区間 | 12,000マイル (11,000マイル) | 10,000マイル (9,500マイル) |
標準区間 | 15,000マイル (14,000マイル) | 12,000マイル (11,500マイル) |
遠距離区間 | 20,000マイル (19,000マイル) | 対象外路線 |
例えば大阪‐大分を行き来する場合、もし時期がANAのハイシーズンと被ってたらJALを選ぶのがグッドチョイスとなります!
ANAなら15,000マイルも必要なのに対し、JALだと通常期間の12,000マイル (JALカードなら11,000マイル)で済むからです。
逆に、もしANAのローシーズンと被っていて、JALは通常期間だったらANAを選ぶのがベターです。
ANAなら10,000マイルで済むのに対し、JALだと12,000マイル (JALカードでさえ11,000マイル)も消費します。
一方、ANA・JALともにローシーズンだった場合は、どちらも同じ10,000マイルで事足ります。
ということで、どちらの航空会社の特典航空券(国内線)が使いやすいかは、その航空券を使用するタイミングで決まると言えます!
ですが、JALだと旅行シーズンでも、ANAのレギュラーシーズンのマイル数で航空券をゲットできる分、管理人的にはJALに軍配を上げます。