社会人という言葉に騙されるな!単に労働者を会社に縛り付けとく屁理屈だよ!
就活や新人研修、会社とかで、"社会人"って言葉をちょくちょく耳にするじゃないですか?
仮にサイヤ人って言葉だったら悟空とかベジータのことって誰でも一発で分かるし、会社員だったら正社員とかサラリーマン・OLって分かるけど、社会人とは具体的に誰を指すのかかなり分かり辛いです!
なので社会人とは何なのかを、「社会人 意味」でググってみると、
- 実社会で活動する人、例文:「学校を出て会社員となった」
- 社会の一員としての人
という、これまた曖昧な答えが出てきました。
どうやらググっても答えが出ないようなので、代わりに僕がビシッと答えます。
社会人という言葉の意味はズバリ、会社が従業員 (特に正社員) に理不尽な要求を出す際、「社会人だから!」という一言でその理不尽を正当化してしまえる、会社側に都合の良い呪文・屁理屈のことです!
(マホトーンと唱えれば、相手の魔法を封じれるみたいな、笑)
例えば有給利用を2週間前から明言し、上司も許可済であるのに、急ぎの業務発生で、許可を出したはずの上司が有給前日夜に、
「○○君、悪いけど明日出社してくれ!」
と自宅に電話してき、それに対し有給申請者が、
「予定通り明日は有給使うんで、無理です!」
と返すと、いきなり上司の口調が変わり、
「お前、社会人なんだから仕事最優先だろ〜が!!仕事ナメてんのかゴラ〜!!」
と、怒号と共に使われる屁理屈が、社会人という単語の正体なのです。
別にこの有給申請者は間違ったことを全然言ってないのに、"社会人"という謎ワードにより、まるで申請側が間違ってると言わんばかりの空気にできるのが、この言葉の恐ろしさなのです。
一方、「社会人なんだから、仕事最優先だろ〜が!」という発言の異常さが理解できない人は、"社会人"を例えば"リニクカ"に置き換えると、その異常さが理解できますよ。
「リニクカなんだから、仕事最優先だろ〜が!」・・って、まったく意味不明ですよね?
(リニクカは僕がテキトーに作った単語です)
でも"社会人"も"リニクカ"も実体のない単語だから、リニクカで意味不明なら、同じように社会人でも意味不明なはずで、
「社会人なんだから、仕事最優先だろ〜が!」
という発言は、前半に「社会人なんだから」という奇声を付けただけで、明日出社する具体的な理由を述べず、単に
「仕事最優先だろ〜が!」
と勝手に言ってるだけなのです。
それにしても、"社会人"って言葉は、どうしても僕たち労働者のテンションを下げる方向に働くようです!
例えば風邪ひいて欠勤連絡した際、「体調管理もできないなんて、社会人失格だ!」
新人研修で、「まだ学生気分が抜けてないぞ!それでも社会人か!」
上司が部下に、「この仕事終わらせるのに何時間かける気だ?お前、社会人何年目だ?」
等々、、
逆に"社会人"を含み、普通に意味が通り、しかも僕たち労働者のテンションを上げるような会話を1つでも聞いたことありますか?
僕はまったくないです。笑
個人的に社会人という言葉の登場は、大正か昭和初期らへんの時の権力者みたいな人が、労働者を自分の好き勝手にコントロールしやすいように、テレビとかラジオ、新聞を使って一般大衆に徐々に浸透させていったんだと思ってます。
みなさん記憶にある人も多いでしょうが、小学校か中学校の社会科の時間に、"五人組の連帯責任"という制度を習ったと思います。
この制度は江戸時代に豊臣秀吉により実施され、近隣5家が1組の組織とし、組織内に年貢納入の不達成者や犯罪者が出た時などは、その当人だけでなく、他の組織メンバーも一緒に処罰されたというものです。
人々は処罰されるのが嫌なので、組織メンバーは互いが互いを監視し、それにより納入不達成や犯罪に走る者が減り、安定社会を達成できたわけですが、そもそも連帯責任という概念は、豊臣秀吉政権を安定させるために登場したわけです。
これと似た感じで、会社側はサービス残業とかサービス出勤とかの理不尽を"社会人"という謎の造語で従業員に納得させ、不当に人件費を削減し、その削減分を会社の利益にしてるのだと思います。
逆に社会人は権力者発案ではなく、意外と大衆の中から自然発生した可能性もありそうです。
例えば心身に急激な変化が起きたサイヤ人のことを、スーパーサイヤ人と呼ぶみたいな感じで、相当な激務・ストレス (心身の急激な変化) にさらされた一般大衆のことを、スーパー一般大衆という意味で、いつしか社会人と呼ぶようになったのかもしれません。
それなら長時間大国の日本で、社会人と呼ばれる人たちが大発生するのも納得ですね。笑