【必見】クレジットカードの不正利用は心配する理由が特にない!
手持がなくても買い物ができたりポイント還元を受けれたりと、何かとお得なクレジットカードですが、「誰かに不正利用されそうで怖い!」という疑心暗鬼により、カードをまったく使わない人が大勢います。
しかし「他人にむやみにカードを見せない」「カードの紛失・盗難に気を付ける」の2つを徹底すれば、ほぼ確実に不正利用は避けれます。
また、仮に不正利用の被害に遭っても、「カード利用明細の定期的なチェック」を怠らなければ、各カード会社が採用してる紛失・盗難保険で被害額の全額が弁済されるので、不正利用を過度に恐れる必要はまったくないのです!
ただし一般的に紛失・盗難保険の補償範囲は、
カードの紛失・盗難をカード会社に届け出た日から60日遡った、それ以降の被害
となります。
(紛失・盗難保険の例)
なので不正利用が万一起きても、確実に紛失・盗難保険を使えるように、カード利用明細の定期的なチェックは絶対に怠れないのです!
・・と、気軽に「不正利用はあまり心配じゃないよ!」と書いてもあまり説得力はないと思います。
なので少しでも説得力を上げるために、各カード会社がどのような手法で不正利用を阻止してるのかを、数字を使いつつ説明していきます。
カード会社による、カード不正利用防止の取り組み
クレジットカード発行会社は、不正なカード利用がないかを24時間365日体制でチェックしてますが、その際、すべてのカード利用 (クレジット決済) に対し「正常利用」「不正利用」「不正利用の疑いあり」という3つにカテゴライズしていきます。
カテゴライズの基準となるパラメーターは色々ありますが、カード契約者の普段のカードの使い方 (場所・店舗の属性・時間・金額など) がその基本になります。
そして普段通りの、あるいは普段と似た使われ方をした場合は「正常利用」と判定され、普通にクレジット決済が認められます。
しかし契約者の生活圏から明らかに離れ、しかも契約者があまり行かないタイプの店で、普段使わないような高額の支払いを行おうとしてるような状況だと、「不正利用」とか「不正利用の疑いあり」という判定をされることがあります。
そしてもしそのような判定を受けると、一時的なクレジット決済の停止なり、「○○店で△△の買い物をカードでしましたか?」というカード会社からの連絡を受けたりします。
では「正常」「不正」「不正の疑いあり」の振り分け割合はどんな感じかというと、例えばクレジット決済の回数が10,000件の場合、
- 正常 (店舗、通販等で問題なく決済可能)・・9,890件
- 不正 (決済不可、決済停止)・・10件
- 不正の疑いあり (後日、カード会社から連絡)・・100件
のようなイメージで振り分けられます。
ただしこの振り分けは、あくまでプログラムが各種パラメーターを元に判断したものにすぎず、現実の結果を100%正確には反映していません。
100%正確に反映してないとは、以下の状況のようなことです。
プログラムの予想 | 実際 | 不正確な振り分け | |
正常利用 | 9,890件 | 9,880件 | 10件 |
不正利用 | 10件 | 9件 | 1件 |
不正利用の疑いあり | 100件 | 5件 | 95件 |
合計 | 10,000件 | 9,894件 | 106件 |
上表を見ると、計106件は正しくない振り分けとなります。
- 契約者判定されたけど、実際は不正利用だったのが10件・・a
- 契約者本人が使ったのに、不正判定されてるのが1件・・b
- 不正の疑い判定されたけど、実際は契約者本人だったのが95件・・c
「1万件中、106件も不正確が起きるって、やっぱりカードは信用できん!」
と一瞬思いそうですが、この106件も他の9,894件と同様に、後日に自然な形で限りなく100%の正確さに収束するので安心です!
まずaの10件は、カード会社の監視には引っ掛からなかったけど、カード契約者が定期的に利用明細をチェックしていれば、「あ!誰かに勝手にカードを使われた!」と気づけます。
そして契約者がカード会社に不正利用の旨を話し、紛失盗難保険なり不正利用に対する補償なりを申請すれば、その不正金額の支払いの免除措置を受けられます。
なので利用明細の定期的な確認を怠らなければ、aの10件は特に恐れる必要はないのです!
それからbの1件 (契約者本人がカード決済しようにも、できない1件) は、契約者が買い物の支払いなどでレジ店員にカードを渡した際、「お客様、このカードは現在利用が停止されてます!」の発言を聞くことで、気づけます。
そしてその流れでカード会社に、「そのカードの契約者は間違いなく自分だ!」という連絡を入れることで、即日ありは数日後に再びカード利用が可能になります。
カード会社から誤認されるのは結構迷惑ですが、bの1件はカード決済での買い物時に絶対に気づくので、やはり恐れる必要はありません。
あと、cの95件に誤認された契約者の人は尚更問題ありません。
なぜならaとbの誤認の解決は自発的な行動 (明細チェック、カード会社への電話) が必要なのに対し、cはカード会社からの電話を取るだけだからです!
cの95件に不正利用の疑いがあると判断してるカード会社は、「いついつ、どこどこで、カードを使ったか?」との連絡をしてくるので、契約者は「使いました!」と答えれば、それで終了になります。
以上のような方法で、各カード会社は不正利用を厳しく阻止しています。
また仮に見逃すことがあっても、契約者は紛失・盗難保険や不正利用に対する補償で守られるので、やはりカードの不正利用は恐るるに足らずなのです!
三井住友系カードは、不正利用の防止技術で最先端を突き進む!
不正なカード利用に対する監視網はどのカード会社も厚いですが、特に三井住友FG (フィナンシャルグループ) は人工知能を用いることで、その監視能力を高めることを目指しています。
一般的に不正利用かどうかは"プログラムが各種パラメーターを元に判断"と前述しましたが、三井住友FGの場合は"人工知能が判断"という形を将来的には採用したい意向なので、より監視力が高く、しかも不正利用判定の正確性の更なる向上が見込まれています。
実際、三井住友FGが試験的に人工知能を用いて不正監視したところ、旧来のプログラム監視だと、不正利用疑いの判定制度が約5%だったのが、人工知能だと何と約90%にまで上昇しました!
(参考:日本経済新聞)
もちろん現時点 (2017/3/17) では人工知能は実用化されてませんし、実際にされるか不明ですが、少なくとも三井住友FGが不正利用の防止技術で最先端を突き進んでることは間違いなさそうです!
なので不正利用を過度に不安視してるけど、でもクレジットカードを使いたい人は、三井住友FGが発行する三井住友VISAカードを選んどきましょう!