物々交換から、どのような過程を経てクレジットカードという決済方法が誕生したのか?

このエントリーをはてなブックマークに追加 

クレジットカードは決済方法の進化の最先端!

買い物でポイントが貯まったり、一瞬で会計を行えたり、切符なしで改札を通過できたり・・等々、クレジットカードはとにかく機能が豊富です。

 

現代は結構なカード社会なので、今更カードにありがたみを感じる人は少ないでしょう。

 

しかし人類が"カード決済"という超便利な方法に辿り着くまでには、相当長い年月がかかっています!

 

 

何だか歴史ドキュメンタリーのような出だしですが (笑)、今回は最初期の売買の決済方法 (商品購入代金の支払い方法) がどのような流れを辿り、最終的にクレジットカードにいきついたのかについて書きたいと思います。

 

 

結構雑学的な内容になるので、暇つぶし感覚で読んでほしいです。

 

スポンサーリンク

 

最初期は物々交換や貝殻・家畜などで売買を行っていた!

数万〜数千年前の古い時代、人々はその近隣住民や同じ村、少し離れた村人たちと、自分たち持ち寄った物を物々交換していました。

 

「僕の育てた野菜と、あなたが釣ってきた魚を交換しましょう!」

 

という感じです。

 

 

物々交換の対象は様々でしたが、食料は生きるための必須なので、その交換回数は必然的に膨大なものでした。

 

しかし食料は衣類などと違い、"腐る"という欠点がありますし、そもそも交換のために毎回物資を運ぶのは大変でした。

 

 

そこで考案されたのが、比較的大勢の人が欲しがり、しかも腐らず、持ち運びも便利なアイテム (貝殻・家畜・布など) 経由で交換を行う方法です。

 

例えば従来なら野菜 ⇔ 魚と直接交換していたものを、貝殻 ⇔ 魚とすることで、魚の購入者はわざわざ野菜を運ぶ手間が省けました。

 

逆に貝殻を得た魚の提供者は、自分のタイミングで野菜を買いに行けたり、貝殻で野菜以外の商品を買えるようになりました。

 

 

このように貝殻・家畜などを決済の仲介役にすることで、物の売買がより効率的に行えるようになりました。

 

決済手段として金属が使われる!

そして時代が進むと、次は金属 (鉄・銅・銀・金) が決済の仲介役を担うようになりました。

 

なぜなら金属は貝殻・家畜よりも資源的価値が高く、より長期の保存が可能で、加工もしやすいからです。

 

ちなみに現存する最も古い鋳造 (ちゅうぞう) 貨幣は、紀元前7世紀のリディア王国 (現トルコ周辺) のエレクトロン貨です。

 

 

そして鋳造貨幣の時代には、物々交換や貝殻・家畜の時代にはなかった、1つの画期的な概念が誕生しました。

 

それは貨幣という決済手段に、"価値の基準"が採用されたことです!

 

例えば、「エレクトロン銅貨1枚=米10キロ」とか、「エレクトロン金貨1枚=牛2頭」といった感じです。

 

つまり現在のいわゆる"お金"の概念の基礎は、鋳造貨幣の時代に作られたのです。

 

鋳造貨幣の代わりに紙幣が登場!

鋳造貨幣は物/ サービスの交換機能・価値基準の機能があったので、長らく決済方法の主役をはっていましたが、やがて1つの弱点が浮き彫りになりました。

 

それは"鋳造貨幣を大量に保有してると、強盗に盗まれる恐れがある"という弱点です。

 

 

大航海時代 (15〜17世紀) 以前は貿易・各種技術の世界的交流がなかったので、貨幣を大量保有する人はごく少数でしたが、大航海時代以降は貿易成功などで富豪が頻発したので、"強盗"の問題はかなり一般化してきたのです。

 

 

そこで富豪たちはこの問題を解決するために、ゴールドスミスと呼ばれる金細工師たちに自分たちの貨幣の大半を預けました。

 

ゴールドスミスは頑丈な金庫を持ってるので、これで強盗に入られる心配はほぼなくなりました。

 

また、富豪は貨幣を預けた"証明書"を、ゴールドスミスから発行してもらっているので、必要に応じその証明書と貨幣を交換し、預けた貨幣を引き出していました。

 

 

しかし毎回引き出しに行くのが面倒だと感じ始めた富豪たちは、貨幣でなく証明書で貿易の決済を行うようになりました。

 

そしてこの"証明書での決済"が世界中に広まり、やがて庶民の間にも広がっていったのです。

 

日本だと現在、10円硬貨や100円硬貨、1千円札や1万円札が流通してますが、この"お金の制度"は元を辿ると、ゴールドスミス発行の証明書が起源となります。

 

クレジットカード1枚で多くの決済が完了する時代に突入!

2016年現在、多くの人は"お金"という決済方法で、買い物などの日常取引を行っています。

 

しかしお金の場合、いくらか手元にないと取引が不成立となるので、その弱点を補うために"クレジット払い"という仕組みが、1950年にアメリカのダイナースで登場しました。

 

(ダイナースのクレジット払いの発端は、"食事代金の後払いシステム"だと言われています)

 

 

そして日本では、株式会社丸井が1960年に"クレジット"の仕組みを取り入れ、事業運営を始めました。

 

ただし丸井のクレジットの仕組みは、「クレジット・カード」と呼ぶれる紙1枚につき、1回だけ分割払いを行えるという、常連客限定のサービスでした。

 

なので当時のクレジット・カードは、プラスチック制/ 何回でも利用可能/ 多種類の支払方法を選択できる現在のクレジットカードとはまったく別物だったのです。

 

 

ではどの会社が日本で最初にクレジットカードの基礎を作ったかというと、日本ダイナースクラブ (日本初のクレジット専門機関として、1960年に設立) が該当します。

 

ちなみに日本ダイナースクラブは1963年に記念すべき1枚目のクレジットカードを発行したのですが、なぜその時期に発行したかというと、ちょうど東京オリンピックが開催される前年だったからという意見が有力です。

 

 

その当時、世界は既にカード文化が一般化しつつあったので、オリンピック等で日本を訪れる外国人に日本でより多額を使わせる目的で、1963年に初発行がなされたとの見方が強いです。

 

 

また、1961年にはJCB (日本で最も加盟店舗が多いブランド) の前身である日本クレジットビューローが誕生しています。

 

そして時代は流れ、2016年現在ではクレジットカードは銀行/ 小売店/ 百貨店/ 鉄道会社/ 航空会社など、様々な業界から発行されるようになったのです。

 

まとめ

最初期は物々交換だったのが、貝殻・家畜 ⇒ 鋳造貨幣 ⇒ 預かり証 (お金) と決済方法がコンパクト化していき、最終的にはクレジットカードの誕生により、お金すら不要で買い物ができるようになりました。

 

決済方法の歴史を少しでも知ると、クレジットカードは本当に凄い歴史的な発明品であることが分かると思います。

 

 

なのでまだクレジットカードを1枚も持ってない人は、試しに何か作ってみるのがいいと思います。

 

初心者にふさわしいカードは、年会費無料カードのTOP5で紹介しています。

 

『カード関連の色々』
スポンサーリンク


ページトップに戻る↑