VIASOカードの還元率を算出する
VIASOカードは一般店や公共料金の支払いだと0.5%の還元率 (1,000円で5円が戻る) にしかなりませんが、ケータイ料金やインターネットプロバイダー料金の支払いだと1.0%、ネットショッピングだと2.0%以上となります。
つまりカード利用の比重をケータイ/ プロバイダー/ ネットショッピングに置くと、還元率も上昇していきます。
ここではVIASOカードのリアルな還元率を具体的に計算していきます。
カードスペックの確認
計算に入る前に、まずはカードのポイント付与の仕組みを確認しておきます。
カード利用で貯まるポイントはVIASOポイントで、累計ポイントが1,000ポイントに到達するとオートキャッシュバック (引落とし口座への自動振込) を受けられます。
キャッシュバック金額は1ポイント=1円で、ポイント獲得レートは以下の3通りがあります。
- 一般利用 (日常の買い物、公共料金など)・・1,000円で5ポイント (0.5%)
- ケータイ/ インターネットプロバイダー/ 高速・有料道路など・・1,000円で10ポイント (1.0%)
- ネットショッピング・・VIASO eショップ経由 (0.5〜10%)+カード利用 (0.5%)
ちなみにカードの年会費は永久無料です。
ネットショッピングのポイント付与
上記の1と2は単純ですが3は少し複雑なので、もう少し詳しく説明します。
多くの人はネットで物を買うとき楽天やYahoo!ショッピング、アマゾン等を利用すると思いますが、これらの通販サイトに直接アクセスするのではなく、VIASO eショップ(三菱UFJ二コス運営のオンラインモール) 経由で各通販サイトへ移動すると、「経由ボーナス」というポイントが獲得できます。
経由ボーナスは通販サイトにより異なりますが、付与率は0.5〜10%となります。
例えば楽天/ Yahoo!ショッピングは1.0%、アマゾンは0.5%です。
また、通販サイトで買い物すると一般利用時と同様に0.5%が貯まるので、「経由ボーナス+0.5%」のポイントが貯まることになります。
つまりeショップ経由の楽天/ Yahoo!ショッピングだと1.5%、アマゾンだと1.0%となるのです。
さらに通販サイトによってはサイトの利用自体でサイト独自のポイント (例えばTポイント) が貰えるので、還元率はもっと上がります。
サイト利用のポイントは楽天が1.0% (楽天スーパーポイント)、Yahoo!ショッピングが1.0% (Tポイント)、アマゾンは主に0〜20% (Amazonポイント) となります。
なので「経由ボーナス+0.5%+サイト利用のポイント」を合わせると、
- 楽天は2.5% (VIASOポイント1.5%+楽天スーパーポイント1.0%)
- Yahoo!ショッピングは2.5% (VIASOポイント1.5%+Tポイント1.0%)
- アマゾンは1.0%〜21% (VIASOポイント1.0%+Amazonポイント0〜20%)
となります。
以上でネットショッピングのポイント付与の仕組みは分かったと思います。
VIASOカードのリアルな還元率を考える!
1ヶ月のカード利用額を5万円、内訳を以下のように想定し還元率を算出することにします。
- 一般利用 (日常の買い物/ 公共料金など) ・・3万円 (0.5%)
- 通信費 (ケータイ/ プロバイダーなど) ・・1万円 (1.0%)
- ネットショッピング (例えば楽天/ Yahoo!ショッピング) ・・1万円 (2.5%)
すると5万円のうち一般利用が60%、通信費は20%、ネットショッピングは20%を占めるので、このときの還元率は「0.6×0.5%+0.2×1.0%+0.2×2.5%で1.0%」となります。
1.0%は可もなく不可もなくの高さですが、カードを通信費とネットショッピングに限定して使うと1.75% (0.5×1.0%+0.5×2.5%=1.75%) にまで上昇します!
VIASOカードの還元率のまとめ
基本の還元率は0.5%と低いですが、ネットショッピングに特化すると爆発的な還元率をたたき出します。
単純な話、楽天やYahoo!ショッピングだと2.5%ですし、その他多数の通販サイトでも2%、3%はクリアします。
それに年会費は永久無料なので、ネットで買い物する習慣が少なからずある人は持ってないと絶対損なカードだと言えます!