ANA JCBワイドゴールドカード
■ 基本区間マイレージに25%が上乗せされる。■ 国内30空港・海外2空港の空港ラウンジサービスあり。■ 最高1億円の海外旅行保険、最高5,000万円の国内旅行保険が自動付帯■ さらに最高1,000万円の家族特約 (海外旅行保険) が自動付帯
カードの概要
ANA JCBワイドカードとJCBゴールドカードが合わさったカードなので、ANAマイル収集率が高く、保険内容やその他サービスももの凄く充実しています。
まずANAマイルについてですが、手数料無料で元から10マイルコースとなっていますし、獲得フライトマイルが基本区間マイレージより25%も多いです!
一方、ANA JCBの一般カードだと手数料 (5,500円) を負担しなければ10マイルコースを選べませんし、獲得フライトマイルも10%増しに留まるので、ワイドゴールドカードは明らかにマイルが貯まりやすいのです。
また、各種保険の補償額は全般的に高額で、特に海外旅行保険に至っては最高1億円、さらに最高1,000万円の家族特約が付帯する奮発ぶりです!
さらに、ANA空港の「免税店10%割引」、航空チケット代が安くなる「ビジネスきっぷ」、ANA国内・国際線の「機内販売10%割引」、ANA国内外の「ツアー5%割引」はもちろん、空港ラウンジサービスやゴールド会員専用デスク等のゴールドカード系の特典も満載です。
また、楽天Edy (電子マネー) だと支払い時だけでなくチャージ時にもマイルが貯まる (200円で合計2〜3マイル) ので、Edyを積極活用すればより効率的にマイルが集まります!
なので徹底的にANAマイルを集めつつ、保険やその他特典も充実させておきたい人に最適なカードと言えます。
年会費
年会費は15,400円(税込)とかなり高額です。
しかし当カードはANA JCBワイドカード (税込7,975円) とJCBゴールドカード (税込11,000円) の2枚の特典が備わっているので、実質的には3,575円の年会費を節約できています。 (15,400円-7,975円-11,000円)
一方、家族会員の年会費は4,400円(税込)、ETCカードの年会費は無料となります。
ブランドはJCBです。
基本ポイントプログラム
カード利用1,000円ごとにOki Doki ポイントが1ポイント貯まり、このポイントをマイルに移行する形でANAマイルが獲得できます。
移行レートは、「1ポイント ⇒ 10マイル」で、還元率は2.0% (10マイル×2円÷1,000円)となります。
また、マイル移行のコースには、マイルコース (マイル自動移行コース) とマルチコース (マルチポイントコース) の2種類が用意されています。
- マイルコース:通常獲得ポイントが自動的にマイルに移行される。
- マルチポイントコース:自動移行はされず、必要に応じてポイントやマイルとして使える。
どちらのコースを選んでも手数料は発生しないですが、Oki Doki ポイントとして使うと還元率は0.5%程度にしかならないので、マイルコースで自動的にマイル化するのがおすすめです!
それと当カードには「JCB STAR MEMBERS」というボーナス特典が付いてるので、カードの利用状況によっては獲得ポイント数が上がります!
年間利用額 | ポイントアップ率 |
前年50万円以上 (スターβ) | 当年の獲得ポイント10%UP |
前年100万円以上 (スターα) | 当年の獲得ポイント20%UP |
ただしボーナス分のマイル移行レートは、1ポイント=一律3マイルとなりますし、マイルコースとマルチポイントコースのどちらを選んでも、自力でマイル移行手続きを行なう必要があります。
ボーナスマイル
当カードのボーナスは以下の3つです。
対象 | ボーナス |
入会ボーナス | 2,000マイル |
毎年継続ボーナス | 2,000マイル |
フライトボーナス | 通常フライトマイルに25%が上乗せ |
入会ボーナスはカードを作ると付与され、毎年継続ボーナスは年会費を支払った月の末日に付与されます。
また、フライトボーナスと通常フライトマイルを合わせると、「区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×125%」のマイルが貯まります。
かなり豪華なボーナスマイルですが、特にフライトマイルの25%アップはかなり凄いです!
例えば東京 ⇔ ホノルル (ハワイ) の往復の区間基本マイレージは7,662マイルなんですが、当カードがあると1.25倍 (9,577マイル) 貯まるので、差し引き1,914マイルも余分に貰えるのです。
1マイルは約2円の価値なので、円換算では3,828円もお得となります。
あるいは東京 ⇔ パリの往復の区間基本マイレージは12,388マイルなので、その25%に当たる3,096マイル (6,192円相当) が余分に貰えます。
つまりフライト距離が長いとか、フライト回数が多い人ほど25%アップは強力に働くのです!
ANAカードマイルプラス加盟店
ANAカードマイルプラス加盟店でカードを使うと、OkiDokiポイントとANAマイルの2つが同時に貯まります!
マイル付与率は100円毎に1マイル、または200円毎に1マイルです。
つまり利用1,000円に対し、20マイル (還元率4%) または15マイル (還元率3%) が貯まるので本当に凄いです!
家族でマイルが合算できる!ANAカードファミリーマイル
ANAカードファミリーマイルとは、家族の人がそれぞれ貯めたマイルを家族間で共有 (合算) できるサービスのことです。 (登録料は無料です)
ファミリーマイルで交換可能な特典は以下のものです。
- ANA国内線特典航空券
- ANA国際線特典航空券
- ANA国際線アップグレード特典
- 提携航空会社特典航空券
- ANA SKY コイン
上記以外の特典には使えませんが、大半の人はこの5つのどれかに換えると思うので、実質的に交換に不便はありません。
航空機の利用回数が少ないとなかなかマイルは貯まりませんが、家族の力を合わせるとすぐ集まるので、もしANAカード (券面に「ANACARD」の記載があるカード) を使ってる家族の人がいれば、ぜひ当サービスを活用してほしいです。
ANA QUICPay+nanaco
「ANAスキップサービス」「QUICPay」「nanaco」の機能が1つになった、航空機の翼をモチーフにした電子マネーのことです。
ANA JCBカード所有者限定のサービスなので、上記3サービスのうち1つ以上を使う人におすすめです。
ANAスキップサービス | ANA国内線で事前に予約・購入・座席指定を済ませた人が空港で搭乗手続きをせず、保安検査場または搭乗口でタッチするだけで搭乗できるサービス |
QUICPay | 後払い型 (ポストペイ) 電子マネーのことで、Oki Doki ポイント (1,000円で1ポイント) が貯まります。
コンビニ/ ガソリンスタンド/ スーパーマーケット/ 総合百貨店など、幅広い店舗で使えます。 |
nanaco | 前払い型 (プリペイド) 電子マネーのことで、nanacoポイント (200円で1ポイント) が貯まります。
全国のセブン&アイグループ各店 (セブン・イレブン/ イトーヨーカドー/ ヨークマーク/ デニーズ等) を中心に使えます。 |
その他の電子マネー
ANA QUICPay+nanacoだと3つの電子マネーをひとまとめにできますが、以下の電子マネーに関しては個別に持つことが出来ます。
- 楽天Edy (一体型)
- QUICPay (分離型/ おサイフケータイ)
- PiTaPa (分離型)
どの電子マネーも年会費、発行手数料は無料です。
ただしPiTaPaに関しては年に一度も利用がない場合は、維持管理料として1人当たり1,100円(税込)が取られます。
その他の重要サービス
- ANA国内線エコノミークラス利用でも、ビジネスクラス専用カウンターでチェックインが可能
- ANAグループ空港免税店で10%割引
- ビジネスきっぷ (ANAカード会員専用の割安運賃/ 全路線対応の、当日の予約・変更サービス)
- ANA国内線/ 国際線の機内販売10%割引
- 空港内店舗『ANA FESTA』10%割引
- ANA国内ツアー (ANAスカイホリデー)、ANA海外ツアー (ANAハローツアー、ANAワンダーアース) 商品5%割引
- IHG・ANA・ホテルズグループジャパン宿泊5%割引 (ベストフレキシブル料金が対象)
- IHG・ANA・ホテルズグループジャパンの朝食無料&ウェルカムドリンクサービス (国内限定)
- ショッピングサイト「ANAショッピング astyle」で7%割引
- 楽天Edyのチャージ200円につき1マイル
- さらに楽天Edyの支払いでも、200円につき1〜2マイル
- オンラインモール『ANAマイレージモール』経由のボーナスマイル
(楽天市場: 200円毎に1マイル、Yahoo!ショッピング: 300円毎に1マイル)
付帯保険
- 最高5,000万円の国内航空傷害保険 (自動付帯)
- 最高5,000万円の国内旅行保険 (自動付帯)
- 最高1億円の海外旅行保険 (自動付帯5,000万円+利用付帯5,000万円)
- 最高1,000万円の海外旅行保険家族特約 (自動付帯)
- 最高500万円のショッピング保険 (国内・海外・90日間有効)
- 最高4万円の国内・海外航空機遅延保険 (自動付帯)
- 最高1,000万円のライフアクシデントケア
が付帯します。
基本的に保険はカード保有だけで補償対象となる"自動付帯"なので、万一の時は保険を申請しやすくなっています。
また、海外旅行保険に関しては旅行費用 (宿泊費用・公共交通機関代金など) をカードで支払えば最高5,000万円 (利用付帯) が上乗せされるので、補償額は最高1億円となります!
さらに海外旅行保険には家族特約が付いてるので、家族カードを非保有の家族の人たちも保険を受けられます。
それとショッピング保険は国内外のJCB加盟店でカード購入すれば適用されるので、実質世界の大半の店舗で補償を受けられますし、補償額も申し分なしです!
また、当カードには国内と海外で有効な航空機遅延保険が付帯します。
この保険は、
- 目的航空便の遅延・欠航が原因で余分な宿泊・食事が必要となった
- 手荷物の遅延・紛失が原因で余分な生活用品の購入が必要となった
場合に、それらの費用の一部または全額の補償のために利用できます。
保険の種類 | 補償額 | 補償対象 |
乗継遅延費用保険金 | 最高2万円 | 遅延航空便の実際の到着時刻から4時間以内に代替便を利用できなかった場合 |
出航遅延費用等保険金 | 最高2万円 | 出航予定時刻から4時間以内に代替便を利用できなかった場合 |
寄託手荷物遅延費用保険金 | 最高2万円 | 到着後6時間以内に手荷物が届かず、かつ到着後48時間以内に購入した場合 |
寄託手荷物紛失費用保険金 | 最高4万円 | 到着後48時間以内に手荷物が届かず、かつ到着後96時間以内に購入した場合 |
さらにライフアクシデントケア (犯罪被害傷害保険、空き巣被害見舞金) という保険も付帯します。
犯罪被害傷害保険 | 空き巣被害見舞金 |
(対象) |
(対象) |
(補償内容)
※死亡後遺障害は本会員のみ、それ以外は本会員と家族会員が対象 |
(補償内容) |
GOLD Basic Service
当カードはJCBゴールドカードの機能が付いてるので、GOLD Basic Service (ゴールド・ベーシック・サービス) を利用できます。
このサービスがあると旅行関連代金の割引や旅行をより快適にするサポートなどを受けられます。
以下はGOLD Basic Serviceの中軸を担うサービスです。
各種割引・サポート | 内容 |
国内宿泊オンライン予約 |
JCBトラベル提携オンライン予約サービスでJTBの「国内宿泊オンライン予約」を予約し、当カードで旅行代金を支払うと、Oki Dokiポイントが5倍になります。 |
海外ホテルオンライン予約 |
JCBトラベル提携オンライン予約サービスでアップルワールドまたはJHCの「海外ホテルオンライン予約」を予約し、当カードで旅行代金を支払うと、Oki Dokiポイントが12倍になります。 |
手荷物無料宅配券(片道)サービス |
JCBトラベルデスクにて5万円以上の海外パッケージツアーを申込み、当カードで旅行代金を支払うと、手荷物無料宅配券片道分 (空港から自宅) 1枚が贈呈されます。 |
空港ラウンジサービス |
国内の主要30空港 (成田国際/ 羽田/ 伊丹/ 関西国際/ 福岡など) やハワイ・ホノルル国際空港の空港ラウンジを年中無休・無料で利用できるサービスです。
ドリンクサービスや雑誌・新聞の閲覧サービスも用意されています。 |
ハーツレンタカーサービス |
世界屈指のレンタカーサービス「ハーツレンタカー」の利用代金が割引かれます。 |
JCBゴールド チケットサービス |
演劇、コンサート、歌舞伎などの良席保証・特典付チケットの案内が毎月届きます。 |
JCBゴールド グルメ優待サービス |
全国の対象店舗にて、飲食代金の割引が受けられます。 |
ゴールド会員専用デスク |
ゴールド会員専用の通話料無料のデスクで、カードに関する全般的な問い合わせに対応 |
詳しくはJCBゴールドカードのGOLD Basic Serviceを参考にして下さい。
総合評価
ANA側とJCB側のほぼすべてのサービスを受けられる、コストパフォーマンスに優れたカードです!
15,400円(税込)の年会費は一見高い気がしますが、海外旅行保険に家族特約が付いてたり、空港ラウンジサービスがあったり、ANA空港免税店が10%割引になったり、フライトマイルが25%増しになったりするので、年会費はむしろ安いぐらいです。嬉
さらに手数料免除で10マイルコースが用意されてたり、楽天Edyでチャージマイルが貰えたりするので、旅行時だけでなく普段でもカードの恩恵を受けられます。
爆発的にANAマイルが貯まるJCBのゴールドカードが欲しい人に絶対おすすめです。
カード基本情報
カード発行会社 | ANAとJCBが提携発行 | |
---|---|---|
初年度年会費 | 15,400円(税込) | |
翌年以降年会費 | 15,400円(税込) | |
提携ブランド | JCB | |
利用限度額 | 個別に設定 | |
チャージ時にポイント付与 | Edy | |
ETCカード | 初年度年会費 | 無料 |
翌年以降年会費 | 無料 | |
発行手数料 | 無料 | |
支払い方法 | 1回/ 2回/ ボーナス1回/ リボ払い/ 分割払い | |
支払日 | 15日締め/ 翌月10日払い | |
申込資格 | 20歳以上で本人に安定継続収入のある人(学生は不可) | |
リボ手数料 | 実質年率13.20〜15.00% | |
キャッシング金利 | 実質年率15.00〜18.00% | |
家族カード | 初年度年会費 | 4,400円(税込) |
翌年以降年会費 | 4,400円(税込) | |
申込資格 | 本会員と生計を同一にする配偶者・親・子ども (高校生を除く18歳以上) | |
家族ETCカード | 初年度年会費 | 無料 |
翌年以降年会費 | 無料 | |
発行手数料 | 無料 |
ポイントプログラム
プログラム名 | Oki Doki ポイント |
---|---|
ポイント付与レート | 1,000円毎に1ポイント |
ポイントの使い道 |
基本的にANAマイルと交換
1ポイント⇒10マイル |
ポイント有効期限 | Oki Doki ポイント:2年ANAマイル:3年 |
標準還元率 | 5マイルコース:1.0%2.0% |
入会特典 | 2,000マイル |
ボーナス特典 | 毎年継続ボーナス:2,000マイルフライトボーナス:通常フライトマイルに+25% |
「JCB STAR MEMBERS」
前年50万円以上の利用 ⇒ 当年の獲得ポイント+10%
(ただし加算分は、1ポイント=一律3マイル) |
|
「ANAカードマイルプラス加盟店」
Oki Doki ポイントとANAマイル (100円毎に1マイル、または200円毎に1マイル) の2つが同時に貯まります。 |
|
その他サービス |
『ANA側の特典』
|
『JCB側の特典 (GOLD Basic Service)』
|
付帯サービス
国内旅行保険 | 付帯条件 | 自動付帯 |
---|---|---|
死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 | |
入院費用 | 日額5,000円 | |
手術費用 | 最高20万円 | |
通院費用 | 日額2,000円 | |
国内旅行保険家族特約 | - | |
海外旅行保険 | 付帯条件 | 自動付帯、または利用付帯 |
死亡・後遺障害 | 最高1億円 (自動付帯: 5,000万円、利用付帯: 5,000万円) | |
傷害治療 | 最高300万円 (自動付帯) | |
疾病治療 | 最高300万円 (自動付帯) | |
賠償責任 | 最高1億円 (自動付帯) | |
救援者費用 | 最高400万円 (自動付帯) | |
携行品損害 | 最高50万円 (免責3千円) (自動付帯) | |
海外旅行保険家族特約 | 付帯条件 | 自動付帯 |
死亡・後遺障害 | 最高1,000万円 | |
傷害治療 | 最高200万円 | |
疾病治療 | 最高200万円 | |
賠償責任 | 最高2,000万円 | |
救援者費用 | 最高200万円 | |
携行品損害 | 最高50万円 (免責3千円) | |
航空機遅延保険 (国内・海外) | 付帯条件 | 自動付帯 |
乗継遅延 | 最高2万円 | |
出航遅延 | 最高2万円 | |
手荷物遅延 | 最高2万円 | |
手荷物紛失 | 最高4万円 | |
ライフアクシデントケア | 種類 | 犯罪被害傷害保険 |
死亡・後遺障害 | 最高1,000万円 | |
入院費用 | 日額7,500円 | |
手術費用 | 最高30万円 | |
通院費用 | 日額5,000円 | |
ライフアクシデントケア | 種類 | 空き巣被害見舞金 |
見舞金 | 5万円 (年1回が限度) | |
ショッピング保険 | 年間補償額 | 最高500万円 |
自己負担額 | 3,000円 | |
補償期間 | 90日間 | |
ネットセーフティ |
『JCBでe安心』
ネットショッピングで他人にカードを不正利用された請求の取り消し | |
ロードサービス | - | |
その他 |
『紛失・盗難保険』
万一カードが不正使用された時、届出日から60日前にさかのぼり、それ以降の損害額をJCBが負担 |