JR九州の3つのポイント制度が、2017年7月からJRキューポに統合される件
JR九州利用の皆さんに朗報です!
JR九州の発表によると、JQポイント/ SUGOCAポイント/ eレールポイントという3つのポイントが、2017年7月から「JRキューポ」という新しいポイント制度に統合される予定とのことです。
この統合が実現すると、ポイント (JRキューポ) の利便性が格段に向上するので、JR九州利用者にはメリット満載のシステムが始まることになります。
とここで、この新システム開始が具体的にどのように"ポイント利便性の向上"に繋がるのかについて、少し解説します。
まず従来の3つのポイント制度の内容を確認します。
JQポイントはJR九州系のクレジットカード (JMB JQ SUGOCAやJQ SUGOCA、JQ CARDセゾン等) 利用200円につき、1P (ポイント) が貯まります。
そして100Pが貯まると、100円分のSUGOCAにチャージ (移行) できます。
また、SUGOCAポイントは電子マネーSUGOCAの利用200円につき1Pが貯まり、100P単位で100円分のSUGOCAにチャージできます。
(前述3枚のクレジットカードはSUGOCA機能が付いてます)
一方、eレールポイントはJR九州運営の列車予約サービス (ネット) 利用で貯まります。
ポイント付与率は、JR九州内完結の切符購入だと100円につき1P、山陽・東海道新幹線(博多〜東京)の切符購入だと200円につき1Pとなります。
ポイントは1P単位でJQポイント1Pと交換できます。
ここで従来の各ポイントの使い道を単純化すると、次のようになります。
- JR九州系カードを利用:JQポイント ⇒ SUGOCA
- JR九州系カード内蔵のSUGOCAを利用:SUGOCAポイント ⇒ SUGOCA
- 列車予約サービスを利用:eレールポイント ⇒ JQポイント ⇒ SUGOCA
つまりどのポイントも最終的には電子マネーSUGOCAにチャージできるのです。
しかしそれを実行するにはJQポイントとSUGOCAポイントは1回の、またeレールポイントにいたっては2回のポイント交換の手間が発生します!
これって物凄く不便だと思いませんか?
しかしこれら3つのポイントがJRキューポに統合されることで、カードショッピングでも、SUGOCA利用でも、切符のネット購入でも、どのシーンでも1種類のポイント (JRキューポ) が貯まり、上記の煩わしい交換の手間は完全になくなるのです!嬉
また、ポイント失効者 (有効期限切れ) が大幅に減るというメリットもあります。
JQポイントとSUGOCAポイントの有効期限は共に獲得月 (日) の翌年度末(3月末)までで、しかもこの両ポイントの最低交換数は100Pとやや基準が高いので、これらポイントを普段あまり使わない人にとっては失効の可能性を大いに含んでいます!
(eレールポイントは1P単位で交換可能なのでまだ大丈夫)
しかしJRキューポ導入後は、従来なら3つに分散されてたものが、1つのポイント (JRキューポ) として集約するので、ポイント失効者が大幅に減るのです。
一方、JRキューポ導入に対する懸念も少なからずあります。
それはJRキューポの有効期限と利用可能なポイント数です。
この2点の情報は現時点 (2017年1月) ではまだ不明ですが、もし有効期限が1年とか短く、利用可能なポイント数が100P単位とかだと、せっかくの統合も台無しです!
とは言えこの2点は2017年7月近くにJR九州が公式発表するはずなので、現時点では「JR九州系ポイントの利便性が格段に上がる!」と前向きに理解しておけばいいと思います。
以上、JQポイント/ SUGOCAポイント/ eレールポイントのJRキューポへの統合の話でした。
ちなみにJR九州や福岡市地下鉄・西鉄電車・西鉄バス等の利用者は、以下のカードを持ってると何かと便利です!
■JMB JQ SUGOCA
カード特典として、九州〜関西方面の特急料金・グリーン料金の割引切符「eきっぷ」「e早特」を購入できます。
また、SUGOCAチャージと利用の両方でポイントが貯まります。(ポイント2重取り)
2重取りにより、ポイント還元率が2倍 (1%) にアップします!