保存食の携帯おにぎり(五目おこわ)を、熱湯・備蓄水の2通りで食べ比べてみた

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意外と旨い!水だけで食べれる尾西の携帯おにぎりを実際に食べた感想、熱湯・常温水での食べ比べあり

備蓄食料と言えば缶パンを思い浮かべがちですが、実はご飯系保存食というのもあります。

 

 

地震・台風などの緊急時の食事は、究極的にはエンタメ要素は不要で、単純にエネルギー (カロリー・栄養) 補給できれば十分なわけですが、缶パンだけでなく、ご飯系保存食もあると、バリエーション的により満足な食事環境となります。

 

 

 

 

しかしご飯系保存食は、開封するだけで食べれる缶パンとは違い、袋記載の作業 (水を指示量注ぐ) をこなして、初めて食せる状態になります。

 

 

また、僕個人の意見としては、ご飯系保存食は缶パン以上に味の良し悪しが分かれそうですし、注水作業を一度経験しておくと、いざという時 (急ぎの時)、説明書きの熟読なしで、直ちに作業に取り掛かれます。

 

 

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そこで今回、「お湯または水を注ぐだけで食べれる尾西の携帯おにぎり」というご飯系保存食を例に、それが食べれる状態になるまでに経る作業や、美味しいマズいのリアルな感想を紹介します。

 

 

尚、ご飯系保存食の多くは、お湯・常温水の双方に対応してるので、美味しいマズいの評価は、双方個別に行います。

 

 

(保存食は色々流通してますが、少なくとも開封・注水の手順はほぼ共通してるので、当記事の内容は色々なご飯系保存食で参考になります)

 

 

尾西の携帯おにぎりのマメ知識

僕が (アマゾンで) 買った尾西の携帯おにぎりは、「3種類12袋セット(わかめ・鮭・五目おこわ×各4袋)、5年保存食」という内容で、税込2,890円でした。

 

 

そして今回用いるのは、五目おこわ2袋(お湯用・常温水用)です。

 

 

五目おこわの原材料は、もち米(国産)、うるち米(国産)、味付乾燥具材(食用植物油脂、醤油、砂糖、乾燥人参、油上げ、乾燥ごぼう、乾燥しいたけ、こんにゃく、食塩)、調味料(アミノ酸)、参加防腐剤(ビタミンE)等です。

 

 

また、災害時のリアルさを少しでも出すために、常温水は備蓄水を、お湯は備蓄水を携帯ガスコンロで熱したものを使いました。

 

 

 

 

袋の説明によると、お湯だと15分、水だと60分で出来上がります。

 

 

尾西の携帯おにぎりの開封・注水作業の様子

携帯おにぎりの袋を切り口に沿って開封し、中の脱酸素剤を取り除き、袋の口をなるべく大きく開けます。

 

 

すると中に乾燥状態のご飯や色々な具材が入ってることが確認できます。

 

 

 

 

続いて、「このシールをはがすと注水範囲があります」と記載のシールをはがし、注水ラインを明確にします。

 

 

 

(袋は手で支えなくても、自律的に立ちます)

 

 

続いて注水ラインまで水を入れるわけですが、ラインには約59mlという少量で到達するので、ラインの大幅超えを防ぐために、少しずつ注水します。

 

 

(感覚的に)僕は20ml程入れ過ぎたので、米や具材の流出に気を付けつつ、そのオーバー分を捨てました。

 

 

しかし災害時はその廃液に溶けた (含まれた) 栄養分さえも大切なので、なるべくオーバーしないよう、ゆっくり注水しましょう!

 

 

(と話を作業に戻し、)注水後の米・具材はこんな感じになります。

 

 

 

(水を注いだだけなので、米・具材が単に湿っただけですが、、)

 

 

注水完了後、袋のチャックをしっかり閉め、袋を上下に (20回程) 振ったり、軽くもんだりし、水を米・具材に満遍なく浸透させます。

 

 

(お湯投下の袋の方はヤケド予防のために、注水時や上下に振る際は、袋の上部を持つようにしましょう)

 

 

浸透後、お湯の方は15分程、常温水の方は60分程待ちます。

 

 

 

 

(各時間経過後、)袋からおにぎり (状のご飯) を取り出します。

 

 

袋内部の空間はおにぎり状 (三角形状) になっていて、袋の切り取り線に沿う形で、余分な箇所を切り取ります。

 

 

 

 

そして袋の残りを除去すると、見事におにぎりの完成です!

 

 

「これぞおにぎり!」という、綺麗な三角形状にはなりませんでしたが、双方ともまあまあの出来栄えでした。

 

 

(お湯おにぎり)

 

 

(常温水おにぎり)

 

 

備蓄水を用いた、尾西の携帯おにぎりの美味しいマズいの評価

お湯のおにぎり/ 常温水のおにぎりの順に、評価を下していきます。

 

 

■お湯おにぎりの評価

 

原材料通り、完全にもち米・うるち米の食感で、予想以上に五目おこわ (人参・ごぼう・しいたけ等) の味が出てました。

 

 

 

 

食事前は、炊飯器でたまに起きる炊飯ミスのような、粘々したあまり美味しくないデンプンの塊が出来上がるのでは?と一抹の不安がありましたが、実際はかなり美味しく、良い意味で驚きました!

 

 

非常時に食べるご飯としてはまったく文句なしですし、日常食でも余裕で通用するぐらいの美味しさでした。

 

 

これハイクオリティな食感・味であれば、緊急時は (エネルギー補給は勿論、) 楽しく食事でき、体だけでなく心のエネルギー補給にもなると思いました。

 

 

■常温水おにぎりの評価

 

単に備蓄水を投下しただけという背景もあり、常温水おにぎりは一応食べれるレベルだけど、味は度外視なんだろうな〜、、というのが、食事前の予想でした。

 

 

しかし実際に食すと、常温水おにぎりの食感・味はお湯おにぎりに多少劣るものの、それでも予想以上の美味しさでした!

 

 

 

 

前者は冷めてこそいましたが、五目おこわの味は双方ほぼ互角という感じで、後者を10点とするなら、前者は7.5点ぐらいは付けれると感じました。

 

 

一方、この2.5点差の主な理由は、常温水おにぎりは所々ほんの少しだけ (数十粒に1粒程度) 硬い部分があったことです。

 

 

お湯おにぎりは全体的にモチモチしてましたが、常温水おにぎりはこの硬い部分の存在により、全体的にモチモチしてたとは言えませんでした。

 

 

とは言え冷水注入だけで作れる非常食として考えると、常温水おにぎりもそこそこ満足なレベルだと僕は感じました。

 

 

 

今回は尾西の携帯おにぎりの五目おこわを例に、ご飯系保存食のレビュー・評価を行いました。

 

 

しかしそういったレビュー・評価は、各人の備蓄保存食の種類により大きく異なります。

 

 

なので余裕があればぜひ一度、自分の保存食を少し食べ、実際に自分がどう感じるかを確かめてみましょう!

 

 

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