電車料金は現金(切符)よりも、Suica・PASMO等の電子マネーの方が安い!

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電車にそこそこ乗る人は、切符ではなくICカードにて少しでも安く乗ろう!

電車の乗り方には、切符(現金)・電子マネー(ICカード)・定期券・回数券などの方法があり、電車で通勤・通学してる人の多くは、定期券やICカード (Suica・PASMO等) を持ってる傾向にあります。

 

 

一方、電車にあまり乗らない人や、ある程度は乗るけど、通勤・通学者のように日常的に利用する路線区間はない人の多くは、定期券・ICカードではなく切符を買うと思います。

 

 

もちろん乗車頻度が低かったり、頻度の高い特定路線がない場合は定期券は不要ですが、一方でICカードの存在を無視するのはかなり愚かです!

 

 

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なぜならまったく同じ区間の、切符利用時とICカード利用時の運賃を比べた場合、ICカードの方が数円安く収まることが多いからです。

 

 

例えば以下は「小田原〜新宿」「横浜〜渋谷」「東京〜池袋」の、利用鉄道がJR時と私鉄時の、切符利用時とICカード利用時の運賃と、その差額をまとめたものです。

 

区間 切符(現金) ICカード 差額
小田原 ⇔ 新宿 (小田急線) 880円 874円 +6円
小田原 ⇔ 新宿 (JR湘南新宿ライン) 1,490円 1,490円 0円
横浜 ⇔ 渋谷 (東急東横線) 270円 267円 +3円
横浜 ⇔ 渋谷 (JR湘南新宿ライン) 390円 388円 +2円
東京 ⇔ 池袋 (東京メトロ丸ノ内線) 200円 195円 +5円
東京 ⇔ 池袋 (JR山手線上野方面) 200円 194円 +6円
 

 

小田原〜新宿間 (湘南新宿ライン) に差額はないですが、残り5つはICカードの方が2〜6円安いことが分かります。

 

上記は全国に無数にある区間のほんの一例ですが、こんな感じでICカードは切符よりも安く設定されてるのです。

 

 

「なんだ、乗車1回当たりの差額はわずか数円だから、頻度の少ない自分は別に切符でいいや!」と判断してしまうのはあまりよくありません。

 

もちろん頻度が年数回なら切符でもいいですが、その少なさの度合いが例えば月4回 (2往復) とかだと、年間50回ぐらいの乗車になり、気づけば差額累積が結構大きくなってたりします。

 

 

仮に切符1枚がICカード利用よりも平均5円高いとすると、年間50回で250円もの差が出てますし、10年・20年と切符を使ってると、2,500円・5,000円という感じで割高になっていきます。

 

このように定期券は必要ないけど、極端に乗車頻度が少ないわけではない人は、やはりICカードを使うべきなのです!

 

【⇒ 関連:通勤定期券を極限まで安く買う方法】

 

ICカードはたった1枚で、全国の改札を通過できる便利さがある!

ICカード (以下の10種類) は切符より安い以外に、全国のほぼすべての駅改札をカード1枚で楽々通過できるメリットがあります。

 

  • JR各社のICカード・・Kitaca(北海道)/ Suica(首都圏・札幌・仙台)/ TOICA(東海)/ ICOCA(関西)/ SUGOCA(九州)
  • 私鉄のICカード・・PASMO(首都圏)/ PiTaPa(関西)/ manaca(名古屋市交通局・名古屋鉄道)/ はやかけん(福岡市交通局)/ nimoca(西日本鉄道)

 

 

 

上記10枚はそれぞれの地域の駅改札を通過できるのはもちろん、10枚それぞれが他の9地域の改札も通過できるので (全国相互利用)、1枚で全国のほぼすべてのJR・私鉄に乗れるというわけです。

 

 

ただし相互利用は出発駅と到着駅が同一地域にある駅のみ可能であり、出発・到着駅がそれぞれ別地域だとできないので、そこは注意が必要です!

 

 

例えばJR(山手線)で東京から池袋に行く場合、この2駅はどちらもSuica地域という、同一地域の駅となるので、この乗車は上記10枚のどのICカードでもOKとなります。

 

 

一方、JRで米原駅 (ICOCA地域) から関ヶ原駅 (TOICA) に行く場合、この2駅は同一地域の駅ではないので、とりあえず米原駅の改札にはどのカードでも入れますが、関ヶ原駅の改札は出れません。

 

もし出るなら、この区間の運賃410円を改札駅員に支払う形になります。

 

 

このようにICカードは出発駅・到着駅が他の地域にまたがると使えないデメリットこそありますが、それでも切符より安いメリットは無視できません。

 

 

ちなみにICカードの初回購入時は、預り金(デポジット)として500円が徴収されます。

 

ICカード利用でたった1回も乗車してないタイミングで500円取られるのは何だか不愉快ですが、このお金はカード返却時に全額返して貰るので一安心です。

 

 

一方、カード返却時に気を付けてほしいのは、カード残高が一定基準を超えてる状態で返却すると、一定額の手数料が取られることです。

 

例えばSuicaカード (記名式のMy Suicaを含む) の返却時、残高が220円以上だと、残高から220円を引いた金額とデポジット500円の合算額だけが返ってき、220円は手数料として飛んでいきます。

 

 

例えば残高1,000円のSuicaカードを駅に返す場合、手数料を除した780円とデポジット500円を合わせた計1,280円だけが手元に戻ることになります。

 

 

一方、残高が220円未満の場合はデポジットのみが戻るので、返却時は500円だけが返ってきます。

 

つまり残高が1円以上ある状態でSuicaカードを返却すると、1円〜220円の手数料が取られるので、返す際は残高が0円になってからにしましょう!

 

 

これはあくまでSuicaカードの話ですが、他の9種類も似たようなものなので、種類を問わず、返却時は残高0円の状態をなるべき意識しましょう。

 

 

そういう意識を頭の片隅に置きつつICカードを使っていくと、切符からICに切り替えたことで浮いたお金が全額、IC利用者の実利になるのです。

 

 

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