共通ポイントの基礎知識 (仕組み、メリット)

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【完全比較】共通ポイントの仕組みやメリットを徹底解説!

共通ポイントとは、1種類のポイントを複数の企業が共同運営することで成り立つポイントサービスのことです。

 

 

1つのポイントの付与・利用を複数企業間 (異業種の企業含む) で可能にすることで、各企業はより多くの新規客を確保できる体制を作り上げました。

 

 

■共通ポイントの代表格とそれらの特徴

Tポイント、楽天スーパーポイント、Pontaポイント、dポイント、nanacoポイント

  1. 幅広い店舗でポイントの付与・獲得・利用が可能
  2. ネットと実店舗の両方で使える
  3. 1ポイント単位で使える

 

 

そもそもなぜ多数の企業が共通ポイントを採用したかというと、2000年代前半ぐらいまでは順調に伸びてた客数 (新規客) が、2000年代中盤から頭打ちしてきたからです。

 

 

共通ポイント登場以前は1企業1ポイント体制 (特定の1企業でのみ有効なポイント) が主流でしたが、2000年代中盤の頭打ちにより多くの企業が新規客の確保に苦戦し始めたのです!

 

 

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そこでこの苦境を乗り切るために企業が考え出したのが、1種類のポイントを他業種を含む複数企業内で使えるようにし、ポイントの利便性 (使い道) を爆発的に高め、"複数企業"という単位で新規客を確保するという戦術でした。

 

 

そしてこの戦術をいち早く取り入れたポイントサービスが、TSUTAYAやファミマでお馴染みのTポイントでした。

 

 

Tポイントは特定1企業ではなく複数企業 (TSUTAYA/ ファミマ/ ガスト/ ENEOS等) に付与権限がありますし、逆に互いの店舗で使えるので、この利便性抜群のTポイントは1企業1ポイント体制しか知らなかった一般消費者の多くから支持され、ポイント業界のトップに一躍躍り出たのです!

 

 

とここで共通ポイントについて疑問に思いがちなことは、

 

「例えばファミマで得たTポイントがTSUTAYAで利用された場合、現金が入ってこないTSUTAYAはポイントの使われ損にならないのか?」

 

という考え方です。

 

 

もちろんこの一場面だけ切り取るとTSUTAYAはポイントの使われ損ですが、大きい視点で考えるとTSUTAYAはTポイントの参加企業でいる方がメリットが大きいのです!

 

 

なぜならTポイント収集者の一部が必然的にTSUTAYAの新規客になるからです。

 

 

例えばTポイントを集めてる人がDVDを借りようとし、近所にTSUTAYA (Tポイント参加) とゲオ (非参加) がある場合、その人はTポイント非参加のゲオではなく、参加企業のTSUTAYAを選ぶ可能性が高くなるからです。

 

 

あるいは他のTポイント参加企業 (ファミマ/ ガスト/ ENEOS等) の客がTポイントつながりで、TSUTAYAの新規客になってくれる可能性が大いに出てくるからです。

 

 

つまり共通ポイント導入の企業は、ポイントの使われ損 (小さいデメリット) を打ち消して余りあるほど多くの新規客を他企業経由で得られている (大きいメリット) のです!

 

 

そしてTポイント成功の様子を見ていた非参加企業たちも、楽天スーパーポイント、Pontaポイント、dポイント、nanacoポイント・・というふうに、相次いで共通ポイント集団を形成していったのです!

 

 

ちなみに業界が被る企業同士が同じ共通ポイントに参加することはあまりありません。

 

(例えばコンビニ大手であるファミマはTポイントですし、セブンイレブンはnanacoポイントです)

 

 

この理由は超単純というか当たり前の話で、自企業 (例えばファミマ) が同業界のライバル企業 (セブンイレブン) に客を送ってしまう可能性を極力ゼロにするためです。

 

五大共通ポイントの特徴を知ろう!

企業に新規客を呼び込む共通ポイントですが、僕たち一般消費者視点では異業種の複数企業で1種類のポイントを収集・利用できるメリットがあります。

 

 

そしてこれからの時代、僕たちの生活に共通ポイントがより深く関わってくることは確実なので、代表的な共通ポイントの概要ぐらいは今のうちに知っておくべきです!

 

ということで、ここからは共通ポイントの大御所 (以下の5種類) のおおまかな特徴の解説をします。

 

 

■共通ポイントの代表格

Tポイント、楽天スーパーポイント、Pontaポイント、dポイント、nanacoポイント

(各ポイントの詳細については、記事途中に出てくる別ページを参考にして下さい)

 

 

以下の表は5種類の共通ポイントの概要を極限まで凝縮したものです。

 

 

(スマホの人は横スクロールが可能)

 
T 楽天 Ponta d nanaco
主要店舗 ファミマ、
TSUTAYA
サークルK、
ミスド
ローソン、
ゲオ
ローソン、
マクドナルド
セブンイレブン、
イトーヨーカ堂
主要サイト
(ネット)
Yahoo!関連 楽天関連 ポンパレモール dマーケット オム二7
代表クレジット
カード
ファミマTカード 楽天カード JMBローソン
Pontaカード
dカード セブンカード・
プラス
店舗のポイント
還元率
1.5〜4% 2% 1.5% 2〜5% 1.5%
ネットのポイント
還元率
5.5%以上 5%以上 3.5%以上 2%以上 1%

 

 

まずTポイントの利用・収集ができる店舗として真っ先に思いつくのは、店舗だとファミマやTSUTAYAですし、サイト (ネット) だとYahoo!ショッピングやLOHACOになります。

 

 

なのでこられ店舗やYahoo!ショッピング利用者はぜひTポイントを積極利用してほしいのですが、その際に役立つのがファミマTカードです!

 

 

なぜならカード保有者は非保有者よりもTポイントがファミマで3.5%、TSUTAYAで1%も多く貯まるからです。

 

 

また、Yahoo!ショッピングはカード非保有者は1%が基本ですが、「ファミマTカード利用で+0.5%」「5日・15日・25日に買い物で+2%」「アプリ版のYahoo!ショッピングで買い物で+2%」なので、物凄くポイントが貯まりやすくなっています!

 

【⇒ Tポイントの貯め方・使い方・加盟店を極める!を見る】

 

 

続いて楽天スーパーポイントの主な利用・収集店舗はサークルKやミスタードーナツが該当しますし、ネットだと楽天運営サービス (市場・旅行・書籍・日用品・格安SIM、Edyチャージ等々) になります。

 

 

そしてこられ店舗・楽天系でポイントを貯めるなら、楽天カードは相当役立ちます。

 

 

楽天カード保有者は非保有者よりも上記店舗・ネットでポイントが1%多く貯まります!

 

【⇒ 楽天スーパーポイントの貯め方・使い道・加盟店を極める!を見る】

 

 

また、Pontaポイントはローソン、ゲオ等の店舗やポンパレモール等のサイトで利用・収集が可能になります。

 

 

基本的にPontaポイントはクレジットカードではなくポイントカード (Pontaカード) で貯めることを当サイトでは推奨してますが、仮にクレジットカードで貯めるとしたらJMBローソンPontaカードVisaが最もおすすめです!

 

 

なぜなら当カードでローソンの支払いをすると、2%もポイントが貯まるからです!

 

 

また、ポンパレモールは"最もポイントが貯まる総合ネット通販"というスローガン通り、誰でも3%以上のPontaポイントが貯まります。(JMBローソンPontaカードVisa利用者は3.5%以上)

 

【⇒ Pontaポイントの貯め方・使い道・加盟店を極める!を見る】

 

 

dポイントはローソン、マクドナルド各店やドコモ運営のdマーケット等で利用・収集を行えます。

 

 

ポイントはdポイントカード (ポイントカード) やdカード (クレジットカード) などで集められますが、ガッツリ集めたいならdカードを選びましょう!

 

(ローソン、マクドナルド等でdポイントカードだと1%、dカードだと2%が貯まります)

 

 

また、dマーケットのコンテンツ購入 (ゲーム・アニメ・映画・音楽など) をdカードで行っても2%が貯まるので、コンテンツ購入者もしっかりポイント活用しましょう!

 

【⇒ dポイントの貯め方・使い道・加盟店を極める!を見る】

 

 

nanacoポイントは他の共通ポイントとは違い、ネットでほぼ使えないというデメリットがあります。(オム二7だけが唯一使えるネット通販)

 

 

しかしnanacoポイントは税金の支払いに使えるので、(管理人のように) 税金支払い時は毎回鬱な気分になってしまう人は、ぜひ当ポイントを活用しましょう!

 

 

ポイントはセブンイレブン、イトーヨーカ堂、給油所 (エッソ・モービル・ゼネラル・エクスプレス) などで収集できます。

 

 

そしてポイント収集するなら、nanacoポイントが最も貯まるセブンカード・プラス (1.5%)が絶大な威力を発揮します!

 

 

セブンイレブン、イトーヨーカ堂などの買い物で1.5%のポイントを貯め、そのポイントを買い物や給油の支払い、納税にぜひ使いましょう。

 

【⇒ dポイントの貯め方・使い道・加盟店を極める!を見る】

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