格安SIMや格安スマホの基礎的な知識を分かりやすく解説しています!

このエントリーをはてなブックマークに追加 

格安SIM・格安スマホの超基礎知識

"格安SIM"や"格安ケータイ"の知識は、キャリア (au/ docomo/ SoftBank契約) からの乗換えを考える際に絶対に必要となる知識です。

 

このページではこの2つの言葉の意味を解説しつつ、格安SIMに乗換えた方がいい人と、キャリアSIMに残留した方がいい人のパターン分けを行なっています。

 

 

格安SIMとは?

"SIM"の意味が分かれば、自動的に"格安SIM"の意味も分かります。

 

SIM (SIMカード) とは、ケータイ・スマホ・タブレットなどの通信端末を、そのSIMを扱ってる会社の通信回線にてネット接続させたり、あるいは090/ 080/ 070ナンバーで通話したりするのに必要なICカードのことです。

 

もし端末にSIMが未挿入だと、外出先 (wifiやルーターのない環境下) でネットが使えなかったり、あるいは090/ 080/ 070で通話やSMS (090/ 080/ 070でのメール) ができない等の不便に見舞われます!

 

 

なのでキャリア (au/ docomo/ SoftBank) で購入した端末には、必ずそのキャリアが提供するSIMが差し込まれています。

 

(「え?SIMカードを差し込んだ記憶はないよ!」と思う人も多いでしょうが、端末購入時にショップの店員がSIMの挿入を済ませているので、SIMを目にする機会は少ないです)

 

 

しかしキャリアSIMで問題となるのが、毎月の請求額の高さです!

 

キャリアSIMで端末を利用 (ネット接続/ 通話・メール) すると、基本使用料+パケット定額料だけで毎月5千円以上はかかってしまい、もの凄く不経済です。

 

 

ですがで、人気の格安SIMを徹底比較!(おすすめ順)で紹介している楽天バイルやmineo (マイネオ) などのMVNO (キャリア回線を借りて格安で通信サービスを提供する、キャリア以外の通信会社) が提供するSIMカードにて端末を使うと、

 

  1. 体感の通信速度をあまり落すことなく、
  2. また現在利用中の端末で、
  3. さらに今使っている電話番号のまま (MNP転出する場合)

 

という、キャリア契約時とほぼ同じ状態を毎月2千円以下という安価で維持できてしまうのです!

 

(MNP転出とは現ケータイ番号の他社への持ち出し、継続利用のこと)

 

 

2016年現在でMVNOは170社以上ありますが、どのMVNOを選んでもキャリアSIMよりも大幅に安いので、通信業界の新興勢力であるMVNOが提供するSIMは総称して"格安SIM"と呼ばれるのです。

 

ちなみに格安SIMの代表格は楽天モバイルやmineo以外にも、DMM mobile/ OCNモバイルONE/ BIGLOBE SIM/ U-mobile/ FREETEL SIM/ TONEモバイルなどがあります。

 

 

格安ケータイとは?

MVNOが販売する端末 (ケータイ・スマホ) のことを単純に"格安ケータイ"とか"格安スマホ"と呼びます。(格安ケータイは格安スマホと同義語です)

 

また、"格安ケータイ"と"格安SIM"を混同してるサイトを多数見かけますが、両者は多少意味が異なります。

 

"格安ケータイ"と表現する場合は、MVNO各社が提供する"端末+SIMカード"のセットか、あるいはMVNO提供の"端末自体"のことを指します。

 

一方、"格安SIM"と表現する場合は、MVNO提供の"SIMカード自体"を指します。

 

 

全般的に格安ケータイの端末はキャリアケータイよりも安いですが、それでも数万円はかかってしまいます。

 

なのでキャリアからMVNOに乗換える場合は、できればMVNOで契約するのはSIMカードだけに留め、端末は今使っているキャリア端末を継続利用するのが最も負担が少ないです!

 

 

ただし各キャリア端末 (au/ docomo/ SoftBank) で使える格安SIMは、あらかじめ種類が決まっています。

 

なので、もし自分の使っている端末が契約したい格安SIMに未対応の場合は、格安ケータイと格安SIMの同時購入という形か、あるいはSIMフリー端末 (対応SIMの制限のない端末) の購入 (ヤフオク等) という形での乗換えとなります。

 

とは言え、格安SIMの大半はドコモ回線を利用しているので、ドコモ端末の利用者 (ドコモ契約者) は今持ってる端末でほとんどの格安SIMを使うことができます。

 

ちなみに元docomo契約者の管理人の場合は、mineoのSIMだけを申込み、端末はdocomoのiPhone5s (32GBのシルバー) を引き続き利用しています。

 

 

また、mineoのAプランはau回線を利用しているので、au端末の利用者 (au契約者) はmineoのAプランを選べば新たな端末購入を避けることができます。

 

一方、SoftBank端末に直接対応している格安SIMは存在しないので、SoftBank端末で格安SIMを使うにはSIMフリー端末の購入なりのSoftBank系iPhoneのSIMロック解除なりを行うしか方法がありません。

 

各キャリアに対応する格安SIMは、格安SIMごとの動作確認済スマホはこれ!でまとめて紹介しています。

 

 

格安SIMに乗換えない方が良い人

格安SIMはコスパでキャリアSIMを圧倒するので、基本的には格安SIMに乗換える方がいいのですが、以下のどかれに当てはまる人に限ってはキャリアSIMを使い続けてもいいと思います。

 

  1. 090/ 080/ 070ナンバーで長時間・頻繁に通話する
  2. 通信速度が常時安定していてほしい
  3. キャリアメールを使いたい

 

■090/ 080/ 070ナンバーで長時間・頻繁に通話する

 

各キャリアには共通して、月額2,916円で24時間国内通話し放題のプランや、月額1,836円で1通話5分以内なら何度でも無料 (5分超過分は、30秒毎に20円が発生) となる通話料定額プランが用意されています。

 

一方、格安SIMだと通話開始から30秒毎に20円の料金が取られるので、ケータイ・スマホで通話する機会が多い人にはキャリアSIMの方がベターとなります。

 

 

ただし、月額918円で1通話5分以内の国内通話なら無料の"楽天モバイル"や、月額650円(不課税)で月間通算60分以内の国内通話なら無料の"BIGLOBE SIM"といった格安SIMも登場しています。

 

なので通話の機会が多いからといって、必ずしもキャリアSIMを使い続けないとダメなわけではありません!

 

それにLINE/ スカイプ/ FaceTimeなどのアプリでも無料通話を行なえるので、特にプライベート用のケータイ・スマホの場合だと、"楽天モバイルやBIGLOBE SIM+無料通話アプリ"の併用で十分だと思います。

 

(通話料の割引サービスがある格安SIMと、それらの通話料の比較につていは人気格安SIMの基本料金・通話料などの比較を参考にして下さい)

 

 

■通信速度が常時安定していてほしい

 

キャリアSIMの最大の強みと言えるのが、通信速度の安定感です。

 

格安SIMは通信回線をキャリアから借りてる立場なので、通信速度 (サイト検索/ アプリのダウンロード等) は若干キャリアに劣ります。

 

とは言え体感レベルの差はほとんどないので、通信速度よりも通信速度に制限の出るデータ通信量 (契約時のGB) の方に気を使うべきだと個人的には思います!

 

 

一方、格安SIMは昼時に関しては多少遅いと感じる場合があるので、通信速度を常時安定させておきたい人は、キャリアSIMの方がいいと思います。

 

 

■キャリアメールを使いたい

 

キャリアメールとは、@の後ろがezweb.ne.jp/ docomo.ne.jp/ softbank.ne.jpなどとなっているメールアドレスのことです。

 

格安SIMに移行すると上記アドレスを使えなくなります。

 

 

しかし近年は親しい人とはLINEでやり取りする風潮ですし、何かの申込や登録時にはプロバイダメール (@eonet.jpなど) やフリーメール (Gメール/ ヤフーメールなど) で十分代用が可能です。

 

つまり「090/ 080/ 070で通話しまくる」「昼時に通信速度が若干遅くなるのは嫌」「キャリアメールを使う」のどれか1つ以上に該当する人はキャリアSIMに残留するのがベターですし、まったく該当しない人は積極的に乗換えていくべきだと言えます!

 

 

スポンサーリンク


ページトップに戻る↑