【実体験】目薬は市販薬よりも処方薬の方が遥かに効果が高い!
仕事や趣味で液晶画面 (スマホ・PC・タブレット等) を1日数時間、場合によってはほぼ1日中見てる人はかなり多いと思います。
液晶を見てる時って、一般的には瞬 (まばた) きの回数が大幅に減り、それゆえドライアイや目の痒み・痛み、充血といった症状が出てくることがよくあります。
実は僕はスマホ・PCのヘビーユーザーで、ここ数年上記のような症状に苦しみ、その改善のために約3年ほど (2014年頃〜2017年5月) 市販の目薬を使ってきました。
市販の目薬ってラベルに、"ドライアイ・充血の改善、角膜の回復"などとよく記載されてるので、
「市販薬を使っとけば目の調子は良くなるだろう!」
という軽い気持ちで使い続けました。
しかし2017年5月のある日、目のだるさ・痛みを結構感じたので、近所の眼科医の元を久々に訪ね、
「目がだるいです!日頃から液晶画面を1日8時間ほど見てます!」
ということを伝えつつ、目の検査をしてもらいました。
するとその眼科医から、
「前回視力検査した時 (2012年) の視力は両目とも0.4で、今回 (2017年5月) は両方0.1なので、明らかに悪くなってます!」
「目が結構ドライアイで、かなり疲れ目です。液晶画面を1時間見たら、最低15分は休憩を入れましょう」
「アイケア点眼液0.1% 5mlとソフティア点眼液0.02% 5mlという目薬 (処方薬) を出すので、各薬を1日4回差して下さい!」
と言われました。
「○○という市販の目薬を約3年使ってきて目を保護してきたつもりなんですが、効果はあったのでしょうか?」
と聞いてみると、その眼科医は、
「その目薬も含め、一般的に市販薬は効果はゼロではないけど、出来れば眼科医が出す目薬 (薬局の処方薬) を使う方が効果は遥かに高いです!」
と回答しました。
それに対し僕は、
「市販薬を差すと充血が収まるし、目がスーッと気持ちよくなるので、医学の素人としては目が保護されてる気がするのですが?」
との疑問を投げました。
するとその眼科医は、
「市販薬には血管収縮や目がスッキリする物質が含まれています」
「なので市販薬を差すと、目の状態が改善してるかのような錯覚を感じるが、実際は大して変わってない!」
と回答しました。
要するには僕の目の状態 (視力・ドライアイ等) は市販薬を差す差さないに関わらず、経年により徐々に悪化していたのです。悲
(補足:病的な悪化ではなく、目の酷使とか加齢による悪化です)
目のプロである眼科医にそう言われると仕方ないので、約3年愛用した市販薬をその日から使うのはやめ、代わりにアイケア点眼液0.1%とソフティア点眼液0.02%の2つを使う生活を始めました。
あと、2018年から、"めぐりズム 蒸気でホットアイマスク"という、約40℃の蒸気で目を温めて眼精疲労を解消するタイプのアイケア商品を使い始めました。
すると目やその周辺の血行が良くなったためか、目の疲れを感じる時間は徐々に減ってきました。
【⇒ 関連:めぐりズムの蒸気でホットアイマスクを試したら、眼精疲労が楽になった話】
目薬を処方薬に変えてから、目の状態を現状維持に保てています!
最も最近、目の定期検査を受けたのは2017年7月で、これは2016年5月に前述2つの処方薬を使うようになってから、1年2ヶ月ほど経過した時期に該当します。
この期間中、毎日4回処方薬を差し続けた結果、視力は前回とまったく同じの0.1をキープし、しかもドライアイ等の症状が改善していました!嬉
(眼科医が言うには、) 本来、目は高校生ぐらいから自然に衰えてき、しかも現代人は目を酷使しがちなので、目を正しくケアしないと目の状態は悪化の一途をたどるのです。
しかし僕は処方薬を律儀に差し続けた甲斐があり、33歳という一般的には目が衰えていく時期にもかかわらず、目の状態を悪化させないことに成功したのです。
この成功を喜びつつ、
「この1年2ヶ月をもし市販薬のまま過ごしてたら、視力がさらに低下したり、何か目の病気が発生したりした可能性はあるか?」
と一応尋ねたところ、
「目の病気は分からないが、視力がさらに下がってた可能は十分ありえる!」
「そもそも処方薬は市販薬とは違い、各症状の改善 (角膜回復・ピン調整機能の改善等々) に特化して作られてるので、やはりそれ相応の効果がある!」
との意見が聞けました。
僕のこの事例からも分かるように、目に何か異変を感じたら、自己判断で市販薬を買うのではなく、ちゃんと眼科医の診断を仰ぎ、その眼科医が決めた処方薬にて目を治していきましょう。
そもそも目の異変を専門医に診てもらうことは、「目薬がどうのこうの・・」以前に、(仮にもしあれば) 目の重大な病気の早期発見につながります。
実は僕は2016年5月の来院時に、眼科医から、
「将来的に緑内障になるリスクが少し見られる!」
「しかし緑内障は専用の目薬で予防・治療ができるし、そもそも現時点 (当時32歳) で特に何か治療が必要なわけではない!」
「緑内障を含む目全体の状況を定期的な来院でしっかり把握し、臨機応変に治療していきましょう!」
という診断を受けました。
なので2016年5月以降、約半年間隔で来院してるので、(前述の) 最も最近の来院 (2017年7月) で、
「目の状態を現状維持 (2016年5月の水準) に保てています」
という良好な結果を聞けたのです!嬉
この朗報は、市販薬を使い続ける (=眼科に行かない) スタイルを継続してたら、おそらくなかったはずなので、2016年5月に眼科医に診てもらうという決断を下して、本当に良かったです。
一方、診てもらいに行って、「何の異常もありません!」と診断されたら、「自分の目は比較的健康なんだ!」という安心が買えます。
なので目が変だと感じたら、可能な限り眼科に行きましょう。
処方薬の値段について
最後に処方薬と市販薬の値段 (自己負担額) の違いを、僕の事例を参考に簡単に書いておきます。
まず僕が約3年使ってた市販薬の値段は、1本15mlで450円ほどで、1本で10ヶ月ぐらい分量が持ちました。
一方、処方薬 (ジェネリック、5mlが計8本) は720円で、8本で3ヶ月ほど持ちます。
また、一般的に処方薬は薬局で買うのですが、そうするには眼科医が出す処方箋が必要になります。
僕行きつけの眼科の処方箋は1枚580円なので、処方薬8本の実質的な値段は1,300円です。
つまり月間の目薬代は市販薬は45円 (450円÷10ヶ月)、処方薬は433円 (1,300円÷3ヶ月) となり、処方薬は市販薬の10倍近く高いのです!
【⇒ 関連:市販の目薬は、価格の高低で効果はあまり変わらないという雑談】
とは言え健康、特に目は人体の中でも飛びぬけて重要で、高いと言っても1ヶ月で400円程なので、それを負担する価値は十二分にあるのです。
ということで繰り返しになりますが、目に変調を感じたら市販薬は使わず、なるべく早く眼科医の診断を受け、処方薬にて治療しましょう!
あと、先ほど書きましたが、僕は蒸気のホットアイマスク利用で眼精疲労を感じる時間は徐々に減ってきました。
この辺の話については、めぐりズムの蒸気でホットアイマスクを試したら、眼精疲労が楽になった話を見て下さい。