ヤマダ電機のポイントの仕組みを超リアルに解説!
ヤマダ電機の最大の売りは、販売商品の大半が10%ポイント還元の対象であることです。
(10%還元は現金/ デビットカード/ ヤマダ電機発行のクレジットカードのどれかで決済する場合で、他社発行のクレジットカードだと8%に下がります)
しかもこの10%還元は安めの商品は勿論、高額商品 (パソコン・冷蔵庫・液晶テレビ・エアコン・洗濯機など) にも満遍なく適用されます。
つまりヤマダ電機の10%還元は極めて価値が高いのです!
一方、他社のポイント還元を見ると、例えばジョーシンは一部の商品のみ10%、エディオンに至っては5%止まりで、家電・パソコンは一律1%という低さです。
この比較から分かるように、大半の商品に10%のポイント (ヤマダポイント) を付けるヤマダ電機はずば抜けて凄いのです!
(目次)
ヤマダポイント10%還元の実例
下は液晶テレビの値札で、税別27,800円 (税込30,024円) の右横に緑丸で囲まれた10%という文字が見えます。
値札にこのような記載がしてあれば、税別価格の10%相当のポイントが得られます。
また、10%の下の青色の数字 (2,780) は、商品 (液晶テレビ) の購入で得られるポイント数です。
同じように考えると、以下の商品 (ポット) の還元率は3% (緑丸の数字)、獲得ポイント数は111P (青字) と判断できます。
ここでよく勘違いしがちなのは、ポイント還元は"税込"に対し行われると解釈してしまうことです。
しかし実際は"税別"に対し還元がなされるので、例えば10%還元品の実質の還元率は、9.3%になります。
(税別100円は税込108円なので、10P÷108円で9.3%)
3%還元品だと実質は2.8%です。
出来れば税込でポイント還元してほしいですが、いずれにしても高還元率であることは事実です!
それにポイントは1P単位で即日、ヤマダ電機で使える利便性の高さも魅力です。
ポイント有効期限は、最後にポイント変動 (獲得・利用) があった日からちょうど1年です。
つまり1年に1回でもヤマダ電機で買い物すれば、ポイントは永久に消滅しないということです!
■注目:ヤマダプレミアム会員は何と12%!
プレミアム会員になると、毎月5日・25日はポイントが2%加算、配送時間帯の指定料が無料、1,500円以上で送料無料などの特典を受けれます。
会員だと300円の月会費 (年3,600円) が発生しますが、来店で毎月300Pが貰えるので、実質的に年会費は無料です。
ヤマダポイントに関する注意!
ポイントカードでポイントを貯める場合、最も最近のレシートを見るか、会計スタッフに聞くかしないと、現在のポイント状況 (保有数・有効期限) を確認できません。
以前のポイントカードだと、表面にポイント状況の記載があったので、一目瞭然でしたが、残念ながら現在のカードは未記載です。
しかしポイントカード機能搭載のケイタイde安心 (ヤマダ電機の無料アプリ) をダウンロードすると、アプリでポイント状況を随時確認できて大変便利です。
【⇒ ヤマダ電機のアプリ「ケイタイde安心」の登録・使い方・退会方法を解説!】
ポイント不要の人は、それの代わりに現金値引きが可能!
意外に知られてませんが、ポイント不要の人はポイント還元ではなく、直接的な値引きで対応してもらえます。
先ほどの液晶テレビ (10%還元、税込30,024円) だと、ポイントを辞退すれば、税込1,966円安くするとの回答を店舗スタッフから聞きました。
(この金額が、この液晶テレビの値引上限でした)
もし値引優先だと、このテレビは税込28,058円で購入可能になり、現金値引率は6.5% (1,966円÷30,024円) に落ち着きます。
現金値引はポイント還元よりも3.5% (10%−6.5%) も効率が落ちますが、ヤマダ電機に滅多に行かない人にはポイントは無用の長物なので、それなら直接値引の方が良いと思います!
(補足:現金値引であっても、値引後の税別価格に対し1%が付きます。この例だと259Pが付きます)
オレ流、値切き交渉術!
「家電 値引き」などでググると、
「私は○○の電機屋で□□の方法で極限まで値切き交渉を行った結果、△△円も家電を安く買えました!」
などの武勇伝を書いた記事が多数出てきます。
なので僕もヤマダ電機で極限まで値切き交渉をやってみました。
今回の交渉対象は、既に10%の値引き+1%のポイント還元が提示されてるシャープ製の冷蔵庫です。
実はヤマダ電機は不定期で上記のような大奮発のキャンペーンをやります。
キャンペーン商品 (この冷蔵庫) は既に原価に近い水準で店頭に並んでいるので、一般商品よりも値切き交渉の難易度は遥かに高くなります!
しかしハードルが高いからこそ交渉する価値が出るので、今回、あえて高難易度のキャンペーン冷蔵庫を交渉対象に選んだのです!
とは言え無策に「この冷蔵庫を安くして下さい!」といっても説得力がないので、店内をウロウロしつつ、僕は以下の戦略を考えました。
- まず価格.comの最安値をスタッフに見せ、更なる値引き/ ポイント加算により、なるべく最安値に近づける
- 次にクレジットカード決済で価格.comから得られるポイント数を告げ、最安値のハードルを上げる
- 最後は嫁に登場してもらい、「あと○○ポイントだけおまけして!」という嫁の力技
ここからは僕 (と嫁) とスタッフの交渉のやり取りを、会話形式で紹介します。
僕 「この冷蔵庫欲しいんやけど、税別62,800円 (税込67,824円) で値引10%でポイント進呈やと、具体的にどうなるの?」
スタッフ 「(電卓を取り出し、) はい、税別から-10%で税別56,520円 (税込61,041円) になります。ポイントは56,520円の1%なんで565Pです」
僕 「つまりポイントを現金と見なすと、冷蔵庫の実質価格は60,476円 (61,041円−565円) で間違いない?」
スタッフ 「はい、その通りです!」
僕 「(スマホを取り出し、) 価格.comの最安値は税込53,800円やけど、単刀直入に言えば、何円まで下げれる?」
スタッフ 「(バーコードリーダーみたいな機械を眺めつつ、) う〜ん、この冷蔵庫は既に-10%済なので、正直値引は勘弁して下さい!その代わり3,000P上乗せします!」
(この時点の実質価格は57,476円)
僕 「なるほど、ちなみに僕は還元率2%のオリコカード・ザ・ポイントを常用してるから、もし価格.comで買う場合、1076円相当のオリコポイントが貯まることになる」
僕 「しかしヤマダ電機やと現金決済するから、オリコポイントは一切貯まらない!なのでこの1076円を考慮して、もう少しポイントを弾んでもらえないか?」
スタッフ 「(かなり困った様子を見せつつ) う〜ん、それなら端数分 (476円) のポイントも特別に進呈します!」
僕 「さすがポイント還元の奮発さで他社を圧倒するヤマダ電機さんですね!」
(この時点の実質価格は57,000円)
スタッフ 「それではこの条件で宜しいでしょうか?」
僕 「OKです!(と言いつつ、LINEで嫁を呼ぶ)」
(そして嫁登場、笑)
僕 「冷蔵庫買おうと思うんやけど、いいよな?」
嫁 「価格.comの方がかなり安いって言ってなかった?」
僕 「でもポイント結構奮発してもらったし、良いかな〜と思って!(そして交渉の話を嫁にする)」
嫁 「実質57,000円?価格.comは53,800円やし、もっとポイント付かへんの?」
(そして僕・嫁の2人してスタッフの方を見る)
スタッフ 「上の者と相談してきます!」
(約3分後)
スタッフ 「あと200Pだけ上乗せできます!これがヤマダ電機としての限界です!」
嫁 「それでも実質56,800円やな!それやったら価格.comで買うことにしよ!」
僕 「ま〜そうやな。スタッフさん申し訳ないけど、嫁がそう言ってるし今回はいいですわ!」
スタッフ 「(顔を引きつらせつつ、) 分かりました、、」
このような流れで、61,041円+565Pの冷蔵庫が交渉の結果、最終的に61,041円+4,241Pという好条件になりました。(3,676Pの上乗せ)
交渉はウザがられるぐらい徹底しよう!
値引き・ポイント加算の交渉は徹底的に行いましょう!
その理由として、ポイント保有数・有効期限が一目では確認できないように、ポイントカードが改悪されたからです。(既述)
この改悪により、ポイントのうっかり失効者が増えたことは確実で、その失効分を代わりに僕たちが取り戻す意気込みで交渉に臨むというわけです!
そもそもポイントは現金値引とは違い、会計時点では店舗側は一切の金銭的負担も受けず、そのポイントが後日使われて初めて、店舗は負担を負うことになります。
カード改悪により実際の消費ポイント数は、ヤマダ電機の全来訪者規模で考えると、おそらく総付与数の半分とかで、店舗の負担は実は意外と軽い状態だと思うので、交渉は遠慮することなく、強気にガンガンいきましょう!
■実体験:ヤマダ電機通販のチャットで、極限まで値引き交渉してみた!
ヤマダ電機の通販 (ヤマダウェブコム) では、店舗と同じように値引き交渉を行えます。
(店舗では対人ですが、ヤマダウェブコムだとチャット交渉です)
そこでZenFone SelfieというSIMフリースマホを何かの通販で買いたいと思ってた僕は、そのチャット交渉により、スマホ (ヤマダ電機価格:税込26,762円) がいくら安くなるのかを試してみました。